島田市は新型コロナウイルス感染症防止策の一環として、15日から手作り布マスクの型紙を広報紙とともに各戸配布する。市からボランティアらに材料を提供する形での「マスク生産」にも乗り出していて、市民一丸となっての感染予防を呼び掛ける。 型紙は伸縮性の素材などに転写し縫い合わせることで、簡単に立体型マスクを作ることが可能。市が材料を提供して市内ボランティアや学校給食調理員らが作製するマスクは、子どもや介護施設関係者など必要とされる人に配布を進める。このほか市内の就労継続支援B型事業所の協力を受け、22日から市役所で布製マスクを販売する予定。 同日開かれた市の対策本部会議で、染谷絹代市長は老人福祉施設や学校などを対象に保健師が出向いて集団感染防止策を指導する方針を示した。市が備蓄するマスクは医療関係施設などに優先的に配布しているため「自宅でマスク縫製を手伝っていただけるボランティアを募集したい」と呼