米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントとの取引で世界の金融機関が相次いで損失を計上しました。アルケゴス関連とみられる損失が最も大きかったのは、スイスのクレディ・スイス・グループで、50億スイスフラン(約5900億円)の損失を計上する見込みです。2番目は日本の野村ホールディングスで、損失額は約3100億円(28.7億㌦)となりそうです。個人の資産運用会社であるアルケゴス1社との取引で、損失
医療器具メーカーの朝日インテックが医療器具商社など4社の買収を相次ぎ発表した。いまの社長が就いた2009年9月以降進めたニッチ戦略で主力製品のシェアは世界各地で軒並みトップとなり、株価も30倍となった。同社が買収で狙うのは周辺分野の開拓だ。もっとも急な事業領域の拡大を投資家は警戒している。まずは収益貢献の時期などを具体的に示すことが必要だ。同社の主力は、心臓や脳のカテーテルが通るルートを確保す
日本の株式市場は2000年以降に改革を迫られてきた。変化の潮目に立ち会った市場と企業のキーパーソンにこの間の成果と展望を聞いた。1回目は複数の社外取締役として活動し、ガバナンス問題に揺れたLIXILの取締役会議長を務める松崎正年氏。――コニカミノルタやLIXILの取締役会議長として何に気を配っていますか。「取締役会に求められるのは、会社や業界の環境を踏まえた判断だ。経営を経験した人は誰もが同
「三国志」や「信長の野望」などのゲームシリーズで知られるコーエーテクモホールディングスは、実は多額の手元資金を株式などで運用する機関投資家としての顔も併せもっている。襟川恵子会長は1200億円もの運用資金を一手に引き受けている。その投資経験や運用哲学を聞いた。――投資収益が業績を底上げしています。どのような運用を手掛けていますか。「日米・香港の株や仕組み債を中心に投資しています。注目しているのは米国で、GAFA各社は昔から保有しています。人工知能(AI)やIoT、クラウド、セキュリティーなど先端分野にも注力しています」「個人的に一番好きな銘柄はネットフリックスなのですが、これはどういうわけか乗り遅れました。買いのタイミングをつかめないうちに大きく上昇してしまい、悔しい思いをしています。今後はコロナ禍の終息を見据えて先端技術を駆使した旅行関連や、売られすぎた銘柄への投資も考えています」――全
酒田は相場の神様「本間宗久」のふるさと。酒田商業会議所の第5代頭取を務めた荒木幸吉は、「酒田商業発達史」と題する講演録の中で、「べいしょ」を舞台に一朝にして巨富の利を占め、一夕にして零落した明治時代の相場師、渡辺作左衛門についてこう述べている。「東田川郡田谷村に渡辺作左衛門という豪農があったが、回米問屋を開業し、明治12年(1879年)、『いろは倉』を手に入れ、汽船を利用して、東京に向かわせた
デジタルコンテンツへの投資が熱狂に沸いている。ブロックチェーン(分散型台帳)技術により、アートや音楽などを世界で一つしかないデジタル資産に変換。希少性が高いとして個人らが投機の対象としている。価値があるのか怪しいものも高値で取引され、バブルの様相を呈している。【関連記事】・・・米ツイッターの創業者、ジャック・ドーシー氏が2006年に初めて投稿した「just setting up my twttr」(自分のtwttrを設定中)。このツイートが22日、291万ドル(約3億円)で落札された。競売されたのは「非代替性トークン(NFT)」と呼ばれるデジタル資産だ。NFT発行の支援会社のサイトを通じコンテンツをブロックチェーン上で発行することで、唯一無二
昭和電工は28日、飲料缶と電子部品に使うアルミニウム事業を米ファンドに売却すると発表した。日本の総合化学メーカーが主要事業を切り出すのは珍しい。欧米に加えて中韓勢力との競争も激しくなるなか、素材産業でも出遅れ気味だった「事業の入れ替え」が広がりそうだ。米ファンド大手のアポロ・グローバル・マネジメントにアルミ缶と圧延品事業を売却する。完了時期は8月以降となり、売却額は明らかにしていないが500億
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