タグ

ブックマーク / fujipon.hatenadiary.com (26)

  • 【読書感想】安楽死が合法の国で起こっていること ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    安楽死が合法の国で起こっていること (ちくま新書 1759) 作者:児玉 真美筑摩書房Amazon Kindle版もあります。 安楽死が合法の国で起こっていること (ちくま新書) 作者:児玉真美筑摩書房Amazonにも、終末期の人や重度障害者への思いやりとして安楽死を合法化しようという声がある一方、医療費削減という目的を公言してはばからない政治家やインフルエンサーがいる。「死の自己決定権」が認められるとどうなるのか。「安楽死先進国」の実状をみれば、シミュレートできる。各国で安楽死者は増加の一途、拡大していく対象者像、合法化後に緩和される手続き要件、安楽死を「日常化」していく医療現場、安楽死を「偽装」する医師、「無益」として一方的に中止される生命維持……などに加え、世界的なコロナ禍で医師と家族が抱えた葛藤や日の実状を紹介する。 5年前に難病のALSを患う女性に依頼され殺害した罪などに

    【読書感想】安楽死が合法の国で起こっていること ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2024/01/25
    ぶっちゃけアメリカでこの件でネオリベと福音派がどういう議論するかというのは興味あるな
  • 【映画感想】泣き虫しょったんの奇跡 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    幼少期より将棋一筋で生きてきた“しょったん”こと瀬川晶司(松田龍平)は、プロ棋士の登竜門である新進棋士奨励会に入会する。しかし、「26歳の誕生日までに四段昇格」という規定への重圧から勝てなくなり、年齢制限により退会する。途方もない絶望と挫折感を味わう晶司だったが、親友の鈴木悠野(野田洋次郎)や家族など周囲の人々に支えられ、夢をかなえるため再び立ちあがる。 shottan-movie.jp 2018年、映画館での27作目。 平日の夕方の回で、観客は僕ひとりで、久々の「おひとりさま上映会」でした。 映画って、どんな時間のどんな作品でも、案外、ひとりっきりになることはないんですけどね。 しかも、けっこう良い作品なのに…… 最近、将棋を扱った映画って多いですよね。 奨励会で三段リーグにまで到達しながら、プロ棋士への最後にして最大の壁を突破できず、年齢制限で退会したのちに、アマチュア名人からプロ編入

    【映画感想】泣き虫しょったんの奇跡 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2018/09/16
    奨励会を抜けても40前後で引退に追い込まれる棋士もいる中で、48歳の瀬川が未だに「平均的な棋士の棋力」を維持できているのは、実は凄いこと。
  • 【読書感想】永遠のPL学園~六〇年目のゲームセット~ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    永遠のPL学園: 六〇年目のゲームセット 作者:悠二, 柳川小学館Amazon Kindle版もあります。 [asin:B06XVSX7HQ:detail] 内容(「BOOK」データベースより) 桑田真澄、清原和博、立浪和義、宮慎也、前田健太…など、プロ野球選手81人を生んだ、甲子園96勝、全国制覇7回の名門野球部の「謎の廃部」の真相に迫る。第23回小学館ノンフィクション大賞受賞作。 今年の春の甲子園は、大阪桐蔭と履正社という大阪の高校どうしの決勝戦となりました。 桑田・清原より少しだけ年下の僕にとっては、子どもの頃から、高校野球で大阪といえば、PL学園の存在感が図抜けていたのです。 (PL以前には、浪商の牛島投手と「ドカベン」香川捕手のバッテリーも印象にのこっています) PLといえば、その強さとともに、校歌もインパクトがあったんですよね。 「ああ、PL PL 永遠(とわ)の学園 永遠の

