ほとんどの人は裸の王様の話を知っている。バカには見えない服を着ている王様を国民の多くが賞賛する。服が見えない、なんて言ったら、自分がバカにされると恐れ、皆服が見えているふりをしているのだ。 科学は現実の現象があって、それを合理的に証明することで成り立っている。基本的な原理、法則は過去に誰かがそれを証明していて、そこにさらに枝葉を継ぎ足すことが現代の科学だと考えられている。巨人の肩というときもある。 しかし、何度も指摘するが誰も証明していないことを踏み台にして多くの理論が組み立てられている。このブログでは、誰も証明したことのない科学的法則原理を取り上げてきた。5つの間違いがあると指摘したが、もう少し別の角度から見てみよう。 たとえば、太陽は核融合で輝いているというのが大方の常識となっている。しかし、太陽の核融合は証明されたわけではない。太陽―核融合説には、いくつかの前提がある。太陽の中身は重
世界で売上No1の除草剤「グリホサート」に発がん性の疑いが強まり、使用禁止や規制強化に踏み切る動きが欧米やアジアで広がっている。しかし、日本は逆に規制を緩和しており、消費者の間で不安が高まっている。 「毒物の追放は、われわれの責務」 7月2日、オーストリア国民議会(下院)が、グリホサートの使用を全面禁止する法案を可決した。施行には欧州連合(EU)の合意が必要だが、施行されれば、EU加盟国ではグリホサートを全面禁止する初めての国となる。 全面禁止を訴えてきた社会民主党のレンディ=ヴァーグナー党首は声明を出し、「(グリホサートの)発がん性を裏付ける科学的証拠は増えており、私たちの身の回りからこの毒物を追放することは、われわれの責務だ」と述べた。 オーストリアは有機農業が非常に盛んで、ロイター通信によると、今回の投票では右派の自由党も賛成に回り、法案の可決を後押しした。 環境問題や食の安全に関心
2021年12月3日発売の「日経トレンディ 2022年1月号」では、「2022-2030大予測」を特集。治療が難しいがんや認知症などに対する医療を、「ナノマシン」が大きく進展させそうだ。ウイルスサイズの極小カプセルに薬剤を搭載し、目的の細胞に届けて治療効果を高められる。がん治療では実用化が目前で、脳神経系疾患の治療や「切らない手術」などへの応用期待も大きい。 ※日経トレンディ2022年1月号の記事を再構成 <前回(第5回)はこちら> 【2045年はこうなる!】 極小の“病院”が体内を巡り、病気を見つけて即治療する 治療が難しいがんや認知症などに対する医療を大きく進展させる“道具”として、近年注目されているのが「ナノマシン」だ。約50ナノメートル(ナノは10億分の1)の高分子でできたカプセルで、ウイルスと同程度の極小サイズ。そこに薬剤を搭載したり、体内の目的の場所に運んだりといった様々な機能
仮想現実教室による発達障害児の感覚・認知の評価システム、熊本大学が開発 大学ジャーナルオンライン編集部 熊本大学大学院の大河内彩子教授らのグループは、学童年齢の発達障害児の特性を評価するために、仮想現実(VR)教室を利用した評価システムを開発し、視線パターンなど定型発達児とは異なる特徴を明らかにした。 研究では、VR教室で教師がホームルームで90秒間の説明を行い、その間にいくつかの気が散る事象が起こるように設計し、視線・インテロセプション(心拍や呼吸パターンなどの体の中の状態を感じ取る感覚)・理解の特性を評価した。 その結果、発達障害児群では、VR教室映像の開始から30~45秒時点の15秒間、教師への注視時間が有意に長くなった。また、VR教室での教師の説明内容に関するクイズと、自分の心拍数を正確に数える心拍知覚テストの平均点は、定型発達児群より有意に低かった。さらに、MAIA(自身の身体感
