先日の総選挙では郵政民営化・郵政民営化法案が大きな争点となりました。 この郵政民営化法案が衆議院(2005/07/05)で可決、参議院で否決された為に廃案となり、その是非を国民に問う為の総選挙と位置付けての衆議院解散が行われたのです。 選挙の結果、この国の主権者である国民は与党に衆議院の三分の二を超える議席を与えましたが、この「衆議院の三分の二」と言うのは参議院で否決された法案も衆議院で成立させられる数です。 つまり、与党としては参議院の“造反組”の動向に関わらず法案を成立させるだけの力を得ました。 その力を与えたのが有権者の意思だったのでしょう。 今回の「歴史的大勝」に終わった選挙の後に「もしも・・・」と言うのは、あまり意味のない話ですが、どうしても考えてしまう事があります。 もしも、郵政民営化法案が衆議院で7月5日に否決(棄権した与党議員のうち6名が反対票を投じれば否決されていました)
2005年09月14日03:06 カテゴリ世の中 選挙結果 二院制で本当によかったね。憲法を決めるときに一院制にしていたら、今度の選挙結果で憲法改正発議ができるようになってたところですよ。もっとも、法律は参議院で否決しても、衆議院で再可決すれば、成立するようになってしまいましたが。 ところで、仮に比例代表では、多くの方々がわりと正直に支持政党に投票しているのだと考えてみましょう(もちろん、無党派層の場合は、そのときに気が向いた政党でいいんですよ)。小選挙区だと、自分の選挙区で立候補者が出ていない政党を支持している人たちは、しょうがなしによその政党の候補者に票を入れますよね。でも、比例区なら、共産党、社民党までは全国すべての選挙区で名簿を提出していますから、支持政党に投票できるというわけです。 そこで、全国11の比例区で各党が獲得した票を合計してみると次のようになります。 自民 25,887
佐々木俊尚 特別寄稿!『日本で「ブログ世論」は生まれるか』(衆議院選挙2005 ブログ選挙ポータル) 佐々木俊尚 特別寄稿!『ブログは選挙に影響を与えたか』(衆議院選挙2005 ブログ選挙ポータル) ネット上で小泉改革を熱烈に支持している人たち(佐々木俊尚の「ITジャーナル」) ふと、はてなブックマークで人気を集めた「勝者の非情・弱者の瀰漫」を連想しました。内田樹さんの記事もまた、佐々木さんのいうまるで弱者の愚民がファシズムを支持している――といわんばかりの意見の変奏曲だと思う。 ネット上で小泉支持を打ち出し、民主党を批判している人たちの多くは、小泉改革によって打撃を受ける側のセグメントに属していることになる。本当にそうだろうか?という佐々木さんの問題提起は興味深い。同様の状況は、日本では昔からよく見られました。なぜ社会党が政権をとれず、自民党政権が続いてきたのか? 70年安保の盛り上がり
衆院選が終わって二つ心にひっかかっていることがある。一つはちょこっと書いたけどそれ以上に展開するのはためらうものがあり、書かないかもしれない。もう一つは、「今回の選挙は女性の選挙だったなぁ」というものだ。 このブログも昨今の流れだけで読まれて奇妙な誤解をされることもあるし、誤解だなんだっていうのもブログの世界では野暮なことだとは思うが、過去エントリは「極東ブログ インデックス」(参照)から日付単位だがアクセスできるようにしてある。昨年の七月参院選後のエントリもインデックスからアクセスできる。「極東ブログ: 参院選であまり問われなかった女性議員の問題(2004.07.12)」(参照)というエントリでは、私は各国における女性議員の比率について触れ、こう締めくくった。 話が散漫になったが、ただのスローガンではなく、もっと大きな潮流として、日本でも女性がいっそう政治に大きく関与しなくてはならない時
gooの衆院選特集に『ブログは選挙に影響を与えたか』という原稿を書いた。この中で、日経ビジネス今週号の記事のこんなくだりを引用した。 <ネット世論が実際の選挙結果にどの程度影響を及ぼすかは、未知数だ。2004年の参議院選挙でもネット世論は盛り上がった。だがその内容は実際の投票結果と乖離していた。「2ちゃんねるなどに頻繁に意見を書き込む人々は、もともと反民主党の傾向が強い。今回の選挙は新聞やテレビが早くから自民優勢を予見したため、彼らにとって(民主党たたきの書き込みが)絶好の遊び場となった」と北田(暁大・東大大学院)助教授は分析する。 政治談義が好きな2ちゃんねらーたちは自民党に投票する可能性が高いが、特定の人が複数の名前で書き込んでいるためネット世論は実際より大きく見える。「選挙権を持たない若年層の書き込みも少なくない」(若者の社会文化を研究する国際大学グローバル・コミュニケーション・セン
注目された衆議院選挙が自民党の圧勝という結果で終わった。個人的には郵政民営化には賛成だが、政党としてはここ数年ずっと民主党を応援してきたので、今回は迷った。小泉首相のリーダーシップはまあいいが、一番感じたのは民主党、岡田代表の頼りなさだった。特に、テレビCMでの「ニッポンをあきらめない」という台詞には耳を疑った。 編集っぽい感覚で言わせてもらうと、「あきらめる」という言葉を使った瞬間、いくら「ない」と否定しても、視聴者には「あきらめる」という言葉の印象が耳に残ってしまう。そして、潜在意識には、「民主党って日本をあきらめてたのか」くらいの漠然とした感覚がフワッと残ってしまう。不思議だが、言葉にはそんな性質がある。少なくとも、日本を引っ張る強さは感じられない。 だから、今回のキャッチコピーで「ニッポン」を使うならば、「ニッポン」+「(Positiveワード)」という組み合わせにすることが必須条