    【読書感想】永遠のPL学園~六〇年目のゲームセット~ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2018/08/22
    PL教団じたいがすでに100年を超える歴史を持つわけだけど、これほどに隆盛した宗教教団がこうも衰退するものかと思う。PL教団ほどじゃないけど天理教もだいぶ衰退しているようだし。
  • 【読書感想】求道心 誰も語れない将棋天才列伝 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    求道心 誰も語れない将棋天才列伝 (SB新書) 作者: 加藤一二三出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2016/03/05メディア: 新書この商品を含むブログ (5件) を見る Kindle版もあります。 求道心 誰も語れない将棋天才列伝 (SB新書) 作者: 加藤一二三出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2016/03/04メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る ◎著者より 私は60年以上の現役プロ棋士生活で、 数多くの「求道心」に触れてきました。 最年少名人(21歳2カ月)の記録を持つ谷川浩司九段。 19歳で竜王のタイトルを獲得、のちに七冠独占を果たした羽生善治名人。 20歳で竜王を獲得し竜王通算10期を数える渡辺明竜王。 その他にも数多くの天才棋士たちと対戦してきた唯一無二の現役として、 実際に対戦したからこそ知る天才棋士たちの求道心

    【読書感想】求道心 誰も語れない将棋天才列伝 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2017/06/22
    “「ここでこうだったら私が必勝でしたよ」”これは普段通り「こんなんこっちの勝ち」と書いてほしかった気もする(が、加藤相手にはそうは言わないのだろう)
  • 【読書感想】殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    殺人犯はそこにいる (新潮文庫 し 53-2) 作者: 清水潔出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2016/05/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る Kindle版もあります。 殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―(新潮文庫) 作者: 清水潔出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2016/11/18メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容紹介 犯人が野放しになっている? 「桶川ストーカー事件」を手掛けた記者が迫る! 5人の少女が標的になった知られざる大事件。それを追う記者が直面したのは、杜撰な捜査とDNA型鑑定の闇、そして司法による隠蔽だった――。執念の取材で冤罪「足利事件」の菅家さんを釈放へと導き、真犯人を特定するも、警察は動かない。事件は葬られてしまうのか。5年の歳月を費やし、隠された真実を暴きだす衝撃作。 内容(「BOOK

    【読書感想】殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2016/12/13
    “当時の捜査幹部にこの疑問を当ててみた。 「ロリコン物のビデオなど一本もありませんでしたよ」と伝えると、こう言い放った。 「殺害した相手はみんな幼稚園児なんだからさ。ロリコンに決まってるさ」”
  • 【読書感想】シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧 (文春新書) 作者: エマニュエルトッド,Emmanuel Todd,堀茂樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/01/20メディア: 単行この商品を含むブログ (11件) を見る Kindle版もあります。 シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧 (文春新書) 作者: エマニュエル・トッド出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/02/05メディア: Kindle版この商品を含むブログ (3件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 二〇一五年一月の『シャルリ・エブド』襲撃事件を受けてフランス各地で行われた「私はシャルリ」デモ。「表現の自由」を掲げたこのデモは、実は自己欺瞞的で無自覚に排外主義的であった。宗教の衰退と格差拡大によって高まる排外主義がヨーロッパを内側から破壊しつつあることに警鐘を鳴らす。 フランスで2

    【読書感想】シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2016/02/24
    さすがのトッド。文春新書の編集者も素晴らしい/日本も一朝事あれば、トッドがこの本でいうところの「全体主義」に陥るだろうなあ。
  • 【読書感想】長考力 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    長考力 1000手先を読む技術 (幻冬舎新書) 作者: 佐藤康光出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2015/11/28メディア: 新書この商品を含むブログ (4件) を見る Kindle版もあります。 長考力 1000手先を読む技術 (幻冬舎新書) 作者: 佐藤康光出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2015/12/18メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 内容紹介 将棋の名人戦は一局に2日間を要し、最大で7局にわたる、長時間の戦いである。一局当たりのそれぞれの持ち時間は9時間。その間、「没我」の世界に入り、ひたすら盤面を読み、相手の動きを予測し、無数の選択肢のなかから最善の一手を指し続ける。一流棋士はなぜ、それほどの長時間にわたって集中力を保ち、深く思考し続けることができるのか。そして、直感力や判断力の源となる「大局観」とは何か。タイトル獲得通算13期を誇り

