データベースでの「レプリケーション」とは、データベースのレプリカ(複製)を作成することです。レプリケーションにより、障害が発生しても継続して稼働でき、可用性の高いシステムを構築することができます。また、複製されたデータベースを活用し、参照系のSQLを処理させることで、システム全体で、より多くの処理をすることができます。遠隔地にデータベースを複製することで、災害対策にも利用できます。 PostgreSQLのレプリケーションには、データベースクラスタを一括して複製する「ストリーミングレプリケーション(物理レプリケーション)」と、テーブル単位やデータベース単位に複製する「ロジカルレプリケーション(論理レプリケーション)」などがあります。 ここでは、データベースクラスタを一括して複製する「ストリーミングレプリケーション」の仕組みと構成のポイントについて説明します。 なお、本資料では、Postgre