気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 民主党のマニフェストで一番驚かされるのは、安全保障という言葉がないことだ。今日、安全保障は「人間の安全保障」「食糧の安全保障」「エネルギーの安全保障」などというように、一般用語として用いられている。なのに、そうした使用さえ頑固に拒否している。かつて日本社会党が「日米安全保障条約反対」を叫んでいたが、そのトラウマは強固に受け継がれているようだ。 「安全保障」がないぐらいだから「国防」はもちろんのこと、「防衛」も「自衛隊」もない。おそらくこうした言葉は憲法違反だとでも考えているのだろう。 テレビが描き出す民主党のイメージは若々しく、海外留学をして米国流の国際政治学を身に付けたスマートな人たちの集まりのようである。しかし、マニフェストから垣間見える