今も広い範囲で停電が続く千葉県内で、停電した地区の信号機を動かすために、警察が設置していた非常用発電機が盗まれる被害が相次いでいたことがわかり警察が盗みの疑いで捜査しています。 こうした中、警察によりますと今月15日の夜、広い範囲で停電が続く山武市内で、信号機に設置していた非常用発電機数台が相次いで盗まれていたことが分かりました。 警察によりますと、非常用発電機は信号機の下に設置していたということです。 警察によりますと停電が続く地区では、このほかにも休業している店舗や事務所などをねらった盗みなどの被害が17日までに11件確認されているということで、警察は捜査を進めるとともに、店舗や家の戸締まりをしっかり行うよう注意を呼びかけています。
沖縄県うるま市の会社員女性(当時20)が昨年4月に殺害された事件で、殺人や強姦(ごうかん)致死などの罪で起訴された元米兵のシンザト・ケネフ・フランクリン被告(33)が「文化的、社会的な恥を恐れるため日本で性犯罪が報告される率は低く、自分は捕まらないと思っていた」と弁護人に述べていることがわかった。 米軍準機関紙「スターズ・アンド・ストライプス」が、弁護人が聞き取った話として14日報じた。 シンザト被告は、女性を襲った理由を「棒で殴って意識を失わせ、スーツケースに入れてホテルに連れて行き、暴行しようと思った」と述べているという。また弁護人の言葉として「その時、その場所にいたことが彼女の落ち度、というのが彼の考えだ」とも伝えている。 弁護人は15日、朝日新聞の取…
元文化庁長官で、日本芸術院院長を務めた文化功労者、作家の三浦朱門(みうら・しゅもん)さんが3日、死去した。91歳だった。妻は作家の曽野綾子さん。 東京都生まれ。東京大文学部を卒業。同人雑誌「新思潮」を友人の故・阪田寛夫さんらと発行し、そこに発表した作品が雑誌「展望」に転載され、デビューした。芥川龍之介を思わせる作風といわれ、吉行淳之介らとともに「第三の新人」の一人。 作家としては、家族の崩壊を知的に描いた「箱庭」で1967年、新潮社文学賞。戦争中住んだ場所をもとにした「武蔵野インディアン」で83年、芸術選奨文部大臣賞。保守的な言論で知られた。 85年、中曽根内閣で、民間人としては今日出海(こんひでみ)氏以来2人目の文化庁長官になり、国民文化祭を始めたほか、教育課程審議会委員・会長、日本芸術文化振興会会長、日韓文化交流会議座長などを歴任し、教育・文化行政に力を尽くした。一方で、「女性を強姦(
炉心溶融事故を起こした東京電力福島第一原発2号機は、原子炉圧力容器の外側でも毎時530シーベルトという高い放射線量だった。人が近づくと死に至る強さで、調査用ロボットを入れる予定だった場所は高熱で穴が開いていた。想像を超える高い放射線量とひどい損傷で、廃炉作業の困難さが改めて浮かび上がった。 2号機の内部では1月30日、溶け落ちた核燃料の可能性がある黒い塊が撮影された。東電がこの画像を調べた結果、内部の様子が明らかになってきた。 原子炉圧力容器の底部には制御棒の駆動装置などの機器やケーブルが見える。機器や足場には、燃料や部品などが溶けて混じり合ったとみられる黒っぽい物質がこびりつき、水がしたたり落ちていた。 東電によると、毎時530シーベルトという放射線量は運転中の原子炉圧力容器内と同程度の放射線量にあたるという。これまでは事故後の2012年、2号機の格納容器内で毎時73シーベルトが観測され
作家の曽野綾子さん(84)が「週刊ポスト」のインタビュー記事で語った「高齢者は『適当な時に死ぬ義務』がある」との主張がネット上で大反発を受けている。 高齢者は権利や機会を若者に譲り、死と向き合うべきだ――そんな「生き方」の主張だったが、「あなたからどうぞ」など厳しい意見が相次いでいるのだ。 ■「ドクターヘリは利用者の年齢制限を」 インタビュー記事は、2016年2月1日発売の「週刊ポスト」(2月8日号)に掲載された。「高齢者は『適当な時に死ぬ義務』を忘れてしまっていませんか?」との問いかけで始まり、曽野さんは「『いくらでも生きたい』は傲慢」「権利を『求め倒し』、医療を『使い倒し』、他人を『頼り倒す』ことは肯定されない」との持論を展開する。 この記事の前提には、1月24日付け産経新聞朝刊1面に掲載された曽野さんのコラム「小さな親切、大きなお世話」があった。90代の病人がドクターヘリによ
先日の中教審の答申で、道徳の「特別教科」化が事実上決定した。現在「教科外活動」である道徳が格上げされて成績評価対象となり、検定教科書も導入されるという。いよいよ安倍首相の宿願である愛国教育、いや、国民総ネトウヨ化教育が本格化するわけで、きっとその中身はツッコミどころ満載のものになるはずだ。 いや、すでにその兆候は現れているといっていいだろう。今年4月から道徳教育の教科化をにらんで、文部科学省が『私たちの道徳』なるタイトルの教科書を小中学校に配布しているのだが、その中学生版に、あの曽野綾子が「誠実」のお手本として登場しているのだ。 曽野といえば本業は小説家だが、クリスチャンとしてボランティア活動にも取り組んでおり、1995年から2005年までは日本財団会長として途上国支援に飛び回っていたことがしばしばクローズアップされる。だが一方で、彼女は極端な保守エリート主義、しかも大衆侮蔑思想の持ち主と
