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ブックマーク / ohnosakiko.hatenablog.com (23)

  • 「わくわくが止まらない」が止まらない - ohnosakiko’s blog

    時期外れの話題だが、大学の学期末レポートを読んで気になったこと。 地方の芸術系大学の1年生中心の一般教養のレポート。最近目につき出したのは、以下のようなフレーズ(今期の例)。 ・わくわくが止まらない。 ・精一杯の私で応える。 ・好きを追求していく。 別に違和感を覚えない人もいると思う。でも個人的には、声に出して読みたくない日語だ。専門学校かどこかのCMの安易なフレーズみたいで、モヤモヤする。 twitterやブログならともかくとして、レポートなら普通は、 ・わくわくする気持ちが溢れて止められない。 ・自分の力を精一杯尽くして応える。 ・自分の好きなもの、ことを追求していく。または、「これが好き」という自分の気持ちに拘っていく。 という具合に文節化して書く。レポート説明の時も、崩しや省略は極力使うな、硬くてもきちんと書けと言っている。しかし、これまで文章訓練などほぼしていない上、整った硬い

    「わくわくが止まらない」が止まらない - ohnosakiko’s blog
    anigoka
    anigoka 2016/03/15
    例の劇団員殺害事件の過熱報道の話かと思ったら違った
  • 『超絶技巧!明治工芸の粋』に肝を潰す - ohnosakiko’s blog

    先日、岐阜県立現代陶芸美術館で開催中の『超絶技巧!明治工芸の粋』を観に行った。 明治工芸と聞いてもあまりイメージの浮ばない方は、下のリンク先を。 岐阜県立現代陶芸美術館 展覧会情報01 左上の「パイナップル、バナナ」、中段中の「竹の子、梅」は実寸大の象牙彫刻(牙彫)。この安藤緑山の作品をナマで観たいというのが、今回の主な目的。 初めて行く岐阜県立現代陶芸美術館は、中央線多治見駅からバス15分、徒歩10分。目印が何もなくやや不安になりかけたところで、美術館地階入り口への道があった。滝と川を取り込んだ、風流ながら大胆な作りの建築物。周辺の山には散策路があるようだ。 七宝、金工、漆工、薩摩、刀装具、自在、木彫・牙彫、印籠、刺繍絵画の全163点の展示作品はすべて、京都の清水三年坂美術館所蔵(村田コレクション)のもの。 最初にあるのは、並河靖之の七宝の皿や壷。蝶をモチーフにした驚異的に緻密な仕事に度

    『超絶技巧!明治工芸の粋』に肝を潰す - ohnosakiko’s blog
    anigoka
    anigoka 2015/11/20
    明治期は生人形とかイミフレベルのリアリティ作品とかあって面白い
  • きものを「貴族の文化」にしたのは何か - ohnosakiko’s blog

    英国人の日文化論が「正しすぎる」「ぐぅの音も出ない」と話題に - with news(ウィズニュース) タイトルがちょっと煽り過ぎというか大袈裟に感じるが、小西美術工藝社のデービッド・アトキンソン社長という日文化に詳しいイギリス人が、きものの価格の高さについて苦言を呈している内容。以下は最後のところ。 そもそも伝統が伝統になる前は、ちゃんとビジネスになっていたはずなんです。消費者の意向を探り、自ら変わり続けた。だから伝統になれた。着物が存続するためには、真っ当なビジネスにするしかありません。もっと価格を下げて、手に取りやすい着物を増やす取り組みが、最低限必要だと思います。 最近またちょっとしたきもの流行りで、若い人向けの雑誌も出て、気軽にきものを楽しめるよう様々な提案がされていたり、手にしやすい価格帯のきものが売られていたりするが、街を歩いていて頻繁にきもの姿を見るところまでは行ってい

    きものを「貴族の文化」にしたのは何か - ohnosakiko’s blog
    anigoka
    anigoka 2015/05/09
    いやー消費者の底上げは無理だろー どう考えてもカジュアル化しかきのこセンセイ生存ルートねぇと思うけど
  • 自分の文章が入試問題に使われること - ohnosakiko’s blog

