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ブックマーク / reki.hatenablog.com (38)

  • 【音楽】スティールパンの歴史とのその魅力 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    (C)Brandon Valery 夏にぴったりのトリニダード・トバゴの民族的音楽 カリブ海の島国トリニダード・トバゴの民族楽器スティールパンをご存知でしょうか? 名前を聞いたことなくても、きっとCMとかBGMとかでその音色を聞いたことはあるはずです。 スティールパンとはドラム缶で作られた打楽器で、歴史は浅いもののトリニダード・トバゴの人々のパッションの象徴であります。 通常複数人のメンバーで奏でられ、耳の中で何重にも響く高い音色は、 圧倒的な迫力をもって聴く者の心に深く訴えかけてきます。 この素晴らしさをもっと多くの人に知っていただきたい。 今回はスティールパンの概要と、ぼくのおすすめのグループを紹介いたします。 1. スティールパンとは? スティールパンは0.8mmから1.5mmの幅の薄い金属で出来た楽器。 ボウル状になった金属の内側をハンマーで叩いて凹ませ、それぞれの面で異なる音が出

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  • 世界史を揺るがした10の大飢饉 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    大量の死者を出し社会を混乱させた大飢饉 歴史上、何度も飢饉が起きてきました。 えない人が大量に出現して治安が悪化したり、戦争や内乱が起きたり、場合によっては王国や王朝が転覆する場合もありました。 その原因は天変地異や気候変動だけでなく、政治や経済政策の失敗といった人為的な原因で起きたものもあります。 世界史を揺るがした大飢饉を独断で10選んでみました。 1. 536年 地球大寒冷 「人類史上最悪の年」と呼ばれる天変地異 ビッグ・ヒストリーの歴史家の中には、536年を「人類史上最悪の年」と呼ぶ人がいます。現在のエルサルバドルにあったイロパンゴ火山が大噴火を起こし、巻き上げられた二酸化硫黄と火山灰が、地球全体を寒冷化させました。 これだけでなく、彗星または隕石の衝突もあったらしく、複合的な要因で「異常気象」が起こったようです。 この噴火以降、10年にもわたって「冬の時代」が到来しました。 例

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  • なぜ「内モンゴル」と「外モンゴル」は分裂しているのか? - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    1921年モンゴル革命と「二つのモンゴル」の成立 我々が「モンゴル」と言うと、通常それはウランバートルを首都とするモンゴル国のことを指します。 しかし中華人民共和国の北部には「内モンゴル自治区」という自治区があります。 いわばモンゴルは二つに分割されている格好です。現在では目立った統一運動はないのですが、かつては統一を目指す動きがありました。 モンゴルは清朝の支配下にあった時、内モンゴルは中国の強い影響下におかれましたが、外モンゴルは間接統治の状態にありました。1921年外モンゴルで起きた革命によってモンゴル人民共和国が成立しますが、内モンゴルは中国側に据え置かれ、統一モンゴル国家を作る運動があったものの、太平洋戦争後に現在の「内モンゴル」と「外モンゴル」に分裂された形が定着しています。 1. 清朝によるモンゴル高原支配 かつて恐れられたモンゴルの強大な軍事力は17世紀から衰え始め、満洲民

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  • シマウマに乗りたい人々の歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    シマウマを家畜化したいという人々のチャレンジ 歴史上、数多くの人がシマウマを家畜化しとようと試みてきました。 記録には全く残ってませんが、アフリカ牧畜民はおそらくシマウマを飼い慣らそうと相当な努力をしてきたと思われます。しかし現在シマウマを飼い慣らせてないということは、その試みが失敗に終わったということです。野生のシマウマが人に懐かないのは、アフリカ牧畜民があまりにしつこかったため、人を恐れる習性がシマウマに組み込まれてしまったのではという説すらあります。 19世紀以降、アフリカを植民地としたヨーロッパの人々は、大量にいる野生のシマウマをなんとか家畜化して活用しようとして、いくつかの成功事例が出ますが、おおよそ失敗に終わっています。 1. なぜシマウマを家畜化しようとしたのか シマウマは見た目はウマに似ているし、シマ「ウマ」と言うのでウマと似ているような誤解を与えるのですが、実はロバの近縁

