著名人に聞く「競馬と私」。 今回はフリーキャスターでテレビ番組の司会者として活躍中の草野仁さんに、競馬との出会い、当時のエピソードについてお聞きしました。 ——草野さんが競馬を始められたのは、どのようなきっかけからですか? 草野あれは忘れもしませんね。昭和41年のダービー直前。 当時私は、中日スポーツをとっていましてね。 見出しに大きく「今年のダービー売上は20億に達しそうだ」と出ていたんですね。 当時の大卒の初任給が良くて3万円くらいでしょ。その数字を見て、「エーーッ、20億」と驚きまして。 私は大学で社会学を勉強していたこともあり、 「なぜ多くの人が、お金を出して馬券を買うのだろう」 「これは一度見に行く必要があるな」と思ったんですね。 それで兄を連れて中山競馬場へ行ったのが、競馬へ深く入り込むきっかけですね。 ——それ以前に競馬に触れる機会はございましたか? 草野新聞のニュースや週刊