    センター試験の国語に「クソリプ」「パクツイ」問題 著者「俺が正解できるのか」 - ねとらぼ 上のタイトルだけ読んで一瞬「センター試験の問題に、クソリプとかパクツイという単語を散りばめたテキストが採用されたのか、すごいな」と思ったらそうではなく、佐々木敦氏の『未知との遭遇』(筑摩書房)の中のツイッターについて論じられている箇所からの引用で、そこにツイッター・ジャーゴンである「クソリプ」や「パクツイ」に相当する事例が出されているということだった。 ↓問題文 大学入試センター試験 | 解答速報2015 | 予備校の東進 問2で思わず笑ってしまった。『教えて君』と『教えてあげる君』の関係を記述した5つの文から正解を選ぶのだが、「これを作った人、それぞれ具体的な例を思い浮かべていたでしょ」と思えて仕方ない。いや絶対そうだ。試験会場で笑いをかみ殺した受験生もいたのでは。 著者の佐々木氏は自身の文章が掲

    自分の文章が入試問題に使われること - ohnosakiko’s blog
    anigoka
    anigoka 2015/01/19
    著者=ゴジラ 出題者の忖度=メカゴジラ
  • 家事ハラと「躾」 - ohnosakiko’s blog

    「家事ハラスメント」なる言葉がネットでもテレビでも取り上げられていて、「注意や指摘してるのをハラスメントとは」「いやこれが職場なら完全にハラスメント」「共稼ぎで「夫が手伝っている」というのがおかしい」などなど、議論侃々諤々ですわね、奥様。 「セクハラ」という言葉を獲得して女性がモヤモヤした感情の原因を突き止め溜飲を降ろしたあの時代に、将来「ハラスメント」という言葉が男性である夫から私たち女性に向かってくるとは、誰が想像したでしょうか。だいたい「ハラスメント」って権力関係のあるケースで使う言葉じゃございませんでした? あ、家庭内では完全に>夫ということですか、了解しました。 それはさておき、夫婦フルタイムで共稼ぎの場合、夫の方が「家事を手伝っている」程度の認識では拙いでしょうけど、共稼ぎでもがパートで夫より拘束時間が短ければ、必然的に家事労働の中心はになり、家事なんてほぼ「慣れ」の賜物

    家事ハラと「躾」 - ohnosakiko’s blog
    anigoka
    anigoka 2014/07/18
    躾って支配性丸出しの感じがしてあんま好きでない 家事という定常ループな雑事がなぜこうも神聖視されるのか 厨房というサンクチュアリで神事を侵す者は罰せられるのか 山の神恐いッッ!!
  • 「山本太郎お手紙事件」に見るメシア願望 - ohnosakiko’s blog

    話題としては既に古くなった、山太郎参院議員が秋の園遊会で天皇に手紙を渡したという”事件”。この件で最初に思い出したのは、かつて斎藤環が『新潮45』9月号の速水健朗との対談「「ヤンキー政治」にご用心!」で、山太郎について言った「ニューエイジヤンキー」という言葉だ。 速水健朗の意見は、「山太郎の支持層とヤンキーはあまり結び付かない」し、あれは「左翼が陰謀史観に流れていく典型」というもの。一方、斎藤環は「ヤンキーがインテリの思惑の中で別の可能性を開いてしまった特異例」だとし、山太郎人はヤンキー的だと言う。 山太郎は「ある地点で思考停止してしまう面があり、極端な危ない証拠を連呼するだけで、客観性を保つための情報収集を拒否」している「シンプルすぎる非知反原発」。だがそのシンプルさ、見かけのわかりやすさでポピュラリティも獲得した。そうした性質は、斎藤環が言うところの「ニューエイジヤンキー」

    「山本太郎お手紙事件」に見るメシア願望 - ohnosakiko’s blog
    anigoka
    anigoka 2013/11/17
    このへん、天皇をメシアとみるか 太郎をメシアンQとみるかでだいぶ様相が異なってくる感じががが|ただヤンキーのカテゴライズする述語がややデカい気がががg
  • 「お世話になっております」の世界 - ohnosakiko’s blog

    仕事のメールの冒頭に必ず「お世話になっております」とつけるのは、何故なんだろう。 世事に疎い私だが、最初にそのメールをもらったのは、非常勤で行っている私立学校の教務からの事務連絡だった。こちらはその学校に講師として雇われている、つまり「どちらかというと、こちらがお世話になっている」という感覚があったので、少し戸惑った。 たとえば生徒の親が講師に「お世話になっております」と言うことはあっても、学校側が講師にそれを言うのは変じゃないか? 私は労働力を提供して報酬を貰っているのであって、別に学校を「お世話」したことはないわけだし。 そう思っていたところ、別の勤務先の常勤講師の人から電話があった。その人も冒頭で「いつもお世話になっております。◯◯校の△△です」と言った。私は急いで「こちらこそお世話になっております」と返した。 常勤講師は組織に属する人だから、この場合は学校を代表して喋っているのだろ

