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レビューに関するdjkazma69のブックマーク (10)

  • 火花――読書間奏文 藤崎彩織(SEKAI NO OWARI) | 文春オンライン

    「彩織ちゃん、小説を書いてみなよ」 バンドのボーカルの深瀬が言った。 2012年、私たちのバンドSEKAI NO OWARIが初のアルバムをリリースし、全国二十五都市をライブで回っている最中だった。 「小説? どうして?」 「彩織ちゃんは文章を書くのが上手だから」 「でも、私はブログくらいしか書いたことがないし、幾らなんでも小説は……」 深瀬に言われて、私は言い淀んだ。 小説を読むのは好きだ。中学生の頃からずっと短い日記をつけているので、文章を書く習慣もある。だから小説を書いてみることに興味があるかと聞かれれば、それは勿論あると答える。 でも、日記と小説じゃあまりにも違う。 まず具体的に文字の数が違う。私のつけている日記は、多い日でも千文字くらいのものだ。小説は……一体何万字くらいあるのだろう? 考えただけで頭がくらくらした。ブログを書くのだって何時間もかかってしまうのに、そんなに長い文章

    火花――読書間奏文 藤崎彩織(SEKAI NO OWARI) | 文春オンライン
  • 書店員がAV女優・紗倉まなの小説処女作『最低。』の感想を書いたよ。 - 無印都市の子ども

    作家・紗倉まな AV女優・紗倉まなさんをご存じでしょうか。 このブログで紹介するのは2度目ですね。 明石家さんまが彼女の事が好きだとテレビで公言したり、TOYOTAの広告に起用されたり、自身の高専生時代や職業について綴った著書を出版したりと、セクシーなDVD以外のメディアにもひらけたAV女優さんです。 高い偏差値とAV女優らしからぬ高い文章力の持ち主であることはもともと有名で、文学っ子であることもファンの間で周知されていました。 そんな才能あふれる彼女がついに小説処女作『最低。』を上梓。 最低。 作者: 紗倉まな 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー 発売日: 2016/02/12 メディア: 単行 この商品を含むブログを見る ピース又吉直樹やチャットモンチー高橋久美子など「この人に小説書いてほしいなぁ」と僕が個人的に思っているタレントやクリエイターが次々と文芸作品

    書店員がAV女優・紗倉まなの小説処女作『最低。』の感想を書いたよ。 - 無印都市の子ども
  • 『ワンダフルワールドエンド』の感想文の続き(メモ) - ニワノトリ

    この記事の続き……というか、個人的なメモです。 最新記事 niwanotori.hatenablog.com *** もう一回、『ワンダフルワールドエンド』を見に行きたいので、その時のために、考えたことをメモしておきます。 この記事にはネタバレ満載です。 *** □「来ないで」の一言が素晴らしい 前の記事で、この映画は、いわゆる「少女漫画」みたいな映画じゃないということを書きました。「さよなら男ども」というキャッチコピーにあるように、この映画は男に「さよなら」を言います。「さよなら」を言うどころか、ボコボコにしてしまいます。 この映画の最後、詩織(橋愛ちゃん)は画面に向かって「来ないで」と言います。その先には、観客と共に、二人を追いかけるゾンビみたいな川島もいるわけですが。 この台詞を聞いた時、この世の中に、最後の最後であの一言を飲み込んでしまう女性がどれだけいるのだろう。と思いました。

    『ワンダフルワールドエンド』の感想文の続き(メモ) - ニワノトリ
  • 20代の終わり的 大森靖子「愛してる.com」MusicClip感想文 - ニワノトリ

    ~以下まえがき~ 僕が10代の頃にはTwitterなんてなくて、MDプレイヤーをくるくるリピートしては、この曲をこんなに愛してるのは僕だけだって思い込んでいた。真っ暗な部屋でイヤホンを両耳にさして、フレーズとフレーズの間の息遣いの中に、言葉にできない自分の感情を探した。自分の中だけにあるこのぐるぐるとした汚い感情を理解してくれるのはこの曲を歌うあの人だけだなんて思い込んでいた。 けれど、今、僕のTwitterのタイムラインには僕以上に真摯な愛が溢れている。毎日流れて来る愛の叫び、一つのフレーズに涙した記録。楽しかったライブの思い出、一瞬の接触にかける熱量、ライブに行けない燻り……途切れることのないタイムラインに、僕は、僕の愛なんて、その他大勢のうちの一つでしかないことを知る。僕しか知らなかった僕の「愛してる!」は、出したお金の数・行った現場の数・ツイートの文字数・溢れる狂気とそれを評価する

    20代の終わり的 大森靖子「愛してる.com」MusicClip感想文 - ニワノトリ
    djkazma69
    djkazma69 2016/02/25
    この人の書くレビューは個人的に、おそろしく高水準だと思う。
  • 〈第四章 物語的主題〉 - おやすみプンプン論 - CRUNCH MAGAZINE(クランチマガジン)

  • おやすみプンプン13巻/浅野いにお[感想・レビュー][ネタバレ] - 今日もご無事で。

    おやすみプンプン、最終巻。 おやすみプンプン 1 (ヤングサンデーコミックス) 作者: 浅野いにお出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/08/03メディア: コミック購入: 4人 クリック: 295回この商品を含むブログ (371件) を見る下書きも溜まってたのだけれど、どうにもこうにも、腑に落ちず。 なんかとってつけたような感想しかかけてなかったので、一か月寝かせ、結果。 なにも変わらない。 けど、新鮮な気持ちで書いてみようと思う。(ちなみに推敲してません) あ、個人的にはいちばん最初に書いた、この記事がうまく言い表してるかなあ、と思った。 おやすみプンプンとノルウェイの森と人間失格 - 今日もご無事で。 絶望の底から希望を眺める人と、 希望の舞台から絶望を気取る人。 ▼下書きから、一か月経っての感想まで とにかくおやすみプンプン、完結しました。 スピリッツで追いながら読んでいて

