最新作『おジャ魔女どれみ 1620's』が発表。成長したどれみたちが登場する「おジャ魔女カーニバル‼︎」も公開
ピクミンの面白さを端的に表した「ダンドリ」って、どこから生まれた?──本日はよろしくお願いします。まず最初に、「チーフディレクター兼プログラミングディレクター」を務めた神門さん、「プランニングディレクター」を務めた平向さんの今作における役割についてお聞きできればと思います。 神門有史氏(以下、神門氏): まず「チーフディレクター」についてですが、おおむね普通のゲームにおける「ディレクター」の役割だと思っていただいて構いません。ゲームデザイン全般の提案と調整を行いました。とにかく「全般」を担当しましたので、大体のところは関わっています。 そして「プログラミングディレクター」としては、今作の下地となるシステムの設計、ピクミンのAI、操作周りの処理などを担当していました。私はこれまでの『ピクミン』シリーズにおいてもプログラミングを担当していましたので、『ピクミン4』でもプログラミング全般に関わっ
1987年12月17日、ファミリーコンピュータ(ファミコン)用ゲームソフトとしてカプコンから発売された横スクロールアクションゲーム『ロックマン』。その誕生から35年の年月が過ぎ去った。 後に『ロックマン』は続編『ロックマン2 Dr.ワイリーの謎』(以下、ロックマン2)が発売され、大ヒットを記録したことによりシリーズ化。『ロックマンX(エックス)』、『ロックマンDASH(ダッシュ)』といった派生の新作も続々と誕生し、名実ともにカプコンを代表するタイトルのひとつになった。 そんな『ロックマン』だが、2010年代前半に”冬の時代”を迎えたことがあった。 きっかけは2010年から2011年にかけて起きた”とある出来事”。それに端を発する形で、当時予定されていた新作はすべて発売中止に。同時にシリーズはグッズ販売を中心とした展開に移り、ゲームの新作は全く発売されなくなってしまった。 厳密には2013年
「桜井政博のゲーム作るには」は非常に低い確率が何層も重ならないと実現できないチャンネルだった──桜井さんに直接聞いた、YouTubeを始めたわけ、動画制作の手順、まだ誰も気づいていない動画内の秘密 「桜井政博」という名を聞いたとき、みなさんは真っ先に何を思うだろうか。 筆者の場合は「すごい」の3文字である。こんなことをインタビューの冒頭で書いてしまうのも変かもしれないが、「『星のカービィ』と『大乱闘スマッシュブラザーズ』を作るってどういうことなんだろう?」と、率直に思う。 小学生のころに『大乱闘スマッシュブラザーズ X』を遊んでいた私にとって、桜井政博氏には「Nintend Directに出てきて、大企業のプレゼンのようにその辣腕を振るう、すごい人」という印象が焼き付けられていた。 そんな桜井政博氏が新たに始めたすごいこと、それこそが「桜井政博のゲーム作るには」というYouTubeチャンネ
さて、皆さんおなじみの超音速のハリネズミ「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」が活躍する「ソニック」ゲームの最新作である『ソニックフロンティア』。 タイトルに「フロンティア」の名を冠している通り、「ソニック」の新境地となる要素がいろいろと盛り込まれているようなのですが、 遊べば遊ぶほど「ソニックの超スピードで全てを解決していく爽快アクションゲームです!!!」というブレない芯を感じさせるゲームです。 初見の私からすると「あ~ソニックってこういうのイメージしてたわ~」というドンピシャな作りだと思いました。 そんな本作の舞台は大きく分けて二つで、「スターフォール諸島」および島の各所からアクセスできる「電脳空間」です。 ▲スターフォール諸島。緑あふれる島のほかに、砂漠・火山など様々な地形の島がある。▲電脳空間。自然モチーフ・都市モチーフなどコースごとにデザインは多彩。 「スターフォール諸島」では広大なフィ
