定番化したネットの大論争「カップ麺は節約か否か」 インターネットやSNSで定期的に大きな論争になるテーマがある。「コンビニでカップ麺を買うのは節約にあたるか否か」である。 つい先月のツイッターでも、貧困問題に取り組む方がこのテーマを口にしたところ、激しい批判が起きて「炎上」状態となり、そのまま大激論となった。 昼食代を節約しようとカップヌードルを買ったら231円。思わずレジの金額表示を三度見した。 路上で暮らしながら空き缶や段ボール収集で雀の涙ほどの現金収入を得る人、ビッグイシューの雑誌販売者が量販店で100円のカップ麺を夕飯にしていたのを知っている。今後はカップ麺も高級品になるのか。 — 小林美穂子 (@xiaolinmeisuizi) September 24, 2022
「努力すればなんとかなる」という無責任なセリフ 私は、普段「それ言っちゃおしまいよ」と思うだろうことをたくさん言います。 例えば、「世の中は結局、親次第。親が裕福かどうか美貌の持ち主かどうかで、子どもの運命の8割は決まってしまうよね。その差を努力で埋めようとしても無理でしょう」などと言います。 意地悪な言い方だとは思いますが、理由があって言うのです。「努力すればなんとかなる」という無責任な、しかし耳触りのいいセリフを打ち消すためのフレーズなのです。これを言うことによって、努力の空回りの中にいる人を救おうという企たくらみです。 そもそも、恵まれた環境に生まれた人を見ていると、それほど幸せそうでもない。みんなに期待をかけられるから、背負うものが大きすぎて大変そうです。しかも、日本では上流階級といってもタカがしれているし、階層が不安定ですから、ちょっと油断しているとすぐに没落してしまいます。 「
「死に至る病とは、絶望のことである」と、かつて哲学者キルケゴールは書いた。キルケゴールにとって、絶望とは、神を信じられないことを意味した。 だが、今日、「死に至る病」とは愛着障害にほかならない。愛着障害とは、神どころか、親の愛さえも信じられないことである。そして、キルケゴール自身も、愛着障害を抱えていた――。 合理的な考えによれば、親の愛などなくても、適度な栄養と世話さえあれば、人は元気に生きていけるはずだった。だが、そこに致命的な誤算があった。 特別な存在との絆である「愛着という仕組み」がうまく働かないと、生存にも、種の保存にも、重大な支障が生じるのである。全身傷だらけになりながら、自傷や自殺企図を繰り返すのも、稼いだ金の大半を、吐くための食品を買うためや、飲み代やホスト通いに費やすのも、物や金の管理ができず、捜し物と借金に追われ、混乱した人生に沈むのも、原因のよくわからない慢性の痛みや
『世の中には2種類の人間がいる。 女性声優か、それ以外だ。』 普通に漫画やアニメがゆるっと好きだったくらいのオタクだった私が、 女性声優さんという存在を認識し、応援するようになってから 10年近く経ちそうな感じになってきました。 時の流れが早くてびっくりします。 何かを好きでいるスタンスなんて人それぞれだと思うのですが、 自分は自分なりに『こういう風であれたらいいな』という 女性声優さん達への応援のスタンスが出来てきたかもしれないと 思ったので、ちょっと文章にしてまとめてみることにしました。 勿論、私の考え方やスタンスなので、違う人がたくさんいて当然ですが、 もし何か、そういうの良いねって思えるような事があったら嬉しいです。 私にとって、女性声優さんとは光… 心を癒してくれて、元気をくれる、女神のような存在です。 辛い事があっても、彼女たちの演技や、歌や、お話や、 素敵な姿に触れる事で、だ
