11月7日は「立冬」。二十四節気のひとつで、暦の上ではこの日から立春の前日までが冬になります。木枯らしが吹きはじめ、冬の気配が感じられる頃です。 西高東低の気圧配置になってから吹く、北寄りの風速8メートル以上の風が木枯らし1号で、東京と大阪だけで観測されています。1号に続き2号、3号もあるのですが、発表はされません。 また、七十二候では「山茶始開(つばきはじめてひらく)」になります。ツバキ科ツバキ属の山茶花(さざんか)の花が咲き始める頃。椿と混同されがちですが、先駆けて咲くのは山茶花で、童謡「たき火」にも出てくる花です。 この歌の中でも、北風が「ぴーぷー」吹いていて寒そうです。たき火に手をかざしてホッとする子供たちの顔が浮かんでくるようですね。 この時期は、火を使い始めるときなので、鎮火祭を行う寺社もあります。鎮火祭では里芋やみかん、魔除けの赤飯などをお供えします。家でも火の用心。火の取り