笑った。 泣いた。 そして、何度も鳥肌が立った。 結論から言おうーー。 「EVE ghost enemies」は、アドベンチャーゲーム史上に残る大傑作と言っても過言ではない作品だった。 巧妙に組まれた伏線。物語に込められたメッセージに何度も心を揺さぶられ、本作をクリアした現時点(2022年7月9日 22時14分)で、いまは文字通り“完全に放心状態”となっているほどだ。 ゲームでこんな気持ちにさせられたのは、5年ぶりーーいや、もしかしたら10年ぶり以上かもしれない。 そして、「このゲームを一人でも多くの人に伝えたい」という、すべてはその一心で、いま筆を取っている。 少なくとも、「アドベンチャーゲームが好きだ」と自認する人には、絶対に絶対に本作を遊んでみてほしいと思っている。筆者もこれまで、数々の名作アドベンチャーゲームをプレイしてきたが、本作の面白さ/感動は、それらと匹敵……あるいはそれ以上
『OMORI』は、ひきこもりとなった少年「オモリ」が主人公のホラーRPG。現実と夢のような精神世界を友人たちと交互に行き来して人々との交流や敵との戦闘を繰り広げる過程で、彼の抱えるトラウマや隠された真実が明かされていく。 本作は2014年にクラウドファンディングでの資金調達に成功後、6年半以上もの時間をかけて開発が進められた。2020年12月にはPC(Steam)版がリリースされ、同ストアでは3万5000件以上のレビューが寄せられるなか「圧倒的に好評」の評価を集めている。 (画像はマイニンテンドーストア「OMORI ダウンロード版」より)(画像はマイニンテンドーストア「OMORI ダウンロード版」より)(画像はマイニンテンドーストア「OMORI ダウンロード版」より) 当初は英語のみの対応となっていた同作だが、2021年末に待望の日本語ローカライズが実装され話題となったことも記憶に新しい。
「それを すてるなんて とんでもない!」 これは言わずと知れた国民的RPG、『ドラゴンクエスト』(以下『ドラクエ』)をプレイした人であれば一度は目にしたであろう、ゲームの進行に絶対に必要な重要アイテムを捨てようとした際に表示される、あまりに有名なフレーズである。 これは、『ドラクエ』においてプレイヤーが全滅した後に王様から発せられる「おお○○(プレイヤーの名前)! しんでしまうとは なにごとだ!」に匹敵する鮮烈な印象をプレイヤーに残す、ドラクエシリーズを代表するフレーズではないだろうか。 「しんでしまうとは なにごとだ!」がなぜ印象的なのかといえば、それは我々が普通に生きている限りは絶対に聞けないセリフだからだ。 死んでしまったら、この世にいる誰かから叱責を受けることなど絶対に出来ないはずなのに、死者を生き返らせることが可能な『ドラクエ』だからこそこのセリフは成立している。『ドラクエ』のゲ
「オーソドックス」という表現はゲームを評価するときによく使われる単語だ。本来悪い意味ではないはずだが、そこにはどうしてもポジティブでないニュアンスが見え隠れする。 可もなく不可もない、置きにいった感、新鮮味のなさ……。「新しい体験」が尊ばれるゲームの世界では、手放しで褒めるときにはちょっと使いにくい言葉かもしれない。 しかし、オーソドックスという言葉は本来「正統的」という意味を持つ。この言葉を冠されたゲームは、これまでの作品が生み出してきた誰もが面白いと感じる要素を引き継いだ「正統的」なゲームであるべきだろう。 これから紹介する『Death’s Door』は、そういった意味でとてもオーソドックスな、インディー製のアクション・アドベンチャーだ。『ゼルダ』+ソウルライクアクションな、いまどきな作りだが、あらゆる部分が徹底的に磨き上げられた一級品。 FC時代から現代まで引き継がれてきた「正統的」