ひかたま(光の魂たち) 動物の自然療法、統合医療を行う、しんでん森の動物病院です。東京の足立区にあります。動物と植物の命の話、統合医療の話をします。 公式HP http://shindenforest.com/ お問い合わせ プライバシーポリシー 個人情報保護方針 乳がんの大部分の患者さんは、 化学療法の必要がなく、 化学療法なしで、より長期に生存できる という研究報告が発表されています。 乳がん患者さんの70%は 副作用の強い 抗がん剤が必要なかったことになります。 indianexpress.com 多くの乳がん患者さんが 過剰な治療を受けていたことになります。 しかも 副作用の強い抗がん剤です。 この研究結果は がんの学会では世界最大規模の米国臨床腫瘍学会(ASCO)の年次総会で 発表されたものです。 nejm.org この研究の成果によって、 最も一般的な型の乳がんと診断された患者
DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 BCGは、やはりコロナに効くかもしれない――。新型コロナウイルス感染症による死亡率が国によって差があることから、BCGワクチンの接種が「有効」かもしれないという仮説に新展開だ。8月15日、I型糖尿病患者を対象とした治験で、「感染予防効果がある」という研究成果が発表された。東北大学副学長で、東北大学大学院医学系研究科の大隅典子教授に、緊急寄稿してもらった。 BCGのコロナ感染予防効果の検証結果が公表 研究開始は2020年の「2年前以上前」から 日本で最初の新型コロナウイルス感染者が見つかった2020年1月15日から、2年7カ月が経過した。このウイルスは次々と変異し、オミクロンBA.5株を中心とした7月からの感染第7波は桁違いに大きく
日本では、各地で集団フッ素洗口が広がっています。WHOでは6歳以下のフッ素洗口は禁忌としていますが、幼稚園や保育園では900ppm週一回法での洗口がすすめられています。フッ素洗口の子どもの対象者数は1400万弱の8.3%といわれており、116万人が洗口をしているようです。地域により推進とそうでないところでは取り組みに差がありますが、霧島市の幼稚園のアンケートでは公立では70.6%、私立では45.7%と、公立のほうがすすめられているところが多いようです。(フッ素洗口の問題点についてはフッ素にNO!~むし歯にフッ素はニセ科学参照) 最新の情報で、フッ素化が糖尿病を増加させるとの論文が発表されました。秋庭賢司さんからの情報です。末尾に2016年11月6日の日本フッ素研究会のお知らせがあります(後日ちらしをアップします)。 訳と注( )及び解説: 秋庭賢司 地域水道水フッ素化は、合衆国の22州で2
世界で初めて、サルを人工的にうつ病にする研究チームは今回、ニホンザルの脳内における「内側前頭皮質(MFC:medial frontal cortex)」の腹側部を対象とした、局所的な脳機能の阻害実験を行いました。 MFCは、高度な認知や情動機能をつかさどる大脳皮質の中で、前方部の内側面に位置します。 情動や社会性、意欲の制御に深くかかわっており、とくにMFCの腹側部は、うつ病患者において機能異常が生じる場所として指摘される部分です。 この領域の機能を阻害する方法として、チームは、非侵襲的な脳活動の操作法である「経頭蓋磁気刺激(TMS:transcranial magnetic stimulation)」を用いました。 TMSは、頭皮に配置したコイルに電流を流して、急速な磁場の変化を起こすことで、頭蓋の外側から脳内に微弱な電流を与える脳刺激法です。 本研究では、ニホンザルのMFC腹側部を標的
特集:新型コロナワクチン 今わかっていること まだわからないこと No.5057 (2021年03月27日発行) P.18 守屋章成 (名古屋検疫所/中部空港検疫所支所検疫衛生課/空港検疫医療管理官) 登録日: 2021-03-25 最終更新日: 2021-03-24 1998年京都大学医学部卒業。2002年北海道家庭医療学センターでの家庭医療研修を修了。以後,各地の診療所等に勤務。2017年検疫官に任官。 1. 新型コロナワクチン接種開始にあたって 2020年1月10日に中国保健当局が新型コロナウイルス遺伝子の全塩基配列を公表したその日から,世界中でワクチン開発レースが始まった。それからわずか11カ月後の同年12月に,ファイザー社1)(米国),モデルナ社2)(米国),アストラゼネカ社3)(英国)が相次いで英文査読誌に治験第3相の論文を掲載した。いずれも驚くべき高さの効果と安全性が示されて