プロテニスの大坂なおみ選手が「うつ」状態を告白して休養していたが、東京五輪開会式で聖火リレーの最終走者として点火した姿は世界中の人々を勇気づけた。だが、その後の予想外の敗退は、メンタルケアの難しさを印象付けることにもなった。 その大坂選手より前に、現役時代のうつ病を告白し、手記を出版した双子の元Jリーガーがいる。サッカーJ1、サンフレッチェ広島(広島市)の森﨑和幸さんと浩司さん(40歳)だ。共著『うつ白~そんな自分も好きになる』(TAC出版、2019年)には、心の葛藤や症状、対処法が素直に書かれている。 「森﨑ツインズ」としてファンに愛され、いまはチームのスタッフとして働く2人は「僕らの経験を、相談できずに悩んでいる多くの人たちに役立ててほしい」と話す。最近では女優の深田恭子さんが「適応障害」で休養に入るなど、メンタルヘルスの理解が進む環境になりつつあり、心も体も強靭と思われていたアスリー
※本稿には、実際のDV被害に関する表現が含まれています。 20年ほど前、ある夜のこと 目が回るような忙しいスケジュールをこなし、仕事が終わった。 「あと1時間で帰れるから、何かご飯作っといてほしい」 妻にメールを1本送り、疲れはてた体に鞭打って帰宅する。時間は遅いが、住宅街の家々はまだ遅い夕食の香りが漂い、腹が鳴る。あの家は揚げ物、あの家はカレー。 けれど、我が家の前にたどり着いても、何の香りもしてこない。台所の窓はナツメ球の薄明り。家に入れば蒸し暑いほどに暖房がかかった居間から、バリバリとゲームの戦闘音が響く。 「ただいま。ごはんは?」 「あ、おかえり。てか、帰るの早くない?」 「意外に道が空いてた。ごはんは?」 「お米は研いだよ」 「お米研いで、ほかは?」 「え? まだ?」 またか……。いつものこと過ぎて、文句も出ない。黙って仕事道具を片づけたり部屋着に着替える僕を尻目に、妻はゲーム機
「良い習慣を身につける前に、悪い習慣をやめるべきだ」。そう説くのはアメリカの人気サイコセラピスト、エイミー・モーリンだ。 全米では彼女が書いたブログが評判となり、雑誌『Forbes』に転載されると爆発的な人気を集めたことで知られる。現在ではシリーズとして書籍化されているほどだが、そんな全米1000万人が読んだ「メンタルを強くする心の鍛え方」とはどのようなものなのか。じつはそのヒントは、「13の習慣」をやめることにあった――。 毎日2時間トレーニングしても筋肉がつかない理由 あと1時間早く起きる、デスクを片付ける、常に新しい挑戦をする――。 「きのうの自分より良くなりたい」と願う私たちは、いつだって「良い習慣」を身につけようとする。 だが、良い習慣がそう簡単に身につかず、なかなか変われないことは、あなたも実感しているだろう。その理由はいったいなんだろう? 肥満に悩むある男が、毎日ジムに行く決
その土地の暮らしに根ざしたローカルな旅をライフワークとする青木麻耶(まや)さん(33歳)は2016年の5月から1年間をかけ、単独でアメリカ大陸1万1千キロを自転車で縦断しました。昨年には、自身の旅の経験をつづったエッセイ『なないろペダル』(出版舎ジグ)を出版。大手企業をやめ、ひとりで世界へ飛び出したことでどんな世界が見えたのか。麻耶さんにお話をうかがいました。 旅先で「鹿の解体」も。1万1千キロの旅で得た出会い 2016年5月から1年間かけて、自転車に乗ってアメリカ大陸を縦断しました。カナダからアルゼンチンまで8カ国、1万1千キロのひとり旅です。 旅の途中では、たくさんの出会いがありました。自転車で旅をする他国の人たちと知り合いになって一緒に走ったり、自給自足の生活を営む人たちに「パーマカルチャー(人や自然に優しい永続的な生き方や環境を目指す理念)」を学んだり、ペルーの女性たちから染色を教
