今年1月のカルト新年会で来場者が浴びた衝撃波が世に放たれた。 2016年のカルト新年会のテーマ『日本会議を語ろう!』にちなんだ特別ゲストの著述家・菅野完氏による待望の著作『日本会議の研究』が4月28日、扶桑社より発刊されたのだ。 同書は、Webメディア・ハーバービジネスオンラインで菅野氏が連載している「草の根保守の蠢動」をまとめたもので、同氏が「生長の家原理主義」と呼称する「特殊な思想を奉じる」「市民運動体」により安倍内閣がその「強い影響下にある」現状を膨大な資料精査と精力的な取材活動により詳らかにしている。その論考は『日本会議』の成り立ちから今日に至るまでを詳細に辿り、この「民間保守団体」の運動主体や思想背景を含めその“正体”を暴きだすことに成功している。 Amazonで発売日の10日ほど前から売れ筋ランキング1位・ベストセラー1位を更新し続けている『日本会議の研究』 浮かび上がった事実
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著作権法 第2版 作者: 中山信弘出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2014/10/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 1.感情がこもった本の面白さ 学者の書く学術書は、客観的な観点から、冷静沈着にというものが多い。 しかし、一部、その著者の感情が浮かび上がる記述スタイルを取る本もある。 このような記述に対しては、一部では批判もあるところだが、私は全面的に支持したい。 それは、学問の原動力が、「これを伝えたい」という力だからであり、それが紙面にもほとばしり出るくらいパッションが込められている本には、(今その考えが通説ではなくても)必ずやその「思い」に共感する人の輪が広がっていくだろうと思うからである。 この観点から、すでに「龍田節」を取り上げたことがある 龍田節万歳!〜楽しめる基本書「会社法大要」 - アニメキャラが行列を作る法律相談所withアホヲタ元法学部生
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