ちばにゃん@社会復帰リハビリ中 @cmy_rl 若い患者さんが、抗がん剤止める、って言ってきて、よくよく話を聞いたら、本当はやりたいけど治療費が払えないらしく。そこからMSW入れて福祉事務所に連絡取って、医療費部分だけでも生活保護取れないかと手続きしてもらって、昨日、「治療再開できます」と連絡きた。良かったね!と声出た。 2024-04-23 08:00:27
石井光太の『世界と比べてわかる日本の貧困のリアル』を読んだ。 (筆者名は筆者のTwitterアカウントに飛びます。) 本書は、住居、教育、労働といった8つの視点で、海外の貧困と比較ながら、日本の貧困の実相を明らかにしようとしている。日本人が抱いている貧困のイメージが海外のスラム等のイメージである一方で、実際に多くの日本人が直面している貧困が海外の貧困と異なる実相を持つからである。つまり、海外の貧困のイメージで日本の貧困を捉えてしまうことによって、日本の貧困ひいてはそれがもたらす社会問題への対処法の検討を誤らないようにすること、ここに主眼が置かれている。 こうした目的は、実際に海外での取材経験がある筆者によって、本書がかなりの程度果たせているように思われる。 まず、海外のスラムにおける体験談、経験談が随所に散りばめられているのが良い。若くして結婚を余儀なくされる子。受けたい教育ではなく必要な
日雇い労働者たちが集まるドヤ街。横浜・寿町は日本の3大ドヤ街の1つに数えられ、120軒以上の簡易宿泊所(ドヤ)が立ち並んでいる。 イギリス人の文化人類学者トム・ギルさんは、約40年間にわたって、国内外で日雇い労働者やホームレスの研究を行ってきた。そんな彼が、フィールドワークで最も足しげく通ったのが寿町だ。この街で出会った人々や遭遇した事件などについて、寿町を案内してもらいながら取材した。 日本の3大ドヤ街、横浜・寿町 「お前ら、そこで何やってんだ! 誰が入っていいって許可した!」 突然、怒声が飛んできた。寿町を一望できる場所があるとトムさんに連れられ、とあるビルの屋上から街を眺めていたときだった。ビルの関係者と思われる男性が、目を吊り上げて立っていたのだ。 「待ってろ、〇×(聞き取れず)を呼んでくるから」と彼が建物内に戻った瞬間、「逃げましょう」とトムさん。非常階段を駆け下りて何とかビルの
織部ゆたか @iiduna_yutaka どうもネットにいると感覚がおかしくなるけど、今世間では「割と好景気」なんだよな。インフレ局面とはいえ企業の売り上げは伸びてるし、大企業は人材確保に力入れてるから待遇も改善してる。だけどネットでは「うち今景気いいよ」という人は声を出ないので、生活苦しいという話しか見ないという。 2023-10-02 12:27:29
未婚男性の死亡年齢中央値は67歳? 平均寿命は男性よりも女性の方が長いというのはよく知られた事実です。 そして配偶関係でも寿命に差がある(ただし男性が顕著)ことも最近はよく知られるようになりました。 荒川和久氏が2020年人口動態調査の15歳以上の配偶関係別死亡者数のデータから算出したデータによると、未婚男性の死亡年齢中央値は67.2歳としています。 news.yahoo.co.jp これでは「未婚男性の多くは年金払い損」と考えてしまいますね。 ただこれは今の高齢者、おそらく戦前生まれの人も含んだデータだと思います。独身のまま戦死した世代、戦争の影響で早く死んだ世代も含んでいるかと。 ですから戦後生まれのデータはもっと差が小さくなるはずです。 ちなみに「有配偶<死別」になるのも統計上必然で、短命の人は配偶者より先に死に、長生きした人は配偶者に先立たれてしまいますからね。 独身者の寿命が短い
やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 「子供部屋おじさん(おばさん)」とも呼ばれる、成人後も親と同居を続ける中年の増加が日本で取り沙汰されてきたが、米国や英国でもそうした人々やその予備軍が増えつ
40代貧困でも70歳までに「最低」200万貯金が必要――。 この「最低」は、暮らすために必要な金額ではなく、緊急避難用の「最低」金額だ。 同じ40代でも、収入や貯蓄額に大きな格差がある。この200万円を「少なすぎる」と思う人と、「低収入でカツカツなので、200万円も貯められそうにない」と思う人がいるだろう。 今回は後者の、70歳までに200万円貯めることも厳しそうな40代向けの記事である。 緊急避難用に必要な200万円の内訳 この「緊急避難用に最低200万円必要」という立ち位置は、老後独身で、最低限必要な手続きを頼れる人が、兄弟や甥・姪しかいない設定で考えている。 金額は、分かりやすさを重視して、5万区切りのどんぶり勘定。 病気や認知症などで突然、入院や介護施設への入所をする場合、最低でもざっと次のお金がかかる。 入院:月8〜10万 入所:特養月8〜10万/ショートステイ月15万 この金額