    「お世話になっております」の世界 - ohnosakiko’s blog
    anigoka
    anigoka 2013/11/14
    頂きますっておかしくね?系|でもまぁ形骸化したプロトコルは蓄積されると弊害を生みやすい(ヘッダの寿限無化&詠唱呪文の冗長化)ので、こーゆー厨二マインドによる定期点検は必要かもね
  • ネットの悪口が恐いクリエイター - ohnosakiko’s blog

    ネットに悪口を書き込むヤツらに反応することはいかに不毛な行為なのか?|オモコロ特集 この中で少し驚いたのは「最後に」のところ。 今回、このようなブーメラン記事を書こうと思ったのは、最近、立て続けに「創作活動がしたいけど、悪口を言われるのが怖いから何もできない」という若手クリエイター達に会ったからです。 正直、驚きました。 僕自身は、ネットの悪口なんて便所の落書きみたいなもんだし、野良犬がキャンキャン吠えているようなもんだと思えばいいじゃんという考えなのですが、そのことを伝えると、「いや、便所に悪口書かれていたら傷つきますよ。それに、野良犬に吠えられたら怖いし」と言われて、たしかにそうかもしれないと妙に納得してしまいました。 「批判を恐れているようなやつは創作する資格などない!」という意見もありますが、その考え方自体、古いのかもしれません。 これだけ社会にインターネットが浸透していれば、昔よ

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    anigoka
    anigoka 2013/10/16
    村上隆がちゃんかぜと同じ手法使っててワロタw性格悪い奴ってやっぱ同じ事考えるんだな
  • 「うちらの世界」と文化の溝 - ohnosakiko’s blog

    ネットでバカを晒す若者の話から始まって、先週は「低学歴/高学歴」話が盛り上がっていた。バカを晒す行為を学歴の高低で語るのはどうか、そういうことは学歴の高い層の中にもあるという話もあった。つまり「うちらの世界」的なものは学歴を問わずあると。 たしかに学歴の高低と「バカ」を関連づけても、あまり面白い話にはならない。にも関わらず多くの人が学歴話で盛り上がったのは、学歴の違いによる(と思われる)文化の違いがどこかにあるからだろう。その違いや溝が具体的に見え、それについて言葉を紡ぐことができるのは、比較的学歴の高い人が多いということなのだろう。 文化間の溝は昔は貴族文化、武家文化、町人文化というように階級の違いで説明できた。そして階級がなくなりそれぞれの文化がある程度混ざり合ってきた以降の時代も、厳然としてハイブロウ、ロウブロウといった文化の溝は残った。それは都市と地方の違い、もっと言えば都会者と田

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    anigoka
    anigoka 2013/08/13
    むしろ過度の高度情報化で、断絶の粒度が個人レベルにまで下がってきてる現代において、興味が持てる必要最低限度内での認識しか持たない彼らは、認知リソースの分配戦略における適応種という印象だなぁ
  • 犬の生 - ohnosakiko’s blog

    先々週の木曜日、飼い犬が寝たきり介護状態になった話を書いた。その後、がどんどん細くなっていき、先週の火曜日には餌を受けつけなくなった。水を少し飲むだけ。一時期は12キロあった体重が8キロまで落ちた。 かかりつけの獣医は、「血液検査はほとんど異常なし。もうこれは老衰でしょう。17歳だしねぇ」と言った。5年前にフィラリアに罹って死にかけたために心臓が丈夫ではないので、負担のかかる点滴はできないらしい。栄養価の高い缶詰の肉汁などを歯の間から注入するくらいしか、手だてがない。それが呼び水になって欲が戻ればいいが、そうでなければあと一週間から10日が山場だと言われた。 その日から、スープに近い犬用流動(ペットの介護があるのを初めて知った)を、注入器で奥歯の隙間から入れ始めた。ゼリー状のはべようとしないので、それも水で薄めてスープにして飲ませた。ほんの二口くらいで飲むのをやめてしまう。一日に

