2015年、世界を揺るがした「パリ新聞社襲撃テロ事件」! イスラムの立場から観た、風刺画問題の核心とは何なのか!? 天上界のムハンマドが、キリスト教文明に対し、怒りの反論! ▽聖なるものを侮辱することは「表現の自由」ではない ▽中東への空爆には正義はあるのか? ▽欧米による人種差別・植民地支配の歴史に反省を迫る 私はイエスの意見も、ムハンマドの意見も聞ける立場にある。 本書を一方的な価値判断の押しつけとは思わず、異文化理解への架橋の書だと思ってほしい。 (大川隆法「まえがき」より) ■■ ムハンマド〔マホメット〕の人物紹介 ■■ 570頃~632年。イスラム教の開祖。メッカのクライシュ族の名門ハシム家に生まれ、青年期には隊商をしていた。25歳で裕福な未亡人ハディージャと結婚し、40歳のときにヒラー山の洞窟でアッラーの啓示を受ける。厳格な一神教を唱え、偶像崇拝を否定したために迫害を受け、メジ