クラウド時代が到来しようとしている。しかし、それは一体何を意味するのだろうか。本年度の「丸山先生レクチャーシリーズ」を貫くこの大きな問題を、丸山不二夫氏がITの歴史的発展の流れの中に位置付けて読み解いた。 11月13日、日本電気(NEC)本社内の講堂を会場に、「丸山先生レクチャーシリーズ」の第1回が開催された。本年のレクチャーは“クラウド”をメインテーマに据え、さまざまな講師を招きながら1年かけて展開される。講師を務める丸山不二夫氏は、日本Javaユーザー会会長としての長年の活動でも知られ、最近は日本Androidの会の会長にも就任している。現在は早稲田大学大学院情報生産システム研究科に客員教授として籍を置くが、学生のみでなく、広く一般向けにIT技術を解説する活動を継続していることでも著名だ。同氏の名前を冠する「丸山先生レクチャーシリーズ」も本年で7年目を迎えており、最新技術をいち早く紹介