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    anigoka
    anigoka 2013/06/23
  • 変な顔なのに、美しい - 剛力彩芽の造形美 - ohnosakiko’s blog

    剛力彩芽、その顔が天才だ! - 逆襲のブロガー 続・剛力天才論 - 逆襲のブロガー 剛力彩芽について熱く語っているid:yoghurtさんに、二番目の記事でブコメを取り上げて頂いたので、私もちょっと語ってみたくなった。 普段あまりテレビを見ない私が剛力彩芽を最初に認識したのは、スーパーの中に掲示されていた小さな広告の写真(森永乳業か山崎パンか忘れた)。「ちょっと変わった顔? でも好きなタイプ」と思った。それ以降、雑誌やテレビに登場するのを意識して観察するようになった。メディアにものすごく露出が多いのを知ったのは実は最近。(一部で?)「ブス」だと言われているのも最近知った。 ブスはあんまりだ。でもファニーフェイスと言えば近いと思う。喩えが古過ぎるが、目の小さいあっさり顔なところが若い頃のシャーリー・マクレーンっぽい。正統派の美人ではないマクレーンはよくファニーフェイスと言われていた。 「出過

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    anigoka
    anigoka 2013/01/17
    美しいというより面白い感じ|彫刻的というなら香椎由宇とか加藤あいだろjk
  • 奇想天外「毬と殿さま」 - ohnosakiko’s blog

    先日触れた『コドモノクニ名作選 vol.3』に、童謡のCDがついていた。 大正から昭和初期に作られて、以後ずっと歌われている童謡は案外多い。「赤い鳥小鳥」「かたつむり」「赤とんぼ」「アメフリ」「グッドバイ」「赤い」「青い目の人形」「七つの子」「夕焼け小焼け」「月の砂漠」など。 このCDにもそのいくつかが入っていたが、その中に「毬と殿さま」があった。 毬と殿さま   作詞 西條八十  作曲 中山晋平 1 てんてんてんまり てんてまり てんてんてまりの 手がそれて どこから どこまでとんでった 垣根をこえて 屋根こえて おもての通りへ とんでった とんでった 2 おもての行列 なんじゃいな 紀州の殿さま お国入り 金紋 先箱 供ぞろい お駕籠のそばには ひげやっこ 毛槍をふりふり ヤッコラサのヤッコラサ 3 てんてんてまりは てんころり はずんでお駕篭の 屋根のうえ 「もしもし 紀州のお殿さ

    奇想天外「毬と殿さま」 - ohnosakiko’s blog
    anigoka
    anigoka 2012/11/04
    事の真相はさておき合田解釈その1は結構割りとしっくり腑に落ちる 手鞠が大名行列の前に転がって連想する展開はやっぱ前者だしなぁ
  • 熟女キャバクラ - ohnosakiko’s blog

    家から車で十分くらいのところに、沖縄料理の店があった。外装は南国風というか何というかやや中途半端な感じで、試しに一度行ってみたが特別に美味しいということもなく、普通の居酒屋に近い特徴のない感じだった。あまり賑わってもいなかった。夫と「この店、たぶん流行らないね」と言いながら帰ってきた。 それが4年くらい前。 この間通りかかったら、店の外観はそのままで「熟女キャバクラ」というでっかい看板が出ていた。前の店はそのうち潰れるとは思っていたが、次が熟女キャバクラとは。って、よくあるパターンなのかもしれない。 周辺は住宅街やスーパーがあり、飲店は点々としかない。だからその黒地にピンクの文字がエロエロしい看板は、かなり場違いな感じに目立っていた。店の前は小学校の通学路になっているらしく、よく集団登下校しているのを見る。きっと小学生の間で話題に上っていると思う。「なにあれ」「なんて読むの」「じゅくじょ

    熟女キャバクラ - ohnosakiko’s blog
    anigoka
    anigoka 2012/01/17
    若い子特有のATフィールドが崩壊してるから接しやすいよね人妻や熟女って
  • 「ビギグギ」 - ohnosakiko’s blog

