『サガ エメラルドビヨンド』レビュー:まるで『キノの旅』!? 発売から1か月……本作の魅力を改めて振り返る 1989年発売の『魔界塔士サ・ガ』を契機に35年も続く人気シリーズの最新作、『サガ エメラルドビヨンド』(以下、『サガエメ』)が4月25日に発売された。 2016年の『サガ スカーレットグレイス』以来8年ぶりのコンシューマ向け完全新作でもあり、期待度も高かった本作。主人公となるキャラクターも、見習い魔女のアメイヤ・アシュリンに、歌姫と呼ばれたメカであるDiva No.5、さらにクグツを使う日本人風の御堂綱紀など、どれも魅力的だ。 ▲主人公に選べるキャラクターは5組6人 発売直後は胸躍らせるファンの声もたくさん見たし、ゲーム自体の面白さをしっかり伝えて「マストプレイ」と評価するメディアの記事も読んだ。だが、発売から1か月が経とうという今、辛辣なレビューやコメントも見かけるようになってい