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  • ハーメルンの笛吹き男-1284年6月26日子どもたちはどこに消えたのか - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    有名なグリム童話の背景にあった社会や信仰とは ハーメルンの町にやってきた男が、不思議な笛の力でネズミを捕ってしまうも、町の人に報酬の支払いを拒否され激怒し、笛の力で町の子どもたちを連れ去ってしまう。 グリム童話の有名な「ハーメルンの笛吹き(Rattenfänger von Hameln)」です。 この話は複数の伝説や逸話がミックスされたものだと考えられていますが、全部がフィクションというわけではなさそうで、当時の記録に残っているし、何らか当時の社会を背景にしたものであることは確かです。ハーメルンの笛吹き男伝説は当時の社会史を知る興味深い事例となっています。 1. ハーメルンの笛吹き男伝説 ハーメルンの笛吹き男伝説は様々なバリエーションが存在しますが、一般的に知られているグリム童話の初期の大筋は以下の通りです。 1284年、ハーメルン市に多色のまだら模様の服を着た不思議な男が現れた。 彼は市

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    maturi
    maturi 2021/10/22
    阿部謹也
  • 1942年ナチスがカナダを占領した「もしもの日」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    もしもナチス・ドイツがカナダの町を占領したら 新型コロナウイルスの世界的流行は、各地で悲劇や混乱を引き起こしていますが、一方で平時はとてもできない社会実験が行えているという側面もあります。 同じように、平時にはとてもできない実験が第二次世界大戦中という戦時に行われていました。実験というよりはショック療法やドッキリといった方が正しくはあるのですが。 1. ウィニペグ市民への「ショック療法」 1939年9月にナチス・ドイツがポーランドに侵攻して欧州戦が始まり、1941年12月に日が真珠湾攻撃をして太平洋戦が始まり、戦禍が世界中に拡大しました。 序盤は枢軸国が有利で、特に1941年はドイツ軍がギリシャやリビアで優位に戦いを進め、ソ連への電撃的な侵攻を開始し、日軍はシンガポールやマニラ、ジャカルタといった東南アジアの主要都市を次々と陥落させていきました。 アメリカやイギリス、フランス、ソ連を中

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  • テディベアの歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    畏敬の対象から愛玩動物へ 熊は古代ヨーロッパでは畏敬の対象でした。戦士は熊の皮を被って戦いにいきパワーを得ようとしたし、家には骨や首などを飾って魔除けとしました。 中世以降は熊は庶民ではサーカスの動物として人気者になり、王侯貴族の間では狩猟の対象として人気となりました。ですが長い間、熊をぬいぐるみやおもちゃなどにする習慣はなく、19世紀以降のことです。 1.  セオドア・ルーズベルトの小熊撃ち 「テディベア」という名前は、アメリカ第26代大統領セオドア・ルーズベルトにちなんだニックネームであることはよく知られています。 1902年の秋、狩猟愛好者であったルーズベルトは、ミシシッピ州の森で熊狩りを行いました。しかし首尾が悪く獲物が得られませんでした。 気を利かせた側近たちは、子熊を放して大統領が撃てるように手はずを整えました。ところがルーズベルトは「そのような無防備な動物を殺すのはスポーツマ

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  • 一代で崩壊した帝国・王国 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    創業者の代で崩壊してしまった短命の帝国・王国 いかに短命な王朝・王国であっても、皇帝・国王の代は数代続くのが普通です。大抵は二代目以降に混乱が生じてきます。後継者問題、前王朝・王国の末裔の抵抗、地方有力者の反乱、外国の侵略、自然災害など。 多くの場合、創業者は前王朝・王国の混乱を収束させ治安と安定を回復し、国を開きます。信望があったからこそ支配者となれたわけです。 それだけに、創業者が亡くなるとその王朝・王国も滅びてしまうということは、よほどその人物に問題があったか、かなり無理な状態で国を建設したか、外国の侵略や自然災害など想定外の出来事が起こったか。 いずれにしても異常事態と思われるわけです。 今回は一代で崩壊してしまった帝国・王国をピックアップしていきます。 なお、満州帝国などの傀儡国家は除外して純粋な民族国家のみで選んでいます。 1. エジプト第28王朝 謎に包まれたエジプト人の王