作文がまだ書けていない. 以下は現実逃避・・・ 予測市場としての総選挙はてな 結局どのくらい予測市場として成功したのだろう?はてなアイデア日記に選挙結果と総選挙はてなの比較表があるが,グラフにしてもう少し比較対象を増やしてみた. 選挙前の議席数 自民 公 民主 他 総選挙はてなによる予測 自民 公 民主 他 実際の結果 自民 公 民主 他 比例区のみの結果 自民 公 民主 他 小選挙区の得票率(Irregular Expression,赤旗) 自民 民主 他 総選挙はてなは,ある程度は議席数を予測できているものの,自民党の大勝を予測できていない.なぜずれたのか,いくつかの可能性が考えられる. 選挙前の議席数に影響された マスコミ報道などで発表される支持率に影響された 実際の支持率に影響された(議席数を予測してではなく,単純に支持する政党を買う人が多かった) 民主党支持者が熱心に買い支えるな
「総選挙はてな」は、日本において予測市場が初めて現実の予測テーマに対して検証可能なかたちで実施された画期的なケースです。 「総選挙はてな」のもととなっている「はてなアイデア」は、はてなによるアイデアの実装という、はてな自身によってコントロール可能なものを予測対象としているため、客観的な予測力の検証には若干なじまないところがあります。これに対し「総選挙はてな」は、衆議院総選挙という誰にもコントロールできない事象に関する予測であり、また各種の世論調査や各社の議席予測など、比較対象があることから、日本における予測市場の可能性や実施に関する課題などを分析するのに適していると考えられます。 予測市場はまだ新しい手法であり、海外でも実証研究の事例はあまり多くはありません。日本ではもちろんこれが初めてのケースですので、研究にあたっては、参加者がどんな方々で、どのように取引されたのか等、基礎的な部分からデ
アップルの音楽サブスクリプションサービス参入の可能性--業界の現状を検証 アップルが音楽サブスクリプションに参入するとかねてから噂されているが、これまでの他社の動向、専門家の見解を見る限り、可能性はあまりなさそうだ。 2008/09/25 07:15 [スペシャルレポート] MS、「Windows 7」プレベータ版を開発者向けイベントで配布へ マイクロソフトは、10月に開催されるPDCにおいて、初の「Windows 7」プレベータ版を配布する方針を明らかにした。製品版の一般向けリリース時期としては、2009年後半が有力とされている。 2008/09/25 06:36 [情報システム] Digg、2870万ドルの資金を調達--サイトの拡大計画も明らかに ソーシャルニュースサイトのDiggは、新たな資金調達ラウンドによって、2870万ドルを獲得し、英語以外の言語でのサービス提供など
「公職選挙法違反ではないか? いや違うのでは」。サービス開始時にインターネット界で話題となった「総選挙はてな」は、予測市場と呼ばれる日本では耳慣れない仕組みを利用。政党を会社に見立てて株式(アイデアポイント)を発行、その株式をユーザーが取り引きすることで政党の時価総額=議席数を予測するサービスだ。 「話題を提供することで選挙や政治に関心を持ってほしい」と語る、株式会社はてな代表取締役近藤淳也さん(29)に、「総選挙はてな」の意義、そしてブログやネットのリアル社会への影響についてインタビューした。近藤淳也 株式会社はてな代表取締役 1975年生まれ。三重県育ち。京都大学理学部卒業、同大大学院中退後、自転車競技のカメラマンを経て、2001年にはてなを創業。社員は現在13名。ブログサービスの「はてなダイアリー」や「人力検索」をはじめ、予測市場の仕組みを用いた「はてなアイデア」、気に入ったブログの
【2005年9月11日】 以下は政党別の当選者数と、地域別の当選者一覧である。 投票率 (総務省集計) 小選挙区:67.51% (前回比7.65%増、男66.80%、女68.18%) 比例:67.46% (前回比7.65%増、男xx.xx%、女xx.xx%) 小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降の衆院選で、最高の投票率。 政党別第44回衆議院議員選挙当選者数(グラフ)
2005年総選挙の投票が締め切られたんで、第一報のエントリー 2005年8月29日時点の公示前勢力 自民212 民主177 公明 34 共産 9 社民 5 国民 4 日本 3 大地 0 無所 32(内、自民造反30) 諸派 1 9月4日時点での各社の情勢分析 朝日 毎日 共同 日経 東京 読売 自民255 248~294 260 251 264 208~289 民主163 124~165 147 159 150 91~199 公明 28 27~ 33 35 35 34 31~ 38 共産 8 9~ 11 10 9 7 8~ 12 社民 8 5~ 9 7 7 3 4~ 8 国民 1 1~ 2 2 2 2 2~ 3 日本 2 0~
NHKの無所属・郵政反対派の議席数(??のところ)は、ザッピングした段階で細かくメモ取れなかったので省略。まあ、大勢には影響なしってことで勘弁ね。あと、テレ東は例によって8時45分から特番。なんか、後出しじゃんけんの人を同列に並べて当たったとか当たってねえとか評価されるのも、他のテレビ局にとっては心外だろうから、載せないことにした。誰か8時45分の時点でチェキラできたら、コメント欄にでも書き込んでみてください。 これだけ激戦と言われていたからさぞかし局ごとに予想の差が出るのかなと思っていたら、ほとんど出てないなあ。NHKの幅予想は別にしても、民放4社の自民、民主の予想議席数の差がどれも各党議席数全体の2%以内に収まってるというのは驚異的。「自・民激突」とか言っていたほとんどの選挙区は、出口調査だけで完全に勝ち負けが読めたっていうことかな。開票予想の当たり外れの焦点だったのは、郵政民営化反対
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