ゲームというメディアは、「強さ」を体験として表現できるメディアである。 たとえばそれは世界を危機から救う勇者の発揮する「強さ」であり、一騎当千の武将が奮う「強さ」であり、世界レベルのアスリートが発揮する身体的な「強さ」であったりする。 ゲームを通じていわゆる「俺TUEEE」な感覚を体験したいという欲求は明確でわかりやすい。群がる敵をバッサバッサとなぎ倒すような、ふだんは経験できない非日常的な「強さ」を通して得られる爽快な体験は、ゲームというメディアで得られる、大きな魅力のひとつだろう。 『LIMBO』 だが、「強さ」とは逆の、「弱さ」をゲームを通じて体験したいというときもないだろうか? 私はそんなときがしばしばある。 たとえば、幻想的で陰鬱としたモノトーンのビジュアルが印象的な『LIMBO』などはそんなゲームだからこそ表現できる「弱さ」を体験できる、「俺TUEEE」ならぬ「俺YOEEE」ゲ
”ゲームの魅力”を他人に伝えることは難しい。大なり小なり、ゲーム好きであればこの課題に直面したことがあるはずだ。ゲームメディアで記事を作り続ける人たちも最適解を探すために日々奮闘している。 ゲーム実況者のshu3氏は、その最適解を見つけたひとりだと言えよう。shu3氏は「ナポリの男たち」という実況ユニットで活躍する傍ら、個人の活動として狂気的と言える“やりこみ実況”で注目を集めている。 そんな彼が2020年3月11日に投稿した『まずゼルダ全作品クリアしました(100日経過)|すべてを越えた超やりこみBotW #1』という動画を冒頭だけで構わないので観てほしい。 この企画内容に多くのゲーム実況ファンは驚愕し、ゲーム実況界隈を震撼させた。 ■企画内容 ・全ゼルダシリーズ収録しつつクリア済み ・収録をもとに全ゼルダ史をざっくりと解説 ・すべてをコンプ (ハイリア図鑑、コログ、宝箱、祠、チャレンジ
カプコンは、iOS14に対応したiOS版『ゴースト トリック』の配信再開を発表した。このほかiOS版『逆転裁判5』、『逆転裁判6』、『大逆転裁判』、『大逆転裁判2』も最新OSに対応。Android版『大逆転裁判』および『大逆転裁判2』も軽微な不具合が修正されている。 【配信再開のお知らせ】 iOSアプリ「逆転裁判5」「逆転裁判6」「大逆転裁判」「大逆転裁判2」「Ghost Trick」 およびAndroidアプリ「大逆転裁判」「大逆転裁判2」について、5/17(月)より配信を再開いたしました。 動作環境は各アプリの公式サイトでご確認ください。 — 「逆転裁判」シリーズ公式ツイッター (@Gyakuten_capcom) May 17, 2021 『ゴーストトリック』は、『逆転裁判』シリーズの巧舟氏が手掛けたアドベンチャーゲーム。ある日、街の片隅で殺されてしまった主人公は自分の記憶を思い出せ
ゲームが映画や小説といちばん異なるのは、「プレイヤー自身が作品に介入できる」という点だ。 たとえばアドベンチャーゲームでは、「選択肢を選ぶ」という形で、主人公=プレイヤーが選んだとおりに物語が展開する。RPGでは、敵を倒し経験値を得て「レベルアップ」という形で主人公=プレイヤーは成長していく。 そのようにして、プレイヤーは作品に介入していくなかで、だんだんとゲームの世界に詳しくなり、操作を上達させ、強くなっていく。ゲームの中で主人公が成長したとき、現実でプレイするわたしたちも、同じように成長しているのだ。 ゲームは古くからさまざまな手法で、ゲーム内世界に没入する工夫を凝らしているわけだが、こんなふうにプレイヤーが気持ちよく「成長の実感」を味わえるのも、ゲームというメディアの大きな特徴だと言えるだろう。 今回ご紹介する『A Short Hike』は、そんなゲームならではの「成長の実感」を、コ
面白いゲームや小説、映画を楽しんでいる時間はあっという間だ。私はクライマックス以上に、楽しい時が終わること自体に切なさを感じてしまったりする。特にビデオゲームの場合、物語が終わってしまうと「プレイヤーである自分が自由に遊べる場所が終わってしまう」という二重の哀しみがある。「RPGをクリアせずにラスボス前で辞めた」経験があるという方も少なくないだろう。 まあそうは言っても、終わりがあるからこそ物語は楽しめるんだよなあ。と、私は思っていた。どれだけスケールの大きい話だとしても、シメはつけてもらわないと楽しく読み終われないはずだ。 だがそれは間違いかもしれない。永遠に終わらない、ループする構造を極限まで突き詰めた作品をいまだ人類が知らなかっただけなのかもしれない。 少なくとも、エンドレスなループという構造をつきつめて作り込めば、1本のすごいゲームができることを人類は知ってしまった。 『Loop
