■国が都道府県の実態を初めて公表スポーツ庁は15日、全国体力テストに合わせて実施した、中学校の運動部活動の調査結果を発表した。そこで初めて都道府県単位での、運動部活動の活動時間数や休養日の実態とその格差が、明らかになった。 文部科学省は毎年、国公私立のすべての小中学校を対象に、体力テストを実施している。今年度はその体力テストに合わせて、中学校の運動部活動についても実態調査がおこなわれた。部活動に関する大規模調査の実施自体がまれであり、注目すべき調査である。 スポーツ庁からの結果発表を受けて、マスコミでは「中学の部活動、休養目安の『週2日以上』は2割以下」(産経ニュース)といったように、そのほとんどが休養日の有無に関心を向けている。だがじつは今回、それ以上に注目すべきことがある。それは、休養日の有無を含む複数の質問項目について、都道府県の実態が初めて明らかになったことである。 ■文科省が本気