11日の台湾総統選挙で中国と距離を置く現職の蔡英文総統(民進党)が圧勝した。対中関係改善を訴えた国民党の韓国瑜氏は大敗を喫した。香港デモの影響など蔡総統圧勝の政治的な背景が分析されているが、ここではビジネスの観点から結果を考えたい。台湾の選挙といえば毎回、中国が経済的利益をちらつかせ、中国との関係を重視する人物に投票を誘導してきた。いつもそれなりの効力を発揮してきたが、威力が薄れてきているようだ
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