4月12日に、国立社会保障・人口問題研究所(社人研)の最新版2024年推計「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」が発表されましたが、それには2050年までの年齢別配偶関係人口推計があります。それによると、独身率は2040年に47%を超え、2050年には47.4%まで上昇すると推計しています。 しかし、これはあくまで3つの推計シナリオのうち(高位・中位・低位推計がある)中位推計に基づくものであり、過去の社人研の推計と結果を突き合わせると、ほぼ低位推計通りに推移しているので、この独身率は2050年には50%を超えるだろうと個人的には思います。 若者よりも中年・老年の独身数が上回っている 日本の独身率推移を長期的に見れば、大正時代の1920年は37%でした。その後、太平洋戦争前後で一度40%を超えましたが、戦後の第二次ベビーブーム期の1970年代の大結婚増時代を経て、若者の独身人口が減り、90年