    おやすみプンプン13巻/浅野いにお[感想・レビュー][ネタバレ] - 今日もご無事で。
  • 高瀬大介の思い出のプラグインは刹那い記憶 : おやすみプンプン…など/長い内容なので暇じゃない人はスルーして下さい - livedoor Blog(ブログ)

    2008年12月20日02:25 カテゴリ おやすみプンプン…など/長い内容なので暇じゃない人はスルーして下さい 「おやすみプンプン」という漫画にハマっている。 「浅野いにお」という作家の作品で最近では短編集も出ているみたいだ。 とにかくこの「さよならプンプン」。 買ってみたきっかけは、帯の推薦文に銀杏ボーイズの峯田和伸氏が 「これは少年たちを描いた漫画なんかじゃなくて、少年たち自身の目線から描かれた、奇跡的なオルタナティブロック漫画だ。…とか言ってみたりして。ごにょごにょ」 と照れ隠し混じりに書いていたからだ。峯田和伸のそのへんの感覚はムチャクチャ共感出来るので間違いは無いだろうと思ったが、それ以上の手応えがあった。 この作品は少年の視線と同時に、33歳無職の男の目線でも描かれている。思春期の少年のグラグラとした苦悩と、33歳男のドロドロとした人生観は地続きだ。どちらも痛い程理解出来る。

    高瀬大介の思い出のプラグインは刹那い記憶 : おやすみプンプン…など/長い内容なので暇じゃない人はスルーして下さい - livedoor Blog(ブログ)
  • 【ICO】冗長なゲームという逆説【ワンダと巨像】 - しっきーのブログ

    ゲームはクリアしなければいけないものだと思っていた。今はゲームをやる時間がなくて困っているが、当時の僕は時間だけがたくさんあり、買えるソフトは限られていた。否応なく一つのゲームをやりこむようになる。買ったゲームをクリアしないままにしておくなんてもってほのかだった。 とにかく、一度買ったゲームとはとことん付きあおうと思っていた。クリアするまでは絶対に攻略も見ない。そういったやりかたでゲームと向き合えたのは幸運だった。お金を出して買ったゲームは意地でもクリアする。そういう心構えは大事だと思う。オンラインゲームやソーシャルゲームに見られる基料金無料なんて、とんでもない話に思える。 ICOを買ったのは中学生のころで、ゲームショップで中古品を漁っていて、手にとった。中古にしてはそれなりの値段がしたはずだが、どういうわけか、パッケージの絵が気に入ってしまったのだ。風車と、長く伸びる二人の影。そのと

    【ICO】冗長なゲームという逆説【ワンダと巨像】 - しっきーのブログ
  • 自分をいかして生きる(西村佳哲、2011)★★★★★ー0016 - コペルくん的読書日記

    仕事> は <人生> と、<働き方> は <生き方> と背中合わせで、ほかの誰も肩代わりすることができない一人ひとりの生に直結している。(略)どんなに成功しているように見える人でも、人生に「上がり」はない。(略)死ぬ瞬間まで「自分をどういかして生きていくか」という課題から、誰も降りることができない。こうしてみると人間の仕事とは「死ぬまで自分を生かして生きる」ことのように思える。 仕事と真摯に向き合う人々に支持される「働き方研究家」西村佳哲氏による、「人生観や仕事観について新しい捉え方」を提示してくれる一冊となっています。 コメント 就活を前にして、「自分をいかして生きる」生き方を考えようと手に取りました。書を読んで自分の今までの考えが大幅にアップデートされました。とはいえ、もともと思っていたものに言葉が与えられたような感覚でもあります。よくわかりません。笑 とにかく、読んで良かったです

    自分をいかして生きる(西村佳哲、2011)★★★★★ー0016 - コペルくん的読書日記
  • 『僕たちは世界を変えることができない。』感想。「意識高い系(笑)」と揶揄する人はその葛藤を知らない - 本のソムリエ〜「もう一度楽しみたい!」となる書評と映画評〜

    僕たちは世界を変えることができない。 [DVD] 出版社/メーカー: キングレコード 発売日: 2012/03/09 メディア: DVD この商品を含むブログ (3件) を見る 医大生の甲太は受験勉強をして大学に入ったものの平凡な日常に疑問を抱いていた。そんなある日「百五十万円寄付してもらえればカンボジアに小学校が建つ」というパンフレットを偶然見かける。これだ!と感じた甲太は、勢いで仲間を募り、クラブイベントを企画して、寄付金の捻出をはかろうと奔走する。同時に、カンボジアにも出向き、地雷除去、ゴミ山で暮らす家族、売春宿で働く少女やエイズ問題などの過酷な現実に触れ、自分のダメさ加減と正対することになり…。決してきれい事だけではない、一歩踏み出す勇気を与えてくれるノンフィクション。(書籍版の説明をAmazonより引用) (※ネタバレあり) 意識高い系青春映画? 主人公で医大生の甲太は、郵便局で

    『僕たちは世界を変えることができない。』感想。「意識高い系(笑)」と揶揄する人はその葛藤を知らない - 本のソムリエ〜「もう一度楽しみたい!」となる書評と映画評〜
    djkazma69
    djkazma69 2016/01/18
    良レビュー
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