9月の新学期からソーシャル・ディスタンスは不要に(写真はイメージ)/(C)Inside Creative House/iStock 【ニューヨークからお届けします】 9月の新学期を前に、アメリカCDC疾病対策予防センターが新たなコロナ予防ガイドラインを発表しました。ソーシャル・ディスタンスの廃止など思い切った措置に、ついに本格的なニューノーマルがやってきたと、大きな話題になっています。 アメリカでは1日のコロナ感染者が依然10万人を超え、高止まりの状態が続いています。一方で死者は1日約400人と低い水準で推移しています。そんな中、9月からの新学期を控え、子どもたちの行動制限をどうするのか?という関心が高まっていました。 今回の最大の変更は、6フィート(約1.8メートル)の距離を取るソーシャル・ディスタンスが、不要になったことです。 また現在学校で定期的に行っている検査も、生徒に症状があった
新型コロナウイルスが発生した当初、コロナの終焉は集団免疫しかないと考えられていた。世界の誰もコロナに対する免疫を持っていないので、全員が感染するまで流行は拡大する可能性があるのだが、理論的には人口の7割程度が感染すると、感染者の周囲に非感染者が少なくなり、感染の機会が低下して、感染は終わるというのが集団免疫の考え方だ。 ところが大部分が感染するまで流行が続くという考えはすぐに崩れた。日本でも世界でも、人口の7割どころが1割をはるかに下回る割合が感染しただけで自然に収まるという波を約4カ月周期で繰り返したのである。 変異ウイルスが作り出す流行の周期 流行の波が発生する原因として、行動制限がなくなって他人との接触が多くなると流行が起こり、規制が厳しくなって他人との接触が減ると流行が収まると説明されている。しかし、それはあり得ない。 日本も世界もよく似た4カ月周期の流行を7回も繰り返しているのだ
新型コロナワクチンを接種するか、否か。そのがん治療を受けるか、否か。 数字や専門用語が並ぶ医療の情報は理解するだけでも一苦労ですが、最後は自分自身で選択しなければいけません。 インターネットや本などでたくさんの情報を集めても、どれを信じたらいいのか分からなくなる人も少なくないでしょう。 あふれる医療情報の中から、自分自身の判断のために取り入れていいものはどれなのか。 それを見極める物差しとして、世界各国の研究者や医師などが提案したものがあります。 「メディアドクター指標」と呼ばれる基準です。 海外の活動例を取り入れ、10個の指標を作成した、メディアドクター研究会の代表、帝京大学の渡邊清高医師に話を聞きました。 【関連番組】 フェイク・バスターズ「“出版の自由”と医療情報」 8月5日(金)夜10時放送(総合テレビ) 「メディアドクター指標」って何? メディアドクターとは、医療や健康に関する報
オランダの研究チームは新たな手法を用いて、血液に吸収されたプラスチック粒子を初めて検出した。 プラスチックは自然界に放置されると、外的要因によって分解していく。そして微小なマイクロプラスチックになると、発見も処理も難しい。自然界での移動経路を追うのは科学者にも困難であり、生き物の体内に吸収されることもあるからだ。 マイクロプラスチックが海洋生物の生命をきわめて危険にさらすことはすでにわかっている。また、人間の体組織や便を調べた結果、どのサンプルからもプラスチック粒子が検出されたことから、マイクロプラスチックは人間の体内にも侵入すると判明した。 Wonderfulengineering 今回、人間の血液に微小なプラスチック粒子がないかどうかを調べるために用いられたのは、大規模な分光測定法だ。 22名の健康な被験者から採取した血液サンプルをこの手法で調べたところ、被験者の4分の3の血液から、プ
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