過労自死した電通の新入社員 過労死しないための7箇条 働きすぎが「ふつう」になる前に 4月から、それぞれの職場で新たな一歩を踏み出す新社会人。しかし、彼、彼女らが働く社会では「過労死」がいまだ大きな問題として残っています。働きすぎが「ふつう」になる前に、自分の身を守るためにはどうしたらいいか――。過労死問題の取材を長年続ける牧内昇平記者が、約50人の遺族から話を聞いた経験をもとに、「過労死しないための7箇条」をまとめました。 日本にはびこる「過労死」 この春、新しい生活がはじまる人も多いのではないでしょうか。 どんな仕事を任されるのだろうか。初任給をもらったら何に使おうかーー。さまざまな期待を胸に、入社式の日を待っていることでしょう。 意欲をもって働くことは大事だと思いますが、ここで一つだけ、みなさんに覚えておいてほしいことがあります。 それは、仕事が原因で命を落とす「過労死」が日本にはは
登場人物の名前が覚えられないという事象から自己分析へ こんにちは!ベーシックの新卒採用担当をしている浅野麻妃です。 私は海外ドラマの『Walking Dead』が大好きで、今のところシーズン1から6まで見てるのですが、会社で同じようにはまってる人と、この前こんなやり取りがありました。 「Walking Deadの役者の中で誰が好き??」 私「えっと〜・・・あの人!ほら、あのボーガン持ってる、不器用だけど心の優しい・・ほら〜あの人!」 「ダリルね。本当に好きなの?笑」 私「圧倒的に好きなんだけど・・なんでだろう、そういえば主人公の名前も思い出せない。」 「リックね。興味ないんだろうね」 私「・・・‼︎」 前からその節は感じてたものの(汗)、ずっと睡眠時間を削りながら見ていたくらいにはハマっていたドラマだっただけにこの一件はちょっと衝撃でした。 本当にわたしの記憶力やばいのかな?と不安になりま
電通に新入社員として入社した高橋まつりさんが、過労の末に自殺したことに対して、労基署は労災認定を下しました。激務自体の辛さはもちろんのことですが、高橋さんが生前に吐露した言葉からは、自らの意思と関係なく激務に身を投じざるを得ず、徐々に自己コントロール感を奪われたことが理解できます。マネジメント側に立つ人間に、部下へ自己コントロール感を与えることの大切さを教える、決して繰り返してはならない悲しい事件です。 悲痛な電通社員の自殺〜広告業界の激務は事実 こんにちは。ジェネシスコミュニケーションの松尾です。 先日、電通に2015年4月入社の新入社員、高橋まつりさんが過労の末、2015年12月に自殺してしまったことに対し、労基署から「労災」と認定されたという報道がありました。亡くなられた高橋さんには、ご冥福を心からお祈りいたします。 今回は、過労、すなわち「働き過ぎ」に関わる問題について、いくつか私
2015/11/21 生き方としあわせ, 就活・起業, 構造, プロセスと結果 こんにちは、森一貴です。 今日は、本気で誰かが幸せになればいいな、と思って記事を書きます。やりたいことがない、と悩んでいる就活生や社会人、教育などの領域で人を後押しする人などに読んでいただけたら、と思います。 さて、世の中、やりたいことがないと生きづらい世の中だなあ、と思っています。 学校では「将来なにがしたいのかな?人生設計してみよう!」 就活では「ウチでなにがしたいの?」 働いていれば「最終的な君自身のゴールを考えるんだ!」 なにそれ。ほっといてくれよ、と思う。やりたいことなんてない。幸せに生きられたらそれでいいのに。やりたいことがない。それじゃ、だめなんだろうか? このことについて考えるとき、僕は僕自身の就活を思い出す。「君と話してても、ウチでやりたいことがイマイチ見えてこないんだよね~」と祈られる日々。
昔よく遊んでいた女友達から久しぶりに電話がかかってきたと思ったら、彼女は電話の向こうで大号泣していた。落ち着いて話を聞いていくと彼女は彼氏にDVをされているらしい。いつも怒鳴りつけられ、時には暴力を振るわれると言っている。 記憶を遡ると最後に会った彼女はいつもニコニコしていて、精神的に弱っていた僕を励ましていてくれていたはず。その時の彼女からは考えられないぐらい弱り切っているのが電話口から伝わってくる。何よりそんな状態でも「自分が悪いのかもしれない……」と思い込んでしまっているのが僕には正常に思えなかった。“洗脳”、僕の頭にはその二文字が浮かんだ。 そこからしばらく彼女が彼氏と別れられる様に毎日電話をしてアドバイスするようになった。話している中でまず僕はあまりにも自己肯定力が低すぎる事に気付き、彼女の良い所をとにかく褒める事にした。自己肯定が出来ない人間は何をやっても自分が悪いと思ってしま
