新進気鋭の言論人に贈る第20回「正論新風賞」(フジサンケイグループ主催)の表彰式が12日、大阪市北区のリーガロイヤルホテルで行われ、受賞した評論家の江崎道朗氏(58)が「令和日本の課題-経済・国防・歴史」と題して記念講演した。 江崎氏はトランプ米政権の4年間を振り返り、「最大の特色は米国の世界戦略を『テロとの戦い』から『中国との競争』に大転換させたことである。経済と軍事を連動し、中国を屈服させるのではなく、制御しようとした」と指摘。その上で、日本が今後取るべき対中戦略について「同盟国との関係を強化し、中国による問題行動の抑止に努めていく必要がある」と提言した。