『グノーシア』というゲームをオススメする上で悩ましいのは、どうしても「ひとり用の人狼ゲームですよ」と言わざるを得ないという点に尽きる。 「ひとりでCPUを相手に何度も繰り返し『人狼』を遊ぶゲームだ」という説明では、全く面白そうに聞こえないのである。 私も実際に遊ぶまでは、どんなものなのか全然ピンとこなかった。複数人で実際に顔を突き合わせて遊んでなんぼの「人狼」を、CPU相手にぼっちプレイして何が楽しいのかと。 だが、それが面白いのだ。 (画像はグノーシア ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)より) 2019年6月20日にVita版が発売され、2020年4月30日にSwitch向けにDL専用タイトルとして発売されながら、この度12月17日にSwitch向けのパッケージ版もリリースされるという、なかなかに変わった道のりを歩んでいるタイトル。それが今回
たとえばまったく知らない誰かと知り合い、その人と関係を構築するとしよう。まずその人のバックグラウンド、社会的立場、あるいは人生の経験を知ることが必要になるだろう。つぎにその人の発言、ものごとの選択の傾向、考え方だ。それらは人を知る上で重要なエレメントと言える。 しかし、本当にその第三者に人格を感じ、一種の親愛の情を感じるためには、それだけでは不十分だ。その性格や個性に基づいた傾向が、“ある意味”で完全に機能していなければならない。つまり、傾向に基づく選択に一切の「ぶれ」が“ない”場合、人が他者に人格を感じるのは実は非常に難しいということだ。 人は自分自身が不完全で不確実な生き物であることを承知している。ゆえに、ほかの誰かが人間であることを確信するために、その選択や決定が場合によってぶれることに注視する。つまり弱さや曖昧さを見ることで、「人間の証明」をするわけだ。完全に揺れないものは、崇拝や
1994年にスーパーファミコン用ソフトとして第一作が発売されて以降、来年にはシリーズ25周年を迎える『実況パワフルプロ野球』(以下、『パワプロ』)。 最新作『パワプロ2018』では「VRモード」が実装されるなど、シリーズを重ねるごとに新たな要素が追加されているが、第1作目からずっと変わらないものがある。 それは、実名のプロ野球選手に“能力データ”が設定されていることだ。 自分がひいきにしている選手の能力が低いと「もっとすごい選手なのに……」とグチりたくなるし、能力が高く設定されていても「わかってないな〜」とひとこと言いたくなる「選手の能力データ」は、開発チーム独自の査定によって設定されているとのこと。 この“能力データ”は、プロ野球界でも、選手が冗談交じりに「自分の能力に納得がいかない」と不満を語るケースもあるようだ。 では実際、プロの視点から『パワプロ』の能力データを見た場合、どのように
推理ゲーム『Return of the Obra Dinn』はあなたの脳細胞への挑戦状だ。記録や知識は“外”にあることを前提とする特異なミステリーとは まず「手帳」と「筆記用具」を用意しよう。何か気になったことはインターネットで調べて記録しておこう。脳細胞をフルに使うことだけは覚悟しなければならない──日本在住のアメリカ人であり、入国審査ゲーム『Papers,Please』の製作者であるルーカス・ポープ氏は先月、新作推理ゲーム『Return of the Obra dinn』をSteam、Humble Store、GOG.comにてリリースした。 1803年に姿を消した商船Obra dinn号が1807年に発見された。東インド会社の保険調査員である主人公は、遺体と遺品しかない無人の船へ乗り込む直前、不思議な懐中時計を入手。その時計の力で船員たちの死の瞬間を垣間見て、見つけた手がかりからOb
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