ポルトガル中部ペドロガン・グランデで17日に発生した山火事で、スペイン政府は18日、61人が死亡したと明らかにした。複数が行方不明のため、死者数は増えるおそれがある。政府は、3日間の服喪期間を発表した。消防士1600人態勢で消火活動にあたるものの、火はまだ鎮圧されていない。 ホルヘ・ゴメス内相によると、30人の遺体が幹線道路に向かう路上の車内で発見され、さらに17人が車両の横で発見された。犠牲者には幼い子供も4人含まれる。多くが、車で炎を逃れようとする途中、煙にまかれたり火傷を負ったりして死亡したもよう。火災が原因の交通事故で亡くなった人たちもいる。