    三週間くらい前だったかもっと前だったか忘れたが、夫と喧嘩して殴った。 夫ではなく自分を。 夫と私が地元でつきあっている数少ない友人に、少し年上のTと同世代のMがいる。Tの店で私たちはよく顔を合わせる。TもMも独身で、年末年始に家に泊まりに来たりするくらいには親しい。 やや天然で思いついたことをそのままぶっきらぼうに口にする夫と、歯に衣着せぬ突っ込みタイプのTの間では、時々こっちがヒヤヒヤするくらいキツい冗談混じりの言葉の応酬がある。大抵は夫がやりこめられてエヘラエヘラしている。 T、Mと一緒にいる夫は私から見て、虐められるのを楽しんでいるようにさえ見える。 ある時、いつものようにTの店でMと飲むことになった。普段は時間の約束などしないが、たまたま帰郷中のKと一緒に来るというので、じゃあこっちは○時頃行くと伝えた。 夫はその日は留守番していると言っていたが、誘ったら気が変わったらしく一緒に行

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    anigoka
    anigoka 2011/08/11
    脂さんの他人の米欄日記が連載開始!|近しい人でも逆鱗ボタンの位置ってわからんよなぁ|「うあぁ大野さんが自分を殴り始めたぁあ」←日常系シュールギャグ4コマにありそうなオチ
  • 変化 - ohnosakiko’s blog

    1年くらい前から妙に、音がよく聞こえるようになった。最初は夫とテレビを見ている時だった。音声がうるさく感じる。「もう少し音量絞って」と言うと変な顔をされた。 朝、ちょっとした外の物音で目が覚めてしまう。雀のさえずりが、ものすごく明瞭に聞き取れる。授業中、教室の一番後ろで寝ていた学生の寝息が聞こえてきてびっくりした。鼾ではない。 家にいると、遠くの方で小さい子どもの泣いているのが手に取るように聞こえる。その子どもをお母さんがあやしている声。そのうち、風で庭木の葉がかすかにそよぐ音や、玄関先で飼い犬が身じろぎした音まで聞こえるようになった。前はそんなもの聞こえなかった。 ちょっといろんなことに神経過敏になっているのか、いや更年期障害が始まったのかと思っているうちに、それにも慣れてきた。 聴覚だけではない。寝る前にストレッチをするのだが、この1年くらいでやけに体が柔らかくなってきた。脚を投げ出し

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    anigoka
    anigoka 2011/02/24
    セオリーとしてサキコを吊る前に占いに依存するのは危険なのでまず霊能者と狩人の確認を…
  • 高橋氏とのブコメ議論まとめ - ohnosakiko’s blog

    例の首都大の学生のやった件で、この数日、id:NaokiTakahashi氏(以下、高橋氏と表記)とのブコメ議論があちこちで長引いた。 個人的には、被害者の受けた苦痛と屈辱の前には、こんなアート論議などどうでもいいものだと思っているし、この事件についてアートや芸術方面から語ること自体が(アートや芸術に対してではなく)被害者の女性達に対して失礼なものになりかねないと思っている。このことはブコメに書けなかったのでここではっきり言っておきたい。 私の基的態度は「これをアートとして語る意味はない」。高橋氏の態度は「アートの俎上に上げてその質を論じよ」。バカ長いばかりで読む人も少ないだろうが、なにがしかあぶり出されている面もあると思うのでここにまとめておく。 それぞれの元記事。私が最初のブコメを書き込んだ順。議論の日時はかなり重なっていて同時進行的にやっていた。 Togetter - まとめ「ドブ

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    anigoka 2010/06/21
    はてなははてブ版トゥギャッターを作ってくれないかねぇ~こーゆータワーを簡単にまとめる機能が欲しい って一晩中はてブ落としてた様な企業に言っても仕方ねーか|冒頭の6行目で結論出てるので本編読む気がしない
  • ゲシュタルト崩壊する立方体 - ohnosakiko’s blog

    デザイン専門学校で受け持っているデッサンのカリキュラムの中に、幾何形態がある。立方体、円柱、円錐、四角錐、三角柱、球‥‥。誰でも大抵一度は描かされるモノだ。 セザンヌの有名な言葉で「自然界にあるのは円柱と円錐と球だ」というのがあるが、デザイン方面ではまず立方体が描けないことには話にならないようで、「とにかく全員、立方体をちゃんと描けるようにしてほしい」と、私が担当している1年の専任の先生に言われている。 立方体?そんなの簡単だよ誰でも描けるよ‥‥と最初のうちは思っていた。ところが甘かった。 何の前知識もなしに立方体を紙に描かせてみると、半分くらいの学生が、まず正方形を描き、角から斜めの平行線を三延ばして奥行きを作り輪郭を閉じる。「これはありえない世界。空間が歪んでる」と言うと、とても不思議そうな顔をする。 立方体の一面が完全に正方形に見えるのは、立方体が目の高さにあり、一面以外はまったく

