サッカー女子日本代表“なでしこジャパン”が3大会ぶりの優勝をめざし熱戦を繰り広げる※サッカー女子ワールドカップ(以下「W杯」)。 ※2023年7月30日現在 LGBTQ・性的マイノリティーを公表した選手は過去最多に上ります。 今大会、FIFA(国際サッカー連盟)はジェンダー平等などのメッセージを記した腕章の着用を許可しました。 この決定の裏に何があったのか。プロサッカー選手の国際的な労働組合FIFPROの職員として交渉現場に立ち会った辻翔子さんに話を聞きました。 (クローズアップ現代 取材班) プロサッカー選手の渉外を担当する辻翔子さん 辻翔子(つじ・しょうこ)さんは幼少期をオランダ・アムステルダムで過ごし、そのころからサッカーに興味を持ち始めました。帰国後は横浜Fマリノスのサポーターになり、毎週末スタジアムに通うほどでした。高校・大学時代には選手として活躍。2011年にスペインに