トランプ米大統領は22日、ホワイトハウス高官の宣誓式で「北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉を始める」と明言した。就任後に再交渉に触れるのは初めて。31日にメキシコのペニャニエト大統領と直接会談するほか、カナダのトルドー首相とも近く会談する予定で、選挙中に公約したNAFTAの再交渉を本格化させる考えだ。 メキシコとは移民や安全保障についても話し合うと言及。「メキシコの大統領は素晴らしく、両国にとってとてもいい結果が得られるだろう」とした。就任翌日の21日にメキシコ、カナダの両首脳と電話会談しており、経済的なつながりが深い両国との協議を優先する考えだ。 27日には、訪米する英国のメイ首相と外国の首脳では初めての会談に臨む。トランプ氏は今月の英タイムズ紙のインタビューで「英国の欧州連合(EU)離脱は素晴らしいものになる」としたうえで、米英の貿易協定を「とても素早くやる」と述べており、貿易分野