科学の科学―コレージュ・ド・フランス最終講義 [著]ピエール・ブルデュー[評者]斎藤環(精神科医)[掲載]2011年1月9日著者:ブルデュー 出版社:藤原書店 価格:¥ 3,780 ■科学の現場の「構造」、明らかに 1998年、新3種混合ワクチンの接種が自閉症の原因となるとする論文が発表され、大きな反響を呼んだ。ところが最近の調査で、この報告が執筆者である医師のでっちあげだったと判明した。なぜ科学者がこうしたスキャンダルを起こすのか。 私たちは科学を厳正かつ中立な、自律性の高い学問だと考えている。しかしその科学にすら政治や人間関係といった不純な要因が影響を及ぼしてしまう。 社会学者ブルデューによれば、それは科学の現場が本来的にはらみ持つ、構造的な問題だ。この最後の著作の本書で、ブルデューは彼の思想のキーワードでもあると言うべき「界」「ハビトゥス」「文化資本」といった諸概念を自在に駆使して
https://doi.org/10.24546/81002552 このアイテムのアクセス数:30件(2024-04-10 18:16 集計) 閲覧可能ファイル ファイル フォーマット サイズ 閲覧回数 説明 81002552 (fulltext) pdf 497 KB 17 メタデータ ファイル出力 メタデータID 81002552 アクセス権 open access 出版タイプ Version of Record タイトル モナドロジーと社会学 : 意識システムとモナド モナドロジー ト シャカイガク : イシキ システム ト モナド その他のタイトル Monadology and Sociology : Monade and Systems Theory 著者 著者名 三上, 剛史 Mikami, Takeshi ミカミ, タケシ 所属機関名 神戸大学大学院国際文化学研究科 収録物名
『ソシオロゴス』2号(1978年)の31-33頁にかけて、小室ゼミナールの案内文が載っています。30年以上前のものですが、資料として掲載しておきます。 (文中で言及されている『ソシオロゴス』創刊号については、私は持っていないので確認できていません。) 研究会案内2 「社会科学の復興」をめざして 小室ゼミナール 小室ゼミは,社会科学界の風雲児・小室直樹氏が「社会科学の復興」という決意のもとに自ら主宰する自主ゼミナールです。 77年度の詳細は図1にまとめておきましたが,中心は理論経済学のエッセンスの検討及びその理解に必要な現代数学の習得にありました。 ゼミナールは多く,小室先生の概説を導入として,学生による報告・討論の形ですすめられます。その際,討論をとおして,ある理論の前提条件や状況設定,他の理論との論理連関等を詳細に吟味することが,小室ゼミの第一の特色と云えましょう。学生は,何よりも推論の
ライフストーリー―エスノ社会学的パースペクティヴ この商品の他のレビューをみる» 評価: ダニエル ベルトー ミネルヴァ書房 --- (2003-02) 授業の準備で読んだ本。前回論じた佐藤氏の本が、「フィールドワーク」の教科書であったのに対して、この本は、「ライフストーリー」の教科書である。データがインタビューして話をしてもらった記録に限定されている点が、佐藤の教科書と異なる。ライフストーリーについて論文などを書いたことのある研究者にとっては有益なのかもしれないが、私が読んでもほとんど役に立たなかった。本体よりも付録の論文のほうが具体的でわかりやすかった。 日本では主観的な意味世界の記述の重要性が強調されることがあるが、ベルトーの場合はそのような強調はしていない。この点については佐藤も同様である。もちろん、行為の意味を理解するためには、行為者の意図やその行為の文脈などを知る必要があり、ラ
『図書』は大勢の知的好奇心あふれる読者に1938年の創刊以来愛読されてきた「読書家の雑誌」です。 古今東西の名著をめぐるとっておきの話やエピソード、心を打つヒューマン・ストーリー、旅のときめき体験、人生への思索などを綴る、滋味あふれるエッセイの数々。 文学・芸術・学問の面白さを語る対談・座談・インタビュー。若手からベテランまで『図書』ならではの一流の執筆陣が書き下ろす文章の力と味わいは、日常生活にピリッと刺激を与えるスパイスの働きをするはずです。 魅力的な本との出会いの場、読書の新しい愉しみ発見の場として月刊『図書』の定期購読をおすすめいたします。 巻末の新刊案内は岩波書店の出版活動の最新情報をいの一番にお届けする「読者と岩波書店を結ぶホットライン」です。 綴じ込みの〈書籍注文ハガキ〉もご利用ください。
『図書』は大勢の知的好奇心あふれる読者に1938年の創刊以来愛読されてきた「読書家の雑誌」です。 古今東西の名著をめぐるとっておきの話やエピソード、心を打つヒューマン・ストーリー、旅のときめき体験、人生への思索などを綴る、滋味あふれるエッセイの数々。 文学・芸術・学問の面白さを語る対談・座談・インタビュー。若手からベテランまで『図書』ならではの一流の執筆陣が書き下ろす文章の力と味わいは、日常生活にピリッと刺激を与えるスパイスの働きをするはずです。 魅力的な本との出会いの場、読書の新しい愉しみ発見の場として月刊『図書』の定期購読をおすすめいたします。 巻末の新刊案内は岩波書店の出版活動の最新情報をいの一番にお届けする「読者と岩波書店を結ぶホットライン」です。 綴じ込みの〈書籍注文ハガキ〉もご利用ください。
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