「若者に風呂なし物件が人気」は本当か? 最近「若者に風呂なし物件が人気」といった趣旨の報道が物議を醸しました。 ほぼ同時期に複数のメディアが似たような記事を発信したことが直接のきっかけですが、若者の貧困問題が根っこにあるにもかかわらず、それを考慮しないで1つの文化、ファッションのように片付けていることに対する非難や疑問の声が、それこそ若者を中心に湧き起こりました。昨年末に海外メディアが、日本で「三畳一間」の狭小物件のニーズが高まっていると指摘したことなどもこれに影響しているようです。 筆者はアメリカ発のミニマリズムが日本において生存主義(サバイバリズム)の色彩を強めていることについて、これまでさまざまな媒体で語ったり、書いたりしてきました。モノを極限まで減らすことや、住空間をコンパクトにするミニマリズム、シンプルライフの流行が、先行きが不透明で転落のリスクに脅かされた過酷な時代状況と無縁で
現在、世界の主要自動車メーカーが販売する量産EVは、大容量のリチウムイオン電池を搭載し、長距離走行に耐えうる航続距離を確保しているのが主流だ。EVでは電池が車両コストの3~4割を占めるとされ、電池容量の増加は価格上昇に直結する。 永守氏は「車両価格は200万~300万円でも高い」と主張する。中国・上汽通用五菱汽車が同国で約50万円で販売し、大ヒットした格安EV「宏光MINI EV」を例に挙げ「EVは安く造れる」(同氏)と強調した。 日本電産社長の関潤氏は「金銭的に余裕があるユーザーは、充電などの不便さを嫌がる。今は、自動車メーカーがこうしたユーザーに向けてEVを造っているから、価格が高い」と分析する(図3)。そのうえで、関氏は「日常的なクルマ使いにおいて、9割以上のユーザーの平均運転距離が30km未満」とのデータを示し、今後は「航続距離が短くても、価格の安いEVを欲しがるユーザーが出てくる
全体的には、未婚および離別・死別などの独身のほうが孤独を感じやすく、女性より男性のほうが孤独を感じやすい。さらに、年齢的には、30~50代の中年層が孤独を感じやすいという傾向が見てとれます。もっとも孤独を感じやすいのは、男性では50代で配偶者と死別した層、女性では30代で離婚した層でした。 孤独を感じることと「それを苦痛に感じる」ことは別問題 しかし、単純にこれだけを見て、「やっぱり結婚したほうが孤独じゃないんだな」と結論づけてはいけません。そもそも「孤独が問題だ」と大声で騒ぐわりに、性別や年齢、配偶状況にかかわらず「孤独を感じる」という割合は過半数にも達していないわけです。高齢者の孤独という話題もありましたが、これを見る限り、むしろ高齢になるほど孤独感は感じない傾向もあります。ある意味、現役世代で人との交流機会が多いはずの年代のほうが孤独感は高いということになります。 そして、忘れてはい
内閣府は7日、最近の経済動向を分析した「日本経済2021―22」(ミニ経済白書)を公表した。 【図解】所得ごとの子育て夫婦(25~34歳)比率 岸田文雄政権が目指す「成長と分配の好循環」実現をめぐり、格差問題を検証。25~34歳の若年層の間で所得格差が拡大しており、所得500万円未満では子どもを持つ比率も大きく低下していると分析した。「晩婚化や少子化への対応として、結婚や子育てを控える層の所得増加が重要」と提言している。 首相は、競争原理を重視する新自由主義的な政策が貧困・格差の拡大を招いたと訴える。白書では、所得格差を表す代表的な指標「ジニ係数」を用い、20~59歳までの年齢層別に2002年から17年にかけての労働所得の分布状況を分析。その結果、25~29歳と30~34歳の年齢層ではジニ係数が上昇し、格差の拡大が確認された。「若年男性の非正規雇用比率が上昇し、労働時間が減少したことが背景
「10月30日」が東京の転換点だった? 2021年10月30日は、日本の都市、少なくとも東京の転換点となったと後世から記憶されるのではないか。 その日は、第49回の衆院選挙戦の最終日だった。ただし翌日の投票で革新勢力が深いダメージを負ったことを話題にしたいのではない。より注目されるのは、選挙戦の最終演説の際に、自民党が15年間選び続けた秋葉原ではなく、品川区大井町駅前を選択したことである。 自民党は2006年9月に麻生太郎が総裁選のために演説をおこなって以来、秋葉原を国政選挙の最終日の演説地と定めてきた。しかし岸田新総裁はその15年間続いた慣行を破り、品川区大井町を選ぶ。 こうした変更には、(1)品川区を含む東京3区で自民党と立憲民主党のデッドヒートがくりひろげられていたこと――実際、選挙戦は立憲の松原仁氏が勝利する――に加え、(2)岸田首相が安倍政権とのちがいを強調しようとしたことが絡ん
結婚は消費行動である未婚男女の間には「結婚はコスパが悪い」という説がある。 それに対して、既婚者は「結婚はコスパで考えるものではない。結婚をコスパなんかで考えているから、いつまでも独身なんだよ」と説教したい衝動に駆られるかもしれない。 しかし、一方で、恋愛の末に結婚した既婚者自身でも「愛さえあればなんでも乗り越えられる」とは言えないのではないだろうか。 結婚後の二人、あるいは、子が産まれて家族となった後の生活というのは、恋愛関係とは違い、否が応にも現実が突きつけられる。現実とはお金である。 「結婚とは、ひとつの消費行動である」とは、ドイツの哲学者マルクス・ガブリエルの言葉だが、ある意味、結婚とはひとつの共同体運営であり、経済活動でもある。消費の一形態というとらえ方はむしろ的を射ていると言える。 結婚のメリットの男女差出生動向基本調査において、18-34歳の独身者を対象として「結婚の利点」「
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