調理ミスで表面に黒い焦げが浮かび上がった「いかとエビのチリソース煮」。児童には提供されず、別の食品に差し替えられた=春日部市教育委員会提供 埼玉県春日部市は、給食で調理ミスが相次ぎ、学校運営に重大な支障を生じさせたとして、4月から一部の市立小学校の給食調理を委託していた、さいたま市の業者との契約を5月末で解除した。この業者に学校給食の調理を任せるのは今年度が初めてだったが、6月からは市の受託実績のある別の2業者と契約し直した。【木村健二】 市教育委員会学務課によると、市が委託したのは学校に調理室がある「自校方式」で給食を提供する市立小5校の計約3000食分の調理。市が配置する栄養士が作る献立に基づき、業者が採用した各校5~12人の調理員が給食を作っていた。