2012年4月23日(月)に開催された、日本印刷技術協会 (JAGAT) 主催の、「W3C技術ノート 日本語組版処理の要件」出版記念セミナー「電子書籍と日本語組版」の、村上真雄 (@MurakamiShinyu) さんのtsudaりを中心としたまとめです。
冒頭から私事で恐縮ですが、思えば、これまで私は、「電子出版」に期待がかかるキーワードのほとんどすべてに、編集という立場で関係を持ってきました。パソコン、SGML、DTP、BBS、CD-ROM、ケータイ、インターネット、などなどです。そしてその度に、みんなが期待する電子出版ではなく、別の形のビジネスになっていったのでした。 しかし、その苦節の中で革新の芽は確実に育っていました。日本で最初の電子書籍ストア「パピレス」を立ち上げられた天谷社長は「電子出版はデバイスとプログラムのすべてが揃わないといけない。最初は文字だけだったが、新しい技術やデバイスが出る度に少しずつ改善されてきた」と言われていました。同感です。 いま、KindleやiPadの上で電子出版ができるのは、eペーパーや液晶の進化だけでなく、SGML>HTML>EPUBのような進化が必要だったし、デジカメの高解像度化が必要だったし、
今回が完結編です。 いささか僭越ですが、電子書籍に提言をして終わろうと思います。 本稿は、出版社のデジタル担当の方向けに勉強会でスピーカーをした際に作成したものです。ですから、編集者の方に対する提言になっています。ちなみに、タイトル「電子書籍は~」も、私がつけたものではありません。A新聞社のS君が決めてくれました。彼が書いてくれた 紹介文は以下の通りです。 「出版コンテンツのデジタル化がもたらす未来とは。 デジタル化されたコンテンツを端末に 詰めて持ち運ぶ時代の波を、2001年の時点で受けていた音楽業界 流行の発信地であったHMV渋谷は消え、大手レコード会社は存在意義を失った。 出版業界の将来を展望するうえで、一歩先をいく音楽業界のたどってきた道を改めて見つめなおす。」 電子書籍に3つの提言 ~音楽プロデューサーの立場から~ 1.プラットフォームは、公共財と考える プラットフォームや技術フ
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