    【読書感想】長考力 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2016/02/05
    ちなみに2ch将棋板のごく一部では、自分のPCで検討中のソフトが読んだ局面数の単位をモテで表現していた(1モテ=1億ノード)/ソフトが強くなったって佐藤康光のような将棋は指さないのだから興味は尽きないですよ。
  • 【読書感想】イスラム化するヨーロッパ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    イスラム化するヨーロッパ (新潮新書) 作者: 三井美奈出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/12/05メディア: 新書この商品を含むブログ (5件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 多発するテロ、移民二世・三世の増加、押し寄せる難民―欧州は今まさに「イスラム化」の危機に瀕している。西欧育ちの若者が、なぜ過激派に共鳴するのか。自由の国フランスで、なぜベールの着用が禁止されるのか。戦後復興の担い手は、いかにして厄介者となったのか。そして、欧州の「自由」と「寛容」は、いかに失われつつあるのか―。長年の現地取材に基づき、欧州を覆う苦悩から、世界の明日を読み解く! 2015年、フランスでは、1月に「シャルリー・エブド襲撃事件」、11月に「パリ同時多発テロ事件」と大きなテロ事件が2つも発生しました。 著者は、2011年から4年間にわたって、新聞社の特派員としてパリに駐在し、「シ

    【読書感想】イスラム化するヨーロッパ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2016/01/13
    これ、オウムに入会した信者とその家族にすごく似ているよね。オウムはISの先駆けだったとも言える。
  • 【読書感想】世界はこのままイスラーム化するのか ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    世界はこのままイスラーム化するのか (幻冬舎新書) 作者: 島田裕巳,中田考出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2015/10/15メディア: 新書この商品を含むブログ (3件) を見る Kindle版もあります。 世界はこのままイスラーム化するのか (幻冬舎新書) 作者: 中田考,島田裕巳出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2015/10/14メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 内容紹介 移民、難民、驚異の人口増加率で2030年、22億人に なぜイスラーム教徒だけが増え続けるのか? 近代以降、世界は先進国のキリスト教文化圏の価値観で回ってきた。それが今、資主義システムへの不信感と共に、根底から揺らいでいる。実際、ヨーロッパではクリスチャンの教会離れが深刻化し、キリスト教は衰退の兆しを見せている。そこに、ムスリムの人口増加、移民・難民流出問題が加わり、イスラ

    【読書感想】世界はこのままイスラーム化するのか ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2016/01/07
    ハサン先生と内田樹の対談の感想で内田をメッタ斬りにした池内先生のこの本に関する感想を読みたい。
  • 【読書感想】まさか発達障害だったなんて ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    まさか発達障害だったなんて (PHP新書) 作者: 星野仁彦,さかもと未明出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2014/09/13メディア: 新書この商品を含むブログ (6件) を見る Kindle版もあります。 まさか発達障害だったなんて 「困った人」と呼ばれつづけて PHP新書 作者: 星野仁彦,さかもと未明出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2014/12/02メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) 人の話を聞かない、急に感情的になる、約束を守らない―「変わった子」といじめられて育ち、その原因に気づかないまま職場や家庭の「困った人」に。さかもと氏もそうだった。「甘え」だと家族に否認されてきた彼女は、最近、発達障害の専門医である星野氏と出会い、ADHDを合併したアスペルガーと診断された。悩み抜いた者にとって、それは驚きであ

