メーカー各社が新型PCを発売すると、仕事帰りのサラリーマンなどが夕方の量販店に足を運び、機能を吟味したり、店員と値段交渉に臨んだりした。そうした光景はもはや過去のもの。今ではPCマニアくらいしか熱心に売り場へ通わないのが実態ではないだろうか。 そんな状況だから、当然、PC市場の縮小は止まらない。 IT調査会社の米ガートナーが発表した2016年のPC出荷台数予測(世界)は2億3200万台。2015年に比べると約5000万台の減少。そして、2012年の3億4300万台に比べると32%減と、約3分の2の規模にまで落ち込むことになる。わずか4年で1億台以上も目減りした計算だ。 販売金額では、2012年の2190億ドルに比べて、45%減となる1220億ドルと、半分近くまで縮小。低価格向けの製品へと売れ筋がシフトしていることを示す結果となり、PCメーカーにとっては収益確保が厳しい状況であることがうかが
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