あのフェイスブックが会社の名前を「Meta(メタ)」に変更するほど、本気になっているのがメタバース。オンラインにつくられた仮想空間で、思い思いのアバターで「生活」できるというものです。ゲームみたいなものだとたかをくくっていたら、実はリアル感あふれる会議から土地の売買まで、ビジネスの面でも動きが出ているのです。インターネットで次に来るのはコレ、とも言われるメタバースの世界を私と一緒にのぞいてみませんか。(経済部記者 岡谷宏基)
Facebookが、スマートフォン時代の後継者として仮想空間「メタバース」の開発に5000億円以上を投下すると発表し、業界での注目が俄然高まっています。 特に注目されるのは、先週末にβ版を発表したばかりの仮想空間の会議サービス「Horizon Workrooms」でしょう。 筆者も実際に体験してみましたが、従来のVRサービスの制約を明らかに大きく一歩クリアする完成度になっています。 大袈裟に例えるならば、これまでのVRサービスを日本でスマホ時代の前に流行ったiモードなどのガラケーのサービスとすると、今回Facebookがスタートした「Horizon Workrooms」とVRゴーグルのOculus Quest 2の組み合わせは、iPhone登場に近いインパクトをもたらすかもしれません。 今回の「Horizon Workrooms」のどこが革命的なのか、ポイントは4つあります。 ■コントロー
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