先日、サイバー・セキュリティのスペシャリストが、旅客機をハッキングしたという報道が流れ、全米で波紋が広がっている。 エンタテインメント・システムから侵入 不正侵入を企てたとされるのは「ワン・ワールド・ラボ」の経営者、クリス・ロバーツ氏。報じたAPTNによれば、彼は2011年から2014年にかけて、ボーイング737S、757S、エアバスA-320などを15~20回ほどハッキングしたという。 その手口とは、まず自分のコンピュータと、座席下にある機内のエンターテイメント・システムにつながっている電気系統のボックスをケーブルで接続し、そこからエンジンの推力を設定するシステムに侵入するというもの。 さらにコックピットからの追跡を監視するソフトウェアを使い、操縦を乗っ取り、1つのエンジンを上昇モードに変換。機体を斜めに飛行させることに成功する。 1本のツイートがきっかけで身柄確保 逮捕されたきっかけは