去年の夏まで、中学生対象の無料補習教室でボランティアをしていた。英国の公立中学校は、入学時に読み書きや簡単な計算ができない子どもたちを対象に補習を行なっているが、コロナ禍のロックダウンで休校になった年は、当然ながらその補習もろくに行われなかった。それで、地域のコミュニティセンター(公民館のようなものだ)で、一年生のときにロックダウンを経験した中学生を対象に補習が行われることになり、その算数教室でボランティアをやっていたのだ。 そこにはさまざまな事情で学業が遅れてしまった子どもたちがいた。一人、いつも母親につき添われてやってくる少女がいた。講師に聞いた話によれば、小学生のときに自分のボディイメージを気にしてメンタルヘルスの問題を抱えるようになり、学校に通えなくなったのだという。摂食障害で入院したこともあり、自分で自分の体を傷つけたりしてカウンセリングを受けてきたらしい。 こういう問題は思春期
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