こんにちは。デイリーポータルZ編集部 林雄司です。 デイリーポータルZ編集部もライターも無事です。岩手在住の櫻田さんも無事との連絡がありました。 報道で知る地震被害の状況に驚いています。 これまで取材で訪れた東北沿岸の町を思いだし、そこに住む人の気持ちを想像しています。奇妙な土産を売っていた商店や、うっかり入ったら地元の人ばかりだった居酒屋、あそこにいた人たちはどうしているだろうと考えています。 多くの人が同じ気持ちだと思います。 自分たちにできることを考え、デイリーポータルZは通常通り更新することにしました。 私たちが得意なのはインターネットを使って人を笑わせることです。ささいなことを面白がったり、快い感情を伝えることです。デイリーポータルZに状況を変える力はありませんが、いま暗い気持ちでいる人が私たちのサイトを見て、一瞬でも気が楽になることを願っていつも通りに更新することにしました。
映画「シン・ゴジラ」を見たので感想を書きます。 エンタメ映画としての感想も最後に少し書きますが、おもに「社会派映画」として見た場合の感想です。ネタバレはあります。 本作の「ゴジラ」が象徴するのは自然災害ではない 本作「シン・ゴジラ」においてゴジラという巨大生物が作中で引き起こす被害は、火災・津波・建物の倒壊です。これらの映像から思い起こされるのは、当然ながら各種大規模地震、台風、火山の噴火などの「自然災害」であると言えるでしょう。それこそなんらかの震災直後であれば公開は不可能だったのではないかと思われるほどの「再現性」がありました。 しかしながら、ゴジラが象徴するのは自然災害ではありません。先述の通り、映像の作り方としては災害を意識したはずですが、そのまま自然災害を意味するものではないと私は考えます。 なぜなら作中で明確に、「ゴジラは災害ではなく生き物だ」「ゆえに駆除が可能だ」などと言及さ
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