ヒラリーを心底嫌ったアメリカの本音 「最も困難なガラスの天井は打ち破れなかった」。米大統領選で敗北したヒラリー・クリントン氏の言葉が印象的だった。彼女は紛れもなく超大国の最高指導者に最も近づいたアメリカ人女性だったが、その天井は高く、あまりに硬かった。米国初の女性大統領が幻に終わったのはなぜか。米国社会に底流するホンネを読み解く。
アメリカ大統領選挙で民主党のクリントン候補は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定について、「アメリカの労働者にとって不公平な内容で、選挙後も、大統領になっても反対する」と改めて強調し、弱点とされる白人労働者層の支持拡大を図る狙いがあるものと見られます。 この中で、クリントン氏はTPPについて、「大企業に有利な制度が設けられており、私は反対だ」と述べました。さらに、「TPPはアメリカの労働者にとって一方的で不公平な内容だ。私は今も、来月の選挙のあとも、来年1月に大統領になっても、反対する」と改めて強調しました。 クリントン氏としては、製造業が盛んで自由貿易への警戒感が根強いオハイオ州でTPP反対を訴えることで、弱点の一つとされる白人労働者層の支持拡大を図る狙いがあるものと見られます。 TPPをめぐっては安倍総理大臣が先月、ニューヨークでクリントン氏と会談し、その意義を強調して早期発効を目指
7月21日、米大統領選の民主党候補指名がほぼ確実となったヒラリー・クリントン前国務長官は、早ければ22日にも副大統領候補を発表する見通し。写真はラスベガスで19日撮影(2016年 ロイター/David Becker) [ワシントン 21日 ロイター] - 米大統領選の民主党候補指名がほぼ確実となったヒラリー・クリントン前国務長官は、早ければ22日にも副大統領候補を発表する見通し。民主党のリベラル派は、環太平洋連携協定(TPP)に反対するとともに徹底したウォールストリート(米大手金融機関)改革を支持する人物の起用を強く求めている。
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