越ノ潟駅でしばらく待っていると、いよいよドラえもんトラムがやってきた。青いボディに赤いライン、黄色い鈴。まさにドラえもんの色合いだ。外観はキャラクターの線画が描かれており、車内もキャラクターやドラえもんのひみつ道具の絵がたくさん描かれている © 藤子プロ みなさんは『まんが道』をご存知だろうか。藤子不二雄Ⓐ先生(以下Ⓐ先生)の作品で藤子・F・不二雄先生(以下F先生)との若き日を描いた自伝的漫画である。 漫画家にとってはバイブル的存在。特に私はこのお二人にあこがれてあこがれて漫画家になったので、もはや神棚に飾っておいてもおかしくないほどの作品である。 2010年2月に私はその『まんが道』を巡る旅をした。お二人は富山県高岡市出身で『まんが道』の舞台は、高岡市中心に繰り広げられている。その漫画に出てくる実際の場所や縁の地に行きたかった。そして廃止になる寝台特急北陸と急行能登に乗りたかった。動機は