英歴史家、人種差別発言で失職 「忌まわしい黒人」 2020年07月06日13時06分 英歴史家のデービッド・スターキー氏=2007年10月、ロンドン(AFP時事) 【ロンドンAFP時事】英国の著名歴史家が、黒人への人種差別問題に関して問題発言をし、名誉フェローを務めていたケンブリッジ大学を辞める事態に追い込まれた。 コロンブス像倒される 人種差別抗議のデモ隊―米ボルティモア 問題発言をしたのは、英国チューダー朝時代の専門家であるデービッド・スターキー氏。6月30日に配信された右派コメンテーターとのオンラインのインタビューで、米国などで続く人種差別抗議デモについて「米国黒人文化の最悪の側面」を表していると主張。「奴隷制度はジェノサイド(集団虐殺)ではなかった。もしそうだったら、アフリカや英国にこれほど多くの忌まわしい黒人はいなかったはずでしょう? とても多くの人が生き残ってしまった」と述べた