8月14日、エジプトと同盟関係にある欧米諸国が、同国軍の指導者らに対しモルシ前大統領支持派の強制排除に踏み切らないよう直前まで求めていたことが、外交関係者の話で明らかになった。写真はエジプト軍の車両。カイロで撮影(2013年 ロイター/Amr Abdallah Dalsh) [パリ 14日 ロイター] - エジプトと同盟関係にある欧米諸国が、同国軍の指導者らに対しモルシ前大統領支持派の強制排除に踏み切らないよう直前まで求めていたことが、外交関係者の話で明らかになった。 EUのレオン特使はロイターの電話取材で、モルシ氏の支持母体であるムスリム同胞団が受け入れた政治的な計画があったと説明。「(軍部は)この選択肢を選ぶこともできた」とし、強制排除は不要だったと述べた。エジプト当局への強制排除回避の要請は、排除が開始される数時間前にも行われた。