豊見城市が導入した保護情報共有シール。QRコードを読み込むと、保護した際に必要な情報が表示される 【豊見城】沖縄県豊見城市は、認知症の高齢者らが行方不明になった時に、保護の手助けになる保護情報共有シールを導入した。シールに印刷されたQRコードを読み取ると、登録先にメールで通知される。保護した人は、保護対象者の特徴や、注意すべきことなどを読み取れる。シールは服にアイロンで装着できるほか、かばんなどにも貼ることができる。市障がい長寿課は、希望世帯に無料提供する。 保護情報共有シールの導入は県内の自治体で広がりを見せている。 家族は事前に、保護時に必要な対象者のニックネームや生年月日などを入力する。「右耳が悪いので左側から話し掛けて」「先生と呼んでください」「心臓ペースメーカーを使用」など身体的特徴、コミュニケーションに関することを記載できる。 豊見城市が導入した保護情報共有用のシール。服やかば