僕の仕事はインターネット、中でも検索機能無しでは成立不可能です。 とにかく何でも検索します。もっとも多用するのはグーグルです。レコードや映画のクレジットなど専門的なことから、地名や人名など初歩的なことまで、なんでもかんでもググっています。もちろん、たどり着いた情報は玉石混淆というか、虚実入り混じっているので、それを判断し、振り分けるのがなかなか難しいのですが、さすがに毎日こういうことを続けていると、ある程度のコツとカンのようなものが身についている、そんな気がします。 そうなると、なんとなく生意気にもなります。 具体例を挙げると、先日知人から、20世紀フォックス社のオープニングのタイトルBGMの作曲者って誰、という問い合わせのメールが来ました。「20th Century Fox」と「fanfare」と「composer」というようなキーワードを複数入れれば、すぐに「アルフレッド・ニューマン」
まず最初に簡単な自己紹介をさせていただきますと、私はポピュラー音楽を中心に、日々、考えたことを雑誌などに執筆させていただくことで生計を立てております。「ロック漫筆」という肩書きは、堂々と評論家と名乗ることへのテレマカシ、じゃないや、照れ隠しのようなもので、演芸の堺すすむさんのフラメンコ漫談のようなものと考えていただけると幸いです。 今回ご依頼いただいたこの文章では、ネット生活におけるプラス面とマイナス面を2つの原稿で書き分ける、という趣向なのですが、これはなかなか難題です。というのも、日頃僕が書いている原稿でも、読む人によって「絶賛している」ととられたり、同じものを「皮肉っている」と解釈されたりするようなことが常で、恐らく、この原稿についても、プラスと思って書いていることもネガティヴなニュアンスで読み取られたり、また、その逆もあるだろうな、と想像がつくからです。 特にインターネットという、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く