タグ

ブックマーク / www.kojundo.blog (2)

  • テフロン撹拌子に注意!!

    表1 鈴木-宮浦反応により、フェニルボロン酸という物質と表の反応物をある条件で反応させた場合の生成物の収率(%)を示した。 なぜ無視できない量の金属が撹拌子にくっついてしまうのかについて、彼らは理論的な考察を行っています。それによると、撹拌子が機械的にダメージを受けることで、テフロンの分子中の結合が一部切れると、パラジウム等の金属が強くテフロン分子に結合することも分かりました。よって新しくて表面なきれいな撹拌子よりは、わずかでも亀裂が入ったような撹拌子は、より金属がつきやすいと考えられるのです。 彼らは、使い古しの撹拌子は効率の良い触媒になり得ることが分かったので、触媒反応の実験では必ず新品の撹拌子を使ったときの実験もあわせて行うべきだと結論づけています。さらに、今後金属が結合した撹拌子自体が、これまでにない性能の触媒となる可能性も持っていると言っています。まさに瓢箪から駒かもしれませんね

    テフロン撹拌子に注意!!
  • ニッケル(Ni)~西洋の悪魔と日本の鬼

    身近な金属ニッケル。その名は伝説上の悪魔に因みます。一方、日で知られたニッケル鉱山に近い京都府北部の大江山は、鬼退治伝説の地でもあります。それぞれどんな歴史があるのでしょうか。 悪魔が役立たずにした石 古くからドイツでは、ある鉱石がガラスを緑に着色するのに用いられました。その鉱石は銅鉱石に似ていて、硝酸に溶かすと銅に似た緑色の溶液ができましたが、そこから銅は得られませんでした。 ドイツの鉱夫たちは、これは伝説上のいたずら好きな妖精ニコラウス(Nicolaus)の仕業で、困り者の妖精が銅鉱石を役に立たなくしているとして、この鉱石をKupfernickelクプファーニッケル(偽の銅)と呼びました。ドイツ語のNickelには「強情な子」の意味もあり、英語でold nickはずばり「悪魔」のことです。 「偽の銅」はニッケルとヒ素を含む紅砒こうひニッケル鉱(主成分はNiAs)でした。この鉱石は、酸

    ニッケル(Ni)~西洋の悪魔と日本の鬼
  • 1