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    anigoka
    anigoka 2010/06/06
    かんけーないけど(ないんかい)けいおん!でパースが多用されるのは極端に抽象化されたキャラクターデザインに対する補償行為とオレは捉えてる
  • 女しか言わないセリフ - ohnosakiko’s blog

    「私のどこを好きになったの?」 女は、つきあっている男に「ねえ、私のどこを好きになったの?」と、必ず一回は訊きたがるものであるという。知っていても訊く。人によっては何回も訊く。 私はそんなこと訊いたことも気にしたこともありません!という人は、いいのです。一般論として、その傾向があるらしいということだ。 そのことがある時、内輪で話題になった。その話を持ち出したのは男性で、その場には女性が4、5人いたが、誰もはっきりとした解答をしなかった。「私はそんなこと訊いたことないし‥‥わからない」ということだったような気がする。 私は、そのセリフを口にしたことがある。その時は「さあな、忘れた」というあっさりした答で終わりになった。 結婚して十年近くも経ってから突然訊いたのが、よくなかったのかもしれない。それも喧嘩の最中で、そこに「もしかして私のことずっと誤解してたんじゃない?」という意味が(悪意として)

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    anigoka
    anigoka 2010/05/24
    気をつけろ、その質問に「よくわからないな」と答えたらソイツは村上春樹だ
  • 「内心」は不自由だし、ポルノを楽しむのは「悪」だ - ohnosakiko’s blog

    アンドロイドの人権と神さまとセカンド・レイプ - はてこはだいたい家にいる 「内心の自由」を巡ってのコメント欄の混乱が、ブコメにも波及している。 「内心の自由」とはもともと、憲法19条の「思想及び良心の自由」を下支えする概念だ。戦前の国家の思想統制に対して出てきたもので、他者の人権に抵触しない限りにおいて最大限保障されるべきことになっている。 従って「内心の自由は保障されている」と言わねばならない局面とは主として、思想及び良心の自由が国家あるいはそれに準じる権力装置によって侵害されそうになった時だろうと思う。 冒頭で引いた記事及び一連の記事の内容は、ポルノの人権侵害と「良心」を巡る議論の一つである。レイプものなど被害者が見たら傷つくであろう性的ファンタジーを、語るだけでなく、楽しんでいることへの疑義が示されている。 一連の議論を追いかけている人ならわかるはずだが、最後の一文はAntiSep

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    anigoka
    anigoka 2010/04/23
    ポルノ=権力関係で演出された暴力的なモノ という仮定には違和感アリ むしろポルノはあらゆる関係性を包括すると言ったほうが正確 ポルノが「悪」なんて結論は宗教キチガイ原理主義者の戯言と変わらんよ
  • 貧乏人はこっそり猫を飼え - ohnosakiko’s blog

    少し前に、「生活保護者はを飼うな」という増田記事があった。 将来、仕事も家も失って生活保護のお世話にならないとも限らず、その時に、うちの今春14歳になる老犬はたぶんもういないだろうが、1歳半のはもしかしたら生きている可能性もあるので、人ごとではないと思った。 一人暮らしで53歳の友人は、一昨年の秋に長年飼っていた愛を亡くし、もうは飼わないと決めたという。「だって今から子飼っても私が先に死ぬかもしれないし、そうでなくても、もし満足に面倒看れない状態になったらが可哀想だもの」。たしかに、ペットを飼うにはそれなりの覚悟と見通しがいる。 さて、その記事のはてなブックマークの中で、 amerio 社会 収入の低い人ほどペット買う率高い気も確かにするけどね。社会への劣等感から自分より低位の従属者を作りたいとかそういう心理あるかもしんない。 2010/01/09 というコメントを読み、「うー

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    anigoka
    anigoka 2010/01/31
    そうだよねぇ 従属(させたい)欲求とか言い出したら、やり手の経営者とかお金持ちほうが貧乏人なんかよりよっぽど充足してるイメージw しかも相手は動物じゃなくて人間