川上 昌直(カワカミ マサナオ) 兵庫県立大学国際商経学部教授 1974年大阪府生まれ。福島大学経済学部准教授などを経て、2012年兵庫県立大学経営学部教授、学部再編により現職。博士(経営学)。「現場で使えるビジネスモデル」を体系づけ、実際の企業で「臨床」までを行う実践派の経営学者。専門はビジネスモデル、マネタイズ。初の単独著書『ビジネスモデルのグランドデザイン』(中央経済社)は、経営コンサルティングの規範的研究であるとして、日本公認会計士協会・第41回学術賞(MCS賞)を受賞。ビジネスの全体像を俯瞰する「ナインセルメソッド」は、規模や業種を問わずさまざまな企業で新規事業立案に用いられ、自身もアドバイザーとして関与している。また、講演活動や各種メディアを通してビジネスの面白さを発信している。他の著書に、『「つながり」の創りかた』(東洋経済新報社)、『ビジネスモデル思考法』『マネタイズ戦略』
私の勤務していたニューヨークでは、法律で紙の処方箋が廃止になり、全てオンライン処方箋に移行したことで、このオンライン薬局の利用率も増えている実感が現場感覚としてありました。一方で患者さんからの不満も頻繁に耳にしました。人を介しての薬局であればすぐに現地の薬剤師さんを通して薬の変更や相談ができたりと言った小回りがききます。しかし、オンライン薬局ではコールセンターに電話が繋がりにくい、対応が悪い、間違った処方が薬剤師の確認なしにそのまま届いた、などの問題が起こり、リバウンドして通常の薬局を利用再開していた方も多数見ました。 また、現実として多数の処方薬を必要とするのは多くの場合高齢な方なので、若い介護者がいなければオンラインの世界に馴染みにくいという問題もあります。 顔の見える関係から見えない関係へ、コミュニケーションの質の低下により起こる問題をどのようにカバーするかが課題です。先進する米国で
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