茨城県警笠間署は6日、今年2月に窃盗容疑で逮捕した笠間市笠間、無職小貫秀雄被告(72)(窃盗罪で公判中)について、余罪約560件(被害総額約1100万円)を裏付けたと発表した。 発表によると、小貫被告は2006年6月から今年2月、笠間市や水戸市、桜川市などで車上狙いを繰り返し現金などを盗んだ疑い。 小貫被告は「生活費のために盗んだ」と供述。質素な生活を送っており、「生活保護を受けるのは恥ずかしい」とも話しており、生活費が厳しくなると犯行に及んでいた。 小貫被告は当初、石や金づちで車のガラスを割っていたが、途中からガラスを割る際の音が小さくなるようなハンマーを自作して使っていた。 笠間署管内では、昨年1年間で233件の被害があり、うち97件が小貫被告によるものだった。
大阪市立桜宮高の男子生徒が体罰で自殺し2013年度の体育系学科の入試が中止となった問題を巡り、マスコミ報道に連日怒り続ける橋下徹市長が今度は作家・曽野綾子氏にかみついた。 曽野氏が新聞コラムに、「(橋下市長には)人を変えられるという思い込み」があると書いたのに対し、市長は「ひねくれ者の曽野綾子氏」による「ひねくれコラム」とツイート。国の教育再生実行会議のメンバーである曽野氏に向け「思い込みがないものは教育から去れ」と迫っているのだ。 「自分の影響で人を変えられる」のか 曽野氏のコラムは、産経新聞に毎週水曜に連載している「透明な歳月の光」だ。2013年1月23日は「体罰と人間観」というタイトルで、体罰を振るった桜宮高校のバスケットボール部顧問と体育系学科の入試中止方針を打ち出した橋下市長について書いている。 「人は変えられるという思い込み」――こんな見出しがついた文章の中で、曽野氏はまず 「
下村博文文部科学相は8日、第1次安倍内閣で設置された教育再生会議に連なる安倍晋三首相直属の「教育再生実行会議」を、今月下旬に発足する方針を明らかにした。有識者約15人で構成する委員には作家の曽野綾子氏らを内定。いじめ対策や教育委員会制度改革などをテーマに議論し、夏までの提言取りまとめを目指す。 下村氏は、首相官邸で首相と会談後、記者団に対し、初会合の開催時期について「再来週ぐらいから」と述べた。首相からは、28日召集予定の通常国会で成立を目指す「いじめ対策法案」などに反映させるべく「早めに一定の方向性は打ち出してほしい」と指示があったという。 委員に内定した曽野氏は、著書に「無名碑」「神の汚れた手」などがあり、昨年は菊池寛賞を受賞。産経新聞の正論メンバーでもある。 他に内定した委員は、大竹美喜(アフラック最高顧問)、鎌田薫(早大総長)、蒲島郁夫(熊本県知事)、尾崎正直(高知県知事)、武田美
2007年05月24日01:30 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 書評 - 貧困の光景 無知である事を知ることは、大いなる喜びであると私は常々思ってきた。 貧困の光景 曽野綾子 しかし本書に思い知らされる無知は、無知を知る事が喜びであるということが一般化するにはあまりに甘い仮説であることを思い知らせずにはいられない。 本書「貧困の光景」は、今では日本では事実上絶滅してしまった本当の貧困を教えてくれる。「希有な一冊」と書きたい所だが、本書の主題は曽野綾子のノンフィクション全てに共通しており、そしてその数が少ないとは言えない以上、少なくとも「希有な一冊」ではない。しかし本当の貧困をこれだけ長い間看続けてきたという意味で曽野綾子が希有な一作家だという事は確かだろう。 P.43 エチオピアは物質に貧しく、日本は精神に貧しかった という著者に対して、自省にせよ反感にせよ、何も感ぜず「そう
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東京電力福島第1原発が立地する福島県大熊町の避難住民が4日、警戒区域内に入り、初めて一時帰宅した。この日は同県浪江町の住民も警戒区域内への立ち入りを実施。両町合わせて住民計322人が一時帰宅や慰霊などを行った。 大熊町の住民は、防護服を着用し、町と隣接する田村市からバスに分乗して立ち入りを実施。原発から約5キロの地域も対象となったが、55世帯97人の参加者の受けた放射線量は最高で23マイクロシーベルトだった。久しぶりの故郷は、地震でひび割れした道路に車がはさまったまま放置されているなど、震災の爪痕がくっきり。 無人に乗じた店舗荒らしの被害にあった店も。5キロ圏内にある酒屋の店主は「レジのお金、金庫、自動販売機のお金、商品…。すべて盗まれた。悪い人がいるような地域ではないのに。腹立たしい」と怒りをあらわに、変わり果てた店内を見つめていた。
福島第一原子力発電所事故に伴う避難指示区域近くの民家に侵入し、現金などを盗んだとして、埼玉県警川越署は20日、川越市的場、東京国際大3年小林昌平被告(20)(窃盗罪で起訴)と、同市の無職の少年(19)を窃盗容疑で再逮捕した。 発表によると、2人は4月17日午後から22日午前の間に、福島県広野町上北迫の無職男性(63)宅に侵入し、現金127万円と書類入りの金庫を盗んだ疑い。男性宅は原発から約21キロ地点。当時、現場は屋内退避(22日以降は緊急時避難準備)区域に指定され、男性ら家族7人は無施錠のまま、郡山市内の知人宅に避難していた。男性宅周辺では窃盗の被害が数件確認されたといい、同署で関連を調べる。
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