入眠潜時(にゅうみんせんじ)とは、覚醒状態から眠りに入るまでの所要時間のことである。眠気の強さや寝つきの良し悪しを示す客観的指標として使われる。 定義[編集] 覚醒状態から睡眠状態に移る際、覚醒状態、ステージI、ステージII、ステージIII、ステージIVと、段階を踏んで眠りが深くなる。ステージIの所要時間(覚醒状態からステージII に入るまでの所要時間)を入眠潜時とする。ステージI〜IVの定義については、睡眠に記載されている。 検査との関係[編集] 夜間睡眠の脳波等を終夜測定する、終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)では、寝つきの良し悪しを計る指標として使われる。 終夜睡眠ポリグラフ検査の翌日日中に複数回繰り替えして行われる、睡眠潜時反復検査(MSLT)では、日中の眠気の強さを計る指標として使われる。 睡眠障害等との関係[編集] 入眠潜時が30分を上回る場合、寝つきが悪いと判断されるケース