タグ

ライトノベルに関するnornsaffectioのブックマーク (2)

  • 文学少女を吊るせ

    私は野村美月の書く小説が嫌いである。 彼女が書く作品は、不思議なほど私の心を苛立たせる。 最初にそれを感じたのは『“文学少女”』シリーズである。 『“文学少女”』シリーズは、が大好きすぎてべてしまうと自称する遠子先輩が、身の周りで起こった事件に文学的な妄想で挑んでいくミステリ作品である。彼女は事件を解決するにあたって、当然のように文学作品を引用する。何故なら、彼女の周囲で発生する事件は、常に文学作品をなぞらえたものだからである。真相を自供する黒幕は、文学作品の登場人物に同一化した自分の心情を滔々と語る。もちろん、その現場には文学的知識に欠けた間抜け野郎は一人もいない。 それらを読んで私は思ったものだ。 何やこの世界、と。 文学作品を読んでいることは当たり前であるという前提に。 読書は数ある趣味の中でも至高のものであり、そうでない人間は野蛮だという雰囲気に。 が好きだと嘯きながら、その

    文学少女を吊るせ
  • 『とらドラ!』で描かれた、母性のエゴイズムへの“処方箋” - シロクマの屑籠

    とらドラ10! (電撃文庫) 作者: 竹宮ゆゆこ,ヤス出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2009/03/10メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 103回この商品を含むブログ (288件) を見る 『とらドラ!』がめでたく完結した。この方面の娯楽作品としては素晴らしいクオリティで、ずっと楽しませてもらった。しかもただ面白いだけでなく、あれこれと考えさせられる内容でもあった。 思春期を取り扱った作品の多くがそうであるように、この『とらドラ!』もまた、主人公達が自己決定していく物語であり、“親世代や社会との軋轢”*1に直面しながらも、それらと折り合いをつけていく描写が作中に含まれている。アニメ版25話で、実乃梨が自己決定について泣きながら訴えていた内容などは、思春期モノの作品では珍しくない。 とはいえ、幾つかの点で『とらドラ!』はいかにも今風で、興味をそそられる。 まず

    『とらドラ!』で描かれた、母性のエゴイズムへの“処方箋” - シロクマの屑籠
    nornsaffectio
    nornsaffectio 2009/03/29
    井上達夫と併せて読みたい。
  • 1