できてますか?心の親離れ。ー ラクになるために忘れるべき《5つのこと》 親が期待した《5つのこと》 / ①完全であれ / ②努力せよ他...全8件 親が期待した《5つのこと》 子どものころ、親に繰り返し言われた「しつけ」や「ルール」。 あなたが落ち込んだり、悩んだりした時に、一歩踏み出す勇気がもてないのだとしたら… ひょっとすると、あなたは真の意味で「親離れ」ができていないのかもしれません。 あなたの勇気を邪魔しているかもしれない「親が私たちに期待した《5つのこと》」を挙げてみました。 photo:Original Update by marc falardeau
死にたくなるぐらいなら何々しろと言う人々へ。 上の増田のエントリとそのブコメを読んで、色々思ったこと。 私は、鬱病や精神破綻を起こしやすい人は、無意識に理想が高い傾向があると思う。もう少し正確に書くと、本人の認識している「普通レベル」が、実は一般的にはかなり高レベルで、その高レベルなことをしなければならないと思い込んでいるということだ。 だから、我侭というわけではなく、むしろその逆で、本人は頑張りすぎるほど頑張っているのだが、本人の認識では、自分は「普通レベル」に達することのできないダメ人間なんだと思い込んでいる。(ただし、その高い「普通レベル」を他人に押し付けると、他人をスポイルすることになり、我侭になってしまうが。) 私の場合は、気遣いと生真面目さについて、無意識に理想が高かった。『他人に対して気を遣って丁寧に接する母と、それができない私の話』で書いたように、家の外の人に対して気を遣い
Say::So? - 明日塾講を辞めます 公倍数がわからない高3生、比の計算ができない高2生、 アルファベットがまともに書けない中学二年生、 等式の意味を理解していない高2生、年齢があがるほど教えるのは難しくなる。 これと 福耳コラム - 絶望しないふりはたやすいが 僕の経験では、教壇に立っていて、一番緊張するのが、 「真面目だけど成果が上がらない学生」に対する時でした。 「真面目な優等生(滅多にいなかったけれど)」に対しては それなりの知識伝達が出来ていたと思うし、 「不真面目で成果が上がらない学生」に対しては、 まずその「不真面目さ」をたしなめて、 まずそこでちゃんとしなければとても知識なんか身につかないよ、 ペンとノートちゃんと持って来い、という説得をし、 それと並行してシャツ染めとか「ちょっとは面白そうな体験」を釣り餌にして 「その気にさせる」、それはある程度やれたと思います。 で
ここ数日、とあるレアな商品(←内緒だよ)を求めて、都内のショッピングセンターをいくつか巡回していたのだが、目当てのブツは、しかしと言うべきか、やはりと言うべきなのか、見つからなかった。 代わりに、違うものを見つけた。いつもそうだ。私は探しているのとは別のモノを見つける。気がつくと、意図した目的地とは違う場所にたどり着いている。そして、夢に見ていたのとは微妙にズレた感じの人と出会い、予定の人生とは異なった、よりぬかるんだ道を歩むことになるのだ。BGMはロング・アンド・ワインディング・ロード。あるいは、ステアウェイ・トゥー・ヘブン。断じてマイ・ウェイではない。 私が店頭で発見したのは、「ホワイトデーの終焉」だった。ほかにも気づいた人がいるかもしれない。自分の目で売り場を見て回った人は感知したはずだ。それほど、今年のホワイトデー商戦は、ショボかった。 なにより、特設売り場の規模が小さい。例年、エ
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