展示が再開された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」=2019年10月11日、名古屋市東区の愛知芸術文化センター[代表撮影] 「ヘイト(憎悪)表現が罷(まか)り通った愛知の企画展が終わった」と書き出し、「国際芸術祭『あいちトリエンナーレ2019』の企画展『表現の不自由展・その後』である。問題のある作品が展示されたのは異様だった」と続ける。 産経社説は「ヘイト表現が罷り通った」や「異様だった」という表現を使って「表現の不自由展・その後」の企画展そのものを手厳しく批判する。 産経の怒りの発端は、この企画展にある。 「表現の不自由展・その後」は開幕からわずか3日で中止に 「あいちトリエンナーレ2019」は8月1日に開幕した。しかしその中の企画展「表現の不自由展・その後」で、慰安婦問題を象徴する少女像や昭和天皇とみられる写真を燃やす映像などが展示されていたことから