    【読書感想】まさか発達障害だったなんて ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2015/01/07
    この手の本や記事を読むたびに思うのは「自分もそうかも」と思って受診していいのかなあ、っていうこと。精神科医のリソース無駄に使うんじゃないかなあ、とか。
  • 【読書感想】綾瀬はるか 「戦争」を聞く ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    綾瀬はるか 「戦争」を聞く (岩波ジュニア新書) 作者: TBSテレビ『NEWS23』取材班出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2013/04/20メディア: 新書この商品を含むブログ (5件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 爆心地で奇跡的に一命を取り留め67年ぶりに再会を果たした幼なじみ、惨状を目の当たりにして呆然とする女性、救えなかった命の重みを思い続ける男性…。広島出身の女優・綾瀬はるかが被爆者や沖縄戦の関係者のもとを訪ねます。今まで語ることのできなかった辛い戦争の記憶。今、語り継いでいきたい大切な記録。 人気女優をつかって、安易に「反戦番組」をつくってもねえ…… そんなやさぐれた気分で、僕はこのを読んでいました。 でも、これを読んでいると、この企画は、人気女優だから、というより「綾瀬はるかさんだから」成り立っているのではないか、という気がしてきます。 こののも

    【読書感想】綾瀬はるか 「戦争」を聞く ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2013/08/15
    『八重の桜』は綾瀬はるかで良かったんだなと、この仕事をしていたことを知った後で思う。
  • 【読書感想】(株)貧困大国アメリカ - 琥珀色の戯言

    (株)貧困大国アメリカ (岩波新書) 作者: 堤未果出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2013/06/28メディア: 新書この商品を含むブログ (47件) を見る 内容紹介 1% vs 99%の構図が世界に広がる中、元のアメリカでは驚愕の事態が進行中。それは人々の卓、街、政治、司法、メディア、人々の暮らしを、音もなくじわじわと蝕んでゆく。あらゆるものが巨大企業にのまれ、株式会社化が加速する世界、果たして国民は主権を取り戻せるのか!? 日の近未来を予言する、大反響シリーズ待望の完結編。 堤未果さんの『貧困大陸アメリカ』シリーズの最新作(完結編だそうです)。 この新書を読んでいる途中で、「あーはいはい、そんな感じだよなー」と、特に驚くことすらなく、読み流している自分に気づき、愕然としました。 シリーズの第1作『貧困大陸アメリカ』を読んだときには、「自由の国」で行われている、「貧困

    【読書感想】(株)貧困大国アメリカ - 琥珀色の戯言
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2013/07/08
    デトロイトの現状はロボコップで描かれていた世界そのものなんだけどな。本当に死体からロボコップ作りかねないな。
  • いまおすすめしたい「将棋本」5選 - 琥珀色の戯言

    参考リンク:「枯れた趣味」としての将棋 - phaの日記 上記エントリを読んで、「将棋好き」としては黙っていられず、僕の「将棋関連オススメ」を厳選して御紹介する次第です。 将棋関連には、「ある程度将棋の知識があったほうが楽しめるもの」もありますので、それに関しては「将棋知識必要度」を独断で判定しました。 「将棋のことはわからないし、興味ないから、将棋関連には手を出しづらい」という方も、「人間ドラマの宝庫」として、ぜひ将棋ものにも目を向けていただければと思います。 では、早速。 (1)月下の棋士(将棋知識必要度:ほぼ不要) 月下の棋士 (1) (ビッグコミックス) 作者: 能條純一出版社/メーカー: 小学館発売日: 1993/09メディア: コミック購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (27件) を見る 月下の棋士(1) (ビッグコミックス) 作者: 能條純一出版社

