『週刊東洋経済』の「ユニクロ疲弊する職場」が熱い。同誌の風間直樹記者、西村豪太記者による渾身のレポートである。 そして、この記事をキッカケに最近、アゴラでも話題の「ブラック企業」論の流れが変わるのではないかと私は考えている。 9ページにわたるこの特別レポートだが、これまでのユニクロ批判記事とはレベルが違う。これまでは、元社員に対しての取材で構成されたものが多かったが、同記事では疲弊して退職していった元社員はもちろん、最近まで人事担当役員を務めていたユニクロ日本COOの若林隆広グループ執行役員のコメントまで取り、実に丁寧に取材している。表紙にまで店舗の写真を載せて、問題提起している。記事の一部は、さっそくヤフトピでも紹介されており、話題となっているようだ。同誌と、担当記者の本気が感じられる。さすが同誌の雇用・労働系のエース記者、風間直樹氏。あっぱれ! 大きな論点は、「サービス残業」である。記