口にし続けてきた夢を叶えた形だ。「セレッソからオファーを貰うためだけに4年間をやってきた。それしか考えていなかった」。明治大のGK上林豪(4年=C大阪U-18)は、今年1月末に届いたセレッソ大阪からのオファーを二つ返事で快諾した。 奈良県出身の上林が初めてC大阪とかかわりを持ったのは、小学4年生の冬だったという。「エリートクラスのセレクションに行ったときにジュニアチームに誘われました。セレッソは小4になるタイミングじゃないとジュニアに入れないけど、1年遅れで入ることになりました」。そこから片道1時間半をかけて家と練習場を往復する毎日が、高校を卒業するまで続けられることになった。 高卒でのトップ昇格は叶わなかったが、高3シーズンは20シーズンまで参加していたC大阪U-23の一員としてJ3リーグ戦に出場。コロナ禍で高校のリーグ戦の開催が困難となったシーズンで、合計7試合に出場して貴重な経験を積