    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2013/07/06
    1から2の流れを考えたら1には「3月のライオン」を薦めたいんだけどな。
  • 【読書感想】同期生 「りぼん」が生んだ漫画家三人が語る45年 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    同期生 「りぼん」が生んだ漫画家三人が語る45年 (集英社新書) 作者: 一条ゆかり,もりたじゅん,弓月光出版社/メーカー: 集英社発売日: 2012/09/14メディア: 新書購入: 5人 クリック: 156回この商品を含むブログ (9件) を見る 内容紹介 1967(昭和42)年、集英社の少女漫画雑誌「りぼん」が募集した「第1回りぼん新人漫画賞」は三人の入賞者を輩出した。 後の一条ゆかり、もりたじゅん、弓月光である。 一条は、『デザイナー』『砂の城』『有閑倶楽部』『プライド』などの大ヒットを生み出し、少女漫画界に不動の地位を築いた。 もりたは、いち早く「レディースコミック」の分野を切り拓く一方、漫画家・宮ひろ志夫人として大作家を支える役割も担った。 三人のうちで唯一の男性である弓月は、少女誌から少年誌・青年誌へと媒体を移しながらも、 『エリート狂走曲』『みんなあげちゃう』『甘い生活』

    【読書感想】同期生 「りぼん」が生んだ漫画家三人が語る45年 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】第十六代徳川家達――その後の徳川家と近代日本 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    第十六代徳川家達――その後の徳川家と近代日(祥伝社新書296) 作者: 樋口雄彦出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2012/10/01メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見る 内容説明 徳川家達は、大政奉還の4年前(文久3年)に生まれ、太平洋戦争の前年(昭和15年)に亡くなった。 その76年の生涯は、日近代史とそっくり重なる。 最後の将軍・慶喜から徳川宗家を4歳で継ぎ、貴族院議長を30年間つとめ、その間、組閣の大命も下った。 ワシントン会議の全権委員となり、軍縮問題に取り組み、右翼に命を狙われたこともあった。 前政権の頭首を継承しながら、新政府のもとでも存在感を発揮しえたのはなぜか。 その稀有な生涯と、それを許容した日という国の謎に迫る。 「徳川宗家の第十六代 徳川家達」という名前を御存知でしょうか? 僕は「孔明が死んでしまったあとの『三国志』」とか、鎌倉幕府の4代目

    【読書感想】第十六代徳川家達――その後の徳川家と近代日本 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2013/03/28
    「私の座るところがない」といえば谷川浩司と加藤一二三の話だったのだが、こんなところにもそんな挿話があったのか。
  • 【読書感想】マウンドに散った天才投手 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    マウンドに散った天才投手 作者: 松永多佳倫出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/01/19メディア: 単行 クリック: 5回この商品を含むブログ (2件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 野球界に閃光のごとく強烈な足跡を残した、伊藤智仁、近藤真市、上原晃、田村勤ら七人の壮絶な過去と第二の人生を描く感動のノンフィクション。 何ヵ月か前、『怒り新党』で、伊藤智仁投手の新人時代のピッチングが紹介されていました。 巨人戦、素晴らしいピッチングで、三振の山を築くも味方の援護がなく、0−0で迎えた最終回。 巨人の篠塚選手にサヨナラホームランを打たれた試合、僕もリアルタイムで観ていました。 「ああ、野球っていうのは非情だな……」と、唖然としたのを記憶しています。 あの年の伊藤智仁投手のスライダーのキレは、ヤクルトファンではない僕にとってもすごくインパクトがあって、「テレビ

    【読書感想】マウンドに散った天才投手 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2013/03/13
    伊藤のピッチングはニコ動にもいくつか上がっていて、コメの反応が面白い。一番再生数があるのは復帰後の97年のものというのも興味深い。
  • 【読書感想】サッカーと独裁者 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    サッカーと独裁者 ─ アフリカ13か国の「紛争地帯」を行く 作者: スティーヴブルームフィールド,実川元子出版社/メーカー: 白水社発売日: 2011/12/10メディア: 単行 クリック: 2回この商品を含むブログを見る 出版社からのコメント 《サッカーから見えるアフリカの光と闇》 内戦や貧困、政変が続く一方、経済発展が目覚しく、サッカーの世界的スター選手を輩出し、大陸初のワールドカップを成功させたアフリカ。各国が政治的、社会的に抱える問題が、当地のサッカー事情に反映されているのではないか? 書はそのような目論見から、ナイロビ駐在の英国人ジャーナリストが、エジプト、スーダン、ソマリア、ルワンダなど13か国を縦断し、激動の情勢と驚愕の真相に迫った、傑作ノンフィクションだ。 アフリカ諸国においては、サッカーが人々に未来への希望を与え、ときには分裂していた国を一つにまとめる力さえあることが