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  • マーガリンの歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    驚くべき進化を遂げた「バターの代替品」の歩み マーガリンが植物性だということはご存じだと思います。 安いし植物性だからという理由でマーガリンを買う方もいるでしょうし、トランス脂肪酸が体に悪いと考えて意図的に避けている方もいると思います。 マーガリンは「バターの代替品」という出自もあって、長年酪農産業やバター産業からの攻撃や規制を受けてきたし、消費者からも疑惑の目を向けられてきました。 しかし絶え間ない技術革新と進化により、確実に消費者によって信頼され市場を形成してきた歴史があります。 1. マーガリンとは Photo by SpooSpa マーガリンとバターは見た目も味も似ていますがまったく異なります。 バターは乳脂肪を撹拌し固形化させたもの。一方マーガリンは植物性の油を練り合わせたもの。コーン油、大豆油、紅花油など味に合わせて様々な種類の油が用いられています。 乳製品っぽい味がしますが

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  • 世界史の「僧侶戦士」7名 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    「信仰のために敵を倒す」僧侶兵士 中世日には僧兵という集団がありました。 延暦寺や根来寺などが有名ですが、広大な荘園領を持つ寺院の警備や、他の勢力との武力紛争に対応し、彼らの存在によって寺院は守護大名に匹敵する強大な力を持ちました。 似ているものに、中世ヨーロッパの騎士団があります。テンプル騎士団や病院騎士団、チュートン騎士団が有名ですが、聖地の守護や巡礼者の警護、さらには異端者への攻撃をその任務としました。 こういう集団をリストアップしても面白いのですが、今回はもともと業が僧侶で、訳あって武装し活躍した人をピックアップしてみたいと思います。 1. ル・ピュイのアデマール(フランス) 第一回十字軍の諸侯のまとめ役だった司教 アデマールはフランス南部の町ル・ピュイの司教で、第一回十字軍に教皇ウルバヌス二世の代理として従軍した人物です。 来の役目は従軍する兵士の魂の救済にあったわけですが

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  • 【太平洋戦争】ポツダム宣言受諾後も降伏しなかった日本兵 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    太平洋戦争が終結した後もジャングルに残った残留日兵 残留日兵と聞いて、パッと思い浮かべるのはおそらく、28年間グアムに居残った横井庄一さんと、29年間フィリピン・ルバング島に居残った小野田寛郎さんではないでしょうか。 敗戦の報を聞いて、大部分の人は悔しく思うと同時に「やっと国に帰れるぞ」と思ったはずなのですが、横井庄一さんの「恥ずかしながら帰ってまいりました」という印象深い言葉が示すように、当時の軍人には敗けてノコノコ帰るくらいなら死んだ方がマシというメンタリティを持っていた人が少なくありませんでした。横井さんや小野田さん以外にも大勢、居残って戦う道を選んだ日軍人がいました。 ほんの一部ではありますが、あまり名の知られていない残留日軍人をピックアップしていきます。 1. 大場栄 「あまり知られてない」と言っておいて、のっけから有名な方を紹介してしまいます。すいません。 大場栄さんの

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  • この世のどこかにあると考えられたユートピア伝説 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    冒険者たちが夢見たどこかにある理想郷 かつて、この世のどこかには「金銀宝石がザクザクあるお宝の町」や「辺境にあるキリスト者や仏教徒の理想郷」があると信じられていました。 冒険野郎たちはそのような夢のようなお話を信じて船に乗って世界中に繰り出し、大航海時代へ繋がっていきました。 こういった冒険野郎たちのおかげで世界は繋がって今や意志さえあればどこでも行けるようになったのですが、こういう夢のような土地がないことを彼ら自身が証明してしまったのは皮肉なことです。 今回はかつて存在が信じられていた伝説の都市をピックアップします。 1. エル・ドラド(南米のどこか) 南米のどこかにあるとされた黄金郷 16世紀、南米大陸にたどり着いたスペインのコンキスタドール(征服者)たちは、あるインディオの部族が「黄金や宝石を身につけ、黄金の粉をかぶって聖なる湖に浸かる儀式」を行うという噂を耳にします。 スペイン人た

    この世のどこかにあると考えられたユートピア伝説 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    maturi
    maturi 2019/04/02
    静に考えれば、「金銀が採れる」などという情報は絶対人には言わないものだと思うのですが、「一攫千金」の魅力。 バブル時代の不動産投資も、最近だと仮想通貨ブームも広義の「理想郷伝説」だったのかも
  • タコスの歴史 - なぜタコスは日本で流行らないのか? - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    メキシコの民族から世界のファストフードへ タコスべたことありますか? 「はい!」とまっすぐ手を挙げられる人ってそんなにいないんじゃないかと思います。ナチョスとか、トルティーヤとか、ブリトーとか、それっぽいものはべたことあるけど何をべたかあまりよく覚えていない、という人も多いんじゃないでしょうか。 まだまだ日人には馴染みの薄いべ物ですが、健康の人気が高まりでコーン100%グルテンフリーのべ物としてタコスに注目する人もいます。 いつか来るであろう「タコス・ブーム」の前に、タコスの歴史をまとめておきます。 1. タコスの原型 日では一般的には「タコス」と言われますが、アメリカやメキシコでは"taco(タコ)"と呼ばれます。 タコスは大きく分けると、ソフトタイプとハードタイプに分けられます。 ソフトタイプはとうもろこしの粉を溶かして焼いた柔らかいトルティーヤを使います。タコスの

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    maturi
    maturi 2019/03/22
    お好み焼きがあるから(てきとう)
  • ネクタイの歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    なぜここまでネクタイは広がったのか クールビズが結構浸透してきて、特にかしこまった場ではない普通のビジネスの場ではノーネクタイでもあまり失礼でないという風潮になってきました。やっぱ皆あまりネクタイが好きじゃなかったんだなあと思います。 息苦しいし、つけるの面倒だし、ないにこしたことないんですよね当。 日人のネクタイ離れはどんどん進んでいってるわけですが、なぜここまでネクタイが広まったのか、単に「みんなやってるから」以外の理由がある気がします。見た目のかっこよさもあるし、防寒という実用的な面もあるのでは? ということで今回はネクタイの歴史です。 1. 古代の「ネクタイ」 厳密には我々が言う所のネクタイとは違いますが、「首に巻く布」のファッションは古代世界にも存在しました。 最古の「ネクタイ」は、秦の始皇帝の墓を護衛する兵馬俑に埋められた、陶器の兵士が身につけているものです。 この「ネクタ

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    maturi
    maturi 2019/02/26
    クロアチア
  • 歴史的な価格下落をした6の通貨 - ハイパーインフレはなぜ起こったのか - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    お金とは何なのか、を考えざるを得ないハイパーインフレの世界 2007年から2009年にかけてジンバブエ・ドルが狂ったようなインフレを起こし、最後は100兆ジンバブエ・ドルまで発行されたのは記憶に新しいと思います。 この件は結構ネタ的に語られることが多かったですが、実際銀行に預金をしていたであろう庶民はたまったもんじゃありません。預金にあった1000万円が、ある日1円まで値下がりしてたみたいな話ですからね。庶民もバカじゃないので、金やドルに変えて持っておくとかそれなりの自衛策はやるんでしょうが、経済や市場は大ダメージを受け庶民生活にも影響があるのは必然でしょう。 今回はかつてハイパーインフレを起こした6の通貨から、どのようなタイミングで起こるものかを学んでいきたいと思います。 1. ハンガリー・ペンゲー(1945-1946) 国民生活の保証のために大量に紙幣を刷ったことで発生 史上起こったハ

    歴史的な価格下落をした6の通貨 - ハイパーインフレはなぜ起こったのか - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    maturi
    maturi 2019/01/15
    そうかー 紙幣をいっぱい刷るとインフレになるのかー そうなんだ- そんなことになったらたいへんだなー
  • 【太平洋戦争】日本軍が起こした忘れられがちな虐殺事件 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    事実として認めたほうがいい過去 日軍が起こした虐殺事件で最も有名なのは南京大虐殺です。 これはいまだに議論が盛んで、どういうわけかこの話になると普段は論理的な人も冷静さを失うほどです。 中国政府が発表する犠牲者の数が年々増えたり、多分に政治利用されているフシはありますが、火のないところに煙は立たないというか、数はともかく事実として事件はあったはず。 この、事実として受け入れるということが大事で、外からみたら日の右派的な言説があれこれイチャモンをつけてなかったことにしようとしているように見えるので、かなり心象が良くないです。 今回は日でも忘れられがちな「日軍の虐殺事件」を見ていきたいです。 1. ラハ飛行場虐殺事件(1942年2月) 掃海艇破壊の報復で300名以上のオーストラリア兵とオランダ兵を虐殺 蘭印攻略を進める日軍は1942年1月からアンボン島を空襲し、2月からオーストラリア

    【太平洋戦争】日本軍が起こした忘れられがちな虐殺事件 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    maturi
    maturi 2018/08/16
     自分たちの兵/軍属をまともに食わせてやれないロジで捕虜を扱いかねる組織
  • 弱小ポルトガル・ファシスト政権の「生き残り戦略」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    ファシストだけど戦わないという「第3の道」 1929年10月、ウォールストリートで起こった株価の大暴落は、後に世界的な大恐慌を巻き起こしました。 アメリカやイギリスなど各国が自国の保護を優先して通貨や自国産業の保護を優先しブロック経済に走った結果、植民地を多く持たないドイツ・イタリア・日といった国は全体主義を推し進め暴力的手段を用いて経済危機から脱出を図ろうとし、結果的に第2次世界大戦が勃発することになったのでした。 さて、ヨーロッパの中でもとりわけ弱小国のポルトガルは、イギリスやフランスのような植民地経済圏もない上、軍事力もないのでドイツや日のような暴力的手段も取れない。 それでも、何としてでも生き残らねばならない。 ポルトガルの独裁者サラザールは、ファシズムを取り入れつつも決して戦わないという、「第3の道」を取って激動の時代の生き残りを図ったのでした。 1. 19世紀のポルトガル社

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    maturi
    maturi 2018/08/14
    https://ja.wikipedia.org/wiki/リスボンに誘われて  偶然手にした1冊の本に心奪われた教師が、若くして亡くなった著者を知る人々を訪ね歩く姿を通し、独裁政権「エスタド・ノヴォ」時代のポルトガルに生きた青年の波乱の人生
  • 【太平洋戦争】日本の無条件降伏反対派による蜂起事件 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    徹底抗戦派によるクーデター・蜂起・騒乱事件 1945年8月15日に日はポツダム宣言を受け入れて無条件降伏し、天皇陛下による玉音放送によってその事実は戦闘中の軍人及び民間人に広く伝達されました。 大部分の人はそれを受け入れたようですが、中には「降伏はありえない」としてあくまで徹底抗戦を主張する人もいました。 「日男児たるもの最後の一兵になるまで戦うべし」などと教え続けてきたから、気でそう考えるやつが出てきても無理はありません。 8月15日近辺で起きた、降伏反対派による事件をピックアップします。 1. 西部軍による九州独立構想 九州を独立させ徹底抗戦をする構想 西部軍は連合軍の日土侵攻に備え、中国・四国・九州を統括するために設置された陸軍の組織で、昭和20年九州全域の地上作戦を任務とする「第16方面軍」、警備や補給、地方機関との連携を任務とする「西部軍管区」に分けられました。 8月1

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    maturi
    maturi 2018/08/13
    洗脳が不十分だったというか、洗脳が解けるのに十分だったというか
  • ある日突然消息不明となった人物の未解決事件 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    行方が分からず遺体も発見されていない著名人たち 近年、失踪者・行方不明者が注目を集めています。 2016年の日の行方不明者は84,850人で、家出などが多いのですが、大半が警察の捜査などで発見されます。しかし発見されずに失踪者扱いされるのが985人もいます。 日で1000人近くいるとなると、世界で合計すると何十万単位で毎年失踪しているんじゃないでしょうか。これまでの数を累計すれば、とてつもない数になります。 当時の有名人・著名人も例外でなく、歴史上も多くの人物が失踪し大ニュースになっています。 1. ハチャトゥル・アボヴィアン 1849年失踪(アルメニア) 散歩に出かけたまま失踪した「アルメニア文学の父」 ハチャトゥル・アボヴィアンはアルメニアの作家・教育者。 1858年に東部アルメニア方言を元にした「近代アルメニア語」を用いて、同国初の小説「アルメニアの傷」を出版しました。この功績が

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  • 実は存在しなかったと考えられる世界史の人物(前編) - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    創作の人物の疑いが強い世界史で登場する人物たち 子どもの頃にかつて歴史で学んだ人物が、大人になって実は存在しないことが分かってショックを受ける、ということがあります。 例えば、武蔵坊弁慶や紀伊国屋文左衛門、少しマイナーなところだと後醍醐天皇の孫・尹良親王や、那須与一の弟・那須宗久など、創作の可能性が高いと言われています。 聖徳太子も創作である説もあり、もし当だったら日歴史がひっくり返る大事件です。 日史だけでも数多くいるのですから、世界史にはとてつもなく大勢の「存在しなかった人物」がいます。今回は前後編でそんな人物たちをピックアップします。 1. 李自成のブレーン・李巌(りがん) 優しく強く、貧しい人たちの味方・李巌 一介の駅卒から身を起こした李自成は、大勢力を誇る盗賊団の首領になり、ライバルの軍閥や盗賊団を蹴散らし、とうとう明王朝を倒してしまいます。その後、北方からやってきた満洲

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