大阪・泉州の秋を彩る「岸和田だんじり祭」(大阪府岸和田市)で、街中を勇壮に駆け回るだんじりにGPS(全地球測位システム)端末を搭載する取り組みが広がっている。昨年は岸和田地区の宮本町の1台が導入し、今年は計14台が搭載する。目当てのだんじりを簡単に見つけられる効果があり、発案した会社員の植田篤史さん(43)は「曳(ひ)き手や家族はもちろん、地域住民や観光客にも喜んでもらえるはず」と胸を張る。 今年、搭載するのは、9月祭礼(16、17日)に参加する岸和田地区22台のうち2台と春木地区の全12台。特設サイト「Danjiri Ima Doko GPS」(https://gpsdanjiri.jimdo.com)の両地区の地図でだんじりの現在地を示し、パソコンやスマートフォンで確認できる。