    【読書感想】サッカーと独裁者 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2013/01/25
    プレミアに関して言えば東南アジアでも似たようなもので、リーグの関係者が嘆いているというのがこの十数年。
  • ネタバレ@映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』感想 - 琥珀色の戯言

    あらすじ:なるべく予備知識なしで観たほうが面白いと思うので、なし(前作までの「直前予習」は必須です)。 参考リンク:『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』公式サイト 今回は、全編ネタバレでお送りします。 この映画、オススメというかなんというか、とりあえず「観る人は観る」だろうし、「興味がない人は全くない」という作品だと思われます。 なんというか、「気になる人は、とりあえず観てもらいたい」けど「損した!」って思われるかもしれないな……という、うーん…… それでは、ネタバレ上等の方は、この先へ。 それ以外の皆様は、また明日(たぶん)。 当にネタバレですよ。今回は遠慮なく「みんな観終えているもの」として書きます。 You can not redo. セントラルドグマへようこそ。 2012年34目の映画館での鑑賞作品。 火曜日の19時からという時間帯で、観客は100人くらい。大盛況です。 まず、予告

    ネタバレ@映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』感想 - 琥珀色の戯言
  • るろうに剣心 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    あらすじ: 幕末から明治になり、かつて「人斬(き)り抜刀斎」として恐れられた剣客・緋村剣心(佐藤健)は「不殺(ころさず)」の誓いのもと流浪人となっていた。流浪の旅の途中、剣心は神谷道場の師範代・薫(武井咲)を助けたことから、薫のところで居候することに。一方、街では「抜刀斎」を名乗る人物による人斬(き)り事件が発生しており……。 参考リンク:映画『るろうに剣心』公式サイト 2012年24目の劇場鑑賞作品。 20時からのレイトショーで、観客は20人くらいでした。 この映画館の平日の夜としては、まずまずの入り。 『週刊少年ジャンプ』連載中からリアルタイムで読んでいて、コミックスも持っている僕としては、『るろうに剣心』が実写映画化されるという話を聞いて、「ああ、ネタ映画歴史が、また1ページ……」と思っていました。 ところが、この映画、公開されてみるとけっこう評判が良くて。 まあ、話のタネに、と

    るろうに剣心 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2012/08/29
    武田観柳を出すストーリーで四乃森蒼紫を出さない、と決めたシナリオの時点で思い切りがいいなと思った。何も考えずに実写で蒼柴出したらコケるに決まってる。きちんと考えて作ったんだろうな。
  • 人種とスポーツ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    人種とスポーツ - 黒人は当に「速く」「強い」のか (中公新書) 作者: 川島 浩平出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2012/05/24メディア: 新書 クリック: 11回この商品を含むブログ (16件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) オリンピックの陸上男子100m決勝で、スタートラインに立った選手56人は、ここ30年すべて黒人である。陸上以外の競技でも、彼らの活躍は圧倒的に見える。だが、かつて彼らは劣った「人種」と規定され、スポーツの記録からは遠い所にあった。彼らは他の「人種」に比べ、当に身体能力が優れているのか―。書は、人種とスポーツの関係を歴史的に辿り、最新の科学的知見を交え、能力の先天性の問題について明らかにする。 僕はこの新書のタイトルをみて、「黒人は当に運動能力が優れているのか?」という、実験などを通しての「科学的な研究結果」が示されるのではな

    人種とスポーツ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2012/06/19
    ケニアの長距離についても、簡単な知識を持っているかいなかで見方は全然変わってくる。