傷害事件で被害にあった女子生徒が通う山口県内の高校に今年度、加害者の少年が入学していたことが、少年を指導・監督している山口保護観察所(山口市)などへの取材でわかった。少女側が同観察所に抗議。少年は被害者側の意向を受けて、入学後は一度も通学していないという。 山口保護観察所などによると、少年は昨年秋、他の少年2人とともに、面識のあった少女の顔を殴るなどして傷害容疑で逮捕された。その後、少年院に送致され、在院中に高校進学を希望して受験。この高校に入学することが決まった。現在は仮退院中という。少年は、少女がこの高校に通学していたことを知らなかったという。 被害者の少女は今年4月、学校に張り出された名簿に少年の名前があるのを見つけて担任らに相談。少女の保護者が「子どもが傷ついている。入学させないように対処して欲しい」として同観察所に抗議した。同観察所が少